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カブトムシの幼虫の育て方 ペットボトルで大きくするには?

カブトムシは幼虫から育てると言う人が増えています。

幼虫から育て方を知っていれば色々な状態が観察できて楽しですね。

そんな時にお手軽かつ便利なのがペットボトルです。

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カブトムシの幼虫の性質を考えるとペットボトルは最適な容器です。

でも工夫をしないとあまり大きな成虫に育たない、と言う事も多いようです。

今回はペットボトルを使った育て方の基本と、大きく育てる工夫を紹介します。

カブトムシの幼虫を手に入れる



先ず、カブトムシの幼虫を手に入れましょう。

前の年にカブトムシを飼っている人がいれば、卵からかえった幼虫をもらう事が出来ます。

でも、周りにそう言う人がいない場合はお店で購入しなければなりません。

時期にもよるのですが、手に入れた幼虫がどんな状態かを知っておく必要があります。

◆幼虫の成長段階

幼虫の成長は主に次のように分けられます。

①初令幼虫

卵から孵化したばかりの幼虫

弱いので触ってはいけません。

移す時期は頭が茶色く色づいた頃にスプーンなどを使って飼育ケースなどに移すようにします。

直接触るのはよくありません。

②2令幼虫

孵化して2~3週間経過すると脱皮して2令幼虫となります。

この時期には多少、頭でっかちに見えます。

この2令幼虫の期間は約一カ月くらいです。

③3令幼虫

孵化して2ヵ月ほどたち、冬になる前にこの3令幼虫となります。

カブトムシの幼虫が一番成長する時です。

食欲も旺盛で、世話をするにも大変な時期です。


どの状態の幼虫でもデリケートなので丁寧に扱いますが、初令幼虫の時は避けた方がよいでしょう。

また、2令幼虫も環境の変化に弱いので、ある程度、移動にも支障が無い3令幼虫になってからの方が安全です。

幼虫を手に入れる方法が決まったら、事前に飼育する準備をしましょう。

カブトムシの幼虫の飼育に必要なもの



飼育に必要なものはそれほど多くありません。

◆容器

今回はペットボトルを使用します。

作り方はこちらの動画を見てください。


この方法の良いところは切れ込みを入れて切り離した上下を合わせるよりも耐久力があることです。

成虫に羽化するまで使用するものですから、丈夫さも考える必要があります。

◆昆虫マット

幼虫を育てるための栄養分が含まれた土のようなものです。

住みかであると同時に餌にもなるので必要不可欠ですが、品質はピンキリです。

ホームセンターや通販で買えますが、この昆虫マットだけで育てると小さめのカブトムシになってしまう事が多いようです。

そのまま、使うのではなく、これをさらに発酵させて使用すると大きく育つといわれますが、発酵過程で臭いが強烈なので都会では場所に気を付けてください。

◆腐葉土

昆虫マットは発酵不足のこと多く、カブトムシが小型化していしまうので腐葉土を混ぜます。

大きく育てるコツの一つです。

購入先はホームセンターなどを探しますが、広葉樹100%のものを使用します。

針葉樹のものは昆虫を殺す成分が混じっていることが多いようなので、避けた方が良いでしょう。

こちらの記事 カブトムシの幼虫の飼育に使う腐葉土 選んではいけないものは?も参考にしてください。

◆霧吹き

カブトムシは幼虫も成虫も乾燥を嫌うので、常に湿り気を与えるためです。


最低限これらは準備しておきましょう。

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幼虫を実際に育ててみよう



◆準備

・ペットボトルの容器に昆虫マットと腐葉土を混ぜたものを入れます。

固さは手に握って団子が出来る程度の固さに霧吹きで水分を加えて調整します。

・そこに幼虫を入れて動画にあったように蓋をします。

ペットボトル1本に1匹ずつです。

空気が必ず通るように空気穴をあけるか、蓋側のペットボトルのキャップを外しておきます。

・適温の薄暗い場所に置いておきます。

カブトムシは基本常温で良いでのですが、よく育つ温度は20℃から25℃くらいです

もし、暗い環境が維持できないのならば、ペットボトルの回りを黒い紙で覆ったりして幼虫が落ち着くようにしてあげます。

これで準備が整いました。

◆飼育の仕方

・水分の維持

マットが乾いてしまわないように霧吹きで水分を維持してあげましょう。

特に冬は幼虫が活発に動かないのでマットの取り換えも少ないので乾燥に十分注意してあげましょう。

最初にマットを入れた時と同じくらいの水分量です。

・カビに注意

昆虫マットはカビが生えやすいので、常に様子を見てカビが生えていたらその部分を交換します。

・マットの交換

マットがカビて来たり、カブトムシの幼虫の糞でいっぱいになってきたら交換します。

交換方法は

新聞紙を敷いて、

ペットボトルの中身をあけて、

糞を取り除きます。(園芸用のふるいを使うと便利です)

カビの生えている部分も取り除いて、

マットと幼虫をポットボトルに戻します。

そして、減った分のマットを足します。

特に、3令幼虫の時期は餌をたくさん食べて、ひと月くらいで糞が溜まってきます。

この時に一番手をかけてあげましょう。

◆蛹になったら

カブトムシの幼虫が蛹になるのは5月から6月の下旬にかけてです。

飼育の環境により多少前後しますが、だいたいこのくらいの時期です。

兆候としては

・蛹室と言う穴をマットの中につくってあまり動かなくなります。

・その中で徐々に色づいてきます。

ペットボトルの周りを黒いもので覆っておくと、側面に蛹室を作ってくれるので観察しやすくなることがあります。

どこに作るかはその時になるまで分かりませんけれどね。

蛹になったときの注意点はこのブログの記事カブトムシの幼虫の育て方  蛹になる時に気をつけることは? で詳しく説明していますのでそちらを参照してください。

◆羽化

カブトムシの成虫の形になった蛹は3週間前後で羽化します。

でも羽化したカブトムシは1週間から10日くらいは蛹室にいて、体が固くなるまで地表に出てきません

辛抱強く待ってください。

マットの上に出てきたら、広い容器を準備してあげてください。

成虫の飼育方法はまた別の記事で説明しようと思います。

カブトムシを大きく育てるポイントは?



自分の育てたカブトムシがどのくらいの大きさになるか、とても気になりますよね。

カブトムシの大きさを決めるのは

3令幼虫の時の大きさ 

です。

そのために重要なのがマットです。

◆昆虫マットを選ぶ時の注意点

ホームセンター、通販などで様々なものが手に入りますが、発酵が十分なものは少ないようです。

それにあまり生育に適さないようなものもあります。

先ほども書きましたが、針葉樹が混じっていないものを選ぶことが大切です。

これは腐葉土でも同じです。

それと、若葉という名称のマットはあまり幼虫の生育に適さないようです。

死んでしまう個体もかなりいるようなので避けた方がよいでしょう。

昆虫マットはその成分を確認できるもんは少ないと思いますが、以上のような点に気を付けて選べば間違いないと思います。

◆腐葉土を選ぶ時の注意点

腐葉土はホームセンターでおなじみですが、餌としても使用できるものを選ばないといけません。

・園芸用は使用しない(農薬が入っているため)

・広葉樹100%のものを選ぶ

この点に気を付けて選んでください。

実際にホームセンターに行くとこの条件を満たすものはそれほど多くないと思います。

針葉樹がいけないのは虫を殺す成分が含まれているからです。


ペットボトルでのカブトムシの幼虫の育て方はそれほど難しくはありません。

でも大きく育てるのならばそれなりに工夫する必要があります。

この記事を参考に大きなカブトムシを育ててください。

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