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カタツムリの飼い方 掃除の仕方とタイミング

雨が多くなってアジサイがきれいに咲き始めると

カタツムリを思い浮かべる方も多いでしょう。

今回はカタツムリの飼い方で大切な掃除についてお話します

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カタツムリは雨の季節だけの生き物ではなくて、一年中生きています。

大きさと種類によって寿命も異なりますが、

5cmくらいまでのもので、1年くらい

5cmを越えるものは8年から15年くらい生きることがあります。

それも飼い方次第ですので、カタツムリにできるだけ快適な環境を作ってあげましょう。

1、カタツムリを飼うときの用意
2、飼育ケースの掃除方法
3、掃除のタイミングと注意点

に分けて説明していきます。

カタツムリを飼うときの用意



カタツムリに快適に過ごしてもらうための飼育ケースの環境を整えます。

・飼育ケース

必ずフタのできるものを用意します。

飼育する数に合わせた大きさの昆虫ケースや水槽を用意します。

初めから蓋つきのものなら問題ありませんが、カタツムリは返しがあっても逃げてしまうので、

きっちりと蓋ができるものが必要です。

フタの無い水槽なら、目の細かい網を使ってフタを自作する必要もあります。

・床の素材

通気性と保湿という反する条件を満たすようにします。

カタツムリを飼うときには保湿は欠かせませんが、あまりに通気性が悪いとカビが生える原因になります。

一般的には

一番下に川砂(細かい砂利)を一番下に敷いて、

その上に腐葉土を敷く

ようにします。

または、

夏の時期には

粒状活性炭を敷いた上に細かい砂利を敷き、

秋から冬にかけては保温用に落ち葉などを入れる

という方法もあります。

いずれも、常に乾燥に気を付けて、霧吹きで湿度を保つようにします。

・木炭

カタツムリが登ったり、陰に隠れたり、いろいろと活躍します。

この陰に卵を産んだりすることもあります。

快適に過ごしてもらうための工夫です。

・小石など

木炭と同じようにカタツムリの遊びばになります。

・霧吹き

必需品です。

乾燥は厳禁なので常に気を付けます。

気温や季節にも関係しますが1日に2回を目安に状態を確認しながら行います。

・餌を置く皿

日持ちがしない果物、野菜などの生ものは小さなお皿に置いておく方が交換と取り除きが楽です。

では飼育ケースの掃除方法を見ていきましょう。

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飼育ケースの掃除方法



まず、掃除の方法からです。

◆掃除の方法

①フタを掃除する

ヌルつきがどうしても出るので、スポンジやたわしを使って洗います。

素材によって使い分けてください。

網ならば傷がつかないようにスポンジなどで、プラスティックならたわしなどで、凹んだ部分もきれい洗います。

ヌルつきが無くなれば完了です。

②腐葉土を取り出す

腐葉土はカビやすいので一か月に一回くらい取り出して日に当てて消毒します。

この作業は時期によって注意が必要です。

詳しくは後で説明します。

③砂利を洗う

次に砂利を取り出して洗います。

交換する必要はなく、ザルを使って水を流しながら洗います。

洗うタイミングは悪臭がし始めるちょっと前くらいが適切です。

砂利と腐葉土を入れてある環境ではバクテリアが繁殖していて、それが汚れやにおいを処理してくれています。

バクテリアの処理能力が弱くなってくると悪臭がし始めます。

洗えば当然バクテリアは死滅するので、環境をリセットする感じです。

粒状活性炭を入れている場合も同じように水とザルを使って洗います。

活性炭は匂いが発生する感覚が短くなったら交換時期です。

④ケースを洗う

ケースもヌルつきを取るため、スポンジやたわしを使って洗います。

ヌルつきは完全に落とします。

⑤木炭、小石を洗う

木炭も同じように水で洗います。

定期的に交換しますが、これも匂いが発生する間隔が短くなったらタイミングです。

◆餌の交換

カタツムリの餌は炭酸カルシウムとビタミンの両方を摂取する必要があります。

1種類からは摂れないので、

ビタミンは主に野菜や果物から

炭酸カルシウムはカットルボーン(市販されているもの)、卵の殻などから

摂取させます。

特に日持ちのしないものは皿にのせて変色やにおいの度合いによって交換します。

夏場なら次の日には交換となることも多いでしょう。

カットルボーンは数か月に一回くらいで大丈夫だと思います。

また、変色が見られた時にも交換の時期です。

では掃除の時に気を付けることを確認しましょう。

特に餌からコバエがわかないように気を付けます。


掃除のタイミングと注意点



掃除のタイミングの一つは匂いです。

悪臭がし始めたら掃除のタイミングと言えます。

しかし、飼育環境は人によっても違いますし、

水槽や飼育ケースの大きさやどのくらいのカタツムリが飼われているかによってもそのタイミングは千差万別と言えるでしょう。

また、もう一つ大切なことは、カタツムリにとって掃除はストレスになりうるということ。

あまりにも頻繁に掃除をすることは、カタツムリにとっては生活環境を常に変えられることにもつながります。

先程の掃除の仕方を確認していただければわかりますが、

それまでいたバクテリアもリセットされ、掃除の間にはカタツムリも別の容器に移されるなどいろいろと負担がかかります。

環境によっては3日で悪臭がし始めることもあるでしょうし、1週間くらい清潔を保てることもあるでしょう。

清潔を保てる日数と掃除によるカタツムリのストレス、この2つを見極めながら、必要最小限の頻度で行うのが理想と言えるでしょう。

全てを一度にというのではなく、餌の生ものは毎日、木炭や遊び道具は2週間おき、床材と水槽は一か月おきなど、いっぺんに行わないようにする工夫も必要です。


また、もう一つ、気を付けてほしいことは5月~8月にかけて産卵する可能性があることです。

2匹以上を同じ飼育ケースで飼うとこの時期に腐葉土の中や木炭の陰に産み付けられた卵を見つけられるでしょう。

カタツムリは雄雌の区別はなく、それぞれの個体が雄雌の役割を果たします。

ですから、複数のカタツムリを同じ水槽で飼育していると、ほぼ卵が産まれるはずです。

ですから、この時期の掃除は卵を死なせないように慎重に移して行いましょう。

卵は一月位で孵り、赤ちゃんカタツムリが誕生します。

赤ちゃんカタツムリは特に乾燥に気を付けて霧吹きで1日2回くらい水槽内の湿度を保つようにします。


梅雨の時期に注目されるカタツムリですが、飼育すると一年を通していろいろなことが解かります。

長く生きてもらうためにも掃除の仕方とタイミングに気を付けながら、観察してください。

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