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卒業式の送辞 小学校の場合の例

小学校の卒業式で送辞を読むのは在校生代表の5年生です。

在校生の送辞もあらかじめ先生が考えたものを読む場合と

代表が自分で文を考えて読む場合があります。

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学校によって慣例が異なりますが、

今回は在校生が自分で考える場合の考え方と例文を紹介します。

送辞の基本的な構成
送辞の具体的な例文

に分けて進めていきます。

送辞の基本的な構成



使われている言葉や小学校、中学校、高校の違いはありますが、

送辞は次の様な構成になるのが通例です。

冒頭 時候の挨拶
卒業生へのお祝いの言葉
卒業生への感謝
卒業生への激励

では、これらについて例を挙げながら具体的に見ていきます。

◆冒頭 時候の挨拶

時候の挨拶はその季節に合った言葉を使った文の導入になりますが、

小学生にはあまり馴染みのないものかもしれません。

この部分は先生や大人の方々に聞いてみるのもよいでしょう。

いくつか例を挙げると

少しずつ春めくこの季節に…

巣立ちゆく若鳥の様に希望に胸を膨らませて卒業される皆さんの…

雪解けに春のうららかな光が注ぐ季節に…

冬の寒さも落ち着き、春の暖かさが感じられる3月となりました。

寒さも少しずつやわらぎ、花の蕾も膨らみ始めた今日この日に…

日差しに少しずつ春の気配を感じる今日この頃…

など

地方によって気候は様々で、卒業式でも雪が残っている地域もありますし、気温が高くなり春本番の地域もあります。

送辞の時候の挨拶はそれほど季節を厳密に表現する必要はなく、

巣立ち、冬から春へ、花開く、など卒業生の未来への明るい展望を感じさせる言葉であれば問題ありません

このブログの記事 卒業式の送辞で使われる時候の挨拶の考え方でも詳しく触れていますが、卒業式当日の実際の気候は余り気にしなくてもよいのです。

学校によっては1ヶ月くらい前から卒業式のリハーサルに取り組むこともありますから、

考えた言葉にズレが出てしまうこともあるでしょう。

卒業生の明るい未来が感じられるものであればよいのです。

また、教えてもらった言葉も普段自分が使っている言い回しに直したり、それに近い言葉を使った方が送辞全体の統一感を出しやすくなります。

◆卒業生へのお祝いの言葉

ここはほぼ定型句に近いものです。



6年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

在校生を代表して心からお祝いいたします。

ご卒業を迎えられた6年生の皆様、おめでとうございます。

在校生一同、心からお祝い申し上げます。

など

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◆卒業生への感謝

ここは送辞の中でもいちばんボリュームがある部分で、個性の出せる部分でもあります。

学校行事、集団登校などでの思い出を盛りこみます。

個人的な出来事や体験と全校で行った運動会や合唱コンクールなど偏らないように気を配ります。

個人的なエピソードをあまりに詳しく書くと、特定の人に向けたものになってしまいますし、

学校行事だけにすると漠然とした思い出の羅列になってしまいます。

バランスを考えます。



私の記憶に強く残っているのは、入学間もない頃、新しい環境に不安でいっぱいの私たちに 優しく声をかけてくださり、学校のことをいろいろと教えてくださったことです。

このとき、皆さんのことがとても頼もしく感じられました。

恒例の全校遠足の時には6年生の班長さんを始め、皆さんが様々な役割りをこなし、

1年生から5年生までの班をまとめて行動していました。

1人の生徒が迷子になった時にも班全体がバラバラにならないよう、

先生方とともに探しに行く係、連絡を受ける係、残った班の生徒をまとめる係と分担して行動し、 私達の世話をして下さいました。

6年生の皆さんはクラブ活動でも、登下校時でも、委員会でもいつも私たち下級生を引っ張ってくれる存在でした。

常に私たちのお手本となってくれた6年生の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。


など

◆卒業生への激励



4月からは私たちが最上級生になります。

6年生の皆さん達の様に下級生にとって頼もしくお手本になる存在になれるか心配ですが、

皆さんから教えていただいたことを胸に○○小学校を引っ張っていきます。

これから皆さんは中学校へ進学されます。

自分の力を信じて頑張ってください。在校生一同皆さんをいつまでも応援しています。

皆さんの活躍を心から願い、贈る言葉とさせていただきます。

在校生代表○○○○

など


では、全体を通した例文を紹介します。

卒業式の送辞 例文



小学校の高学年なので、分かりやすい言葉を使うようにします。



雪解けに春のうららかな光が注ぐ季節となりました。

このよき日にご卒業を迎えられた6年生の皆様、おめでとうございます。

在校生を代表して心からお祝いいたします。


皆さんは、いつも私たち下級生に寄り添い、助けてくださいました。

入学して間もない頃、新しい環境に不安でいっぱいの私たちに 優しく声をかけてくださり、学校のことをいろいろと教えてくださいました。

このときは、皆さんの存在がとても頼もしく感じられました。

恒例の全校遠足の時には6年生の班長さんを始め、皆さんが様々な役割りをこなし、1年生から5年生までの班をまとめて行動していました。

1年生が迷子になった時にも班全体がバラバラにならないよう、

先生方とともに探しに行く係、連絡を受ける係、残った班の生徒をまとめる係と分担して行動し、 私達の世話をして下さいました。

6年生の皆さんはクラブ活動でも、登下校時でも、委員会でもいつも私たち下級生を引っ張ってくれる存在でした。

常に私たちのお手本となってくれた6年生の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。


4月からは私たちは最上級生になります。

6年生の皆さん達の様に下級生にとって頼もしくお手本になる存在になれるか心配ですが、

皆さんから教えていただいたことを胸に○○小学校を引っ張っていきます。

これから皆さんは中学校へ進学されます。

私たちは皆さんに期待しています。自分の力を信じて頑張ってください。在校生一同皆さんをいつまでも応援しています。

皆さんの活躍を心から願い、贈る言葉とさせていただきます。

在校生代表○○○○


小学校の卒業式で送辞を考える時の参考にしてください。

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