カタツムリを飼うときに、一番悩むのが土です。
どんな土をつかえばいいのか、掃除はどのくらいの頻度ですればいいのかなど。
実はカタツムリを飼っている人はそれぞれ工夫をしています。
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飼い方も自然と同じような環境で飼う人、
掃除の手間を考慮した工夫をする人、
など、何に配慮するのかで用意するものも違っています。
今回はカタツムリを飼うときの床材についてのお話です。
１、土を使用する場合
２、土を使用しない場合
の二通りを説明します。
土を使用する場合
カタツムリが生活していた自然環境に近い条件で飼育したい場合には土は必需品です。
よく使われるのは
腐葉土、昆虫マット、川砂
です。
それぞれの特徴を見てみましょう。
◆腐葉土
ホームセンター、園芸店などで手軽に入手できます。
素材は普通の土に加えて、落ち葉、枝などが混ざっていて、主に植物を育てるために使用するものです。
市販品を使う以外にも自分で作ることもできます。
庭があれば、穴を掘って、その中に枯葉や枝などを入れて、ビニールシートをかけて、２ヶ月から３ヶ月報知しておけば出来上がります。
事前に準備が必要なので、購入する方が手っ取り早いですね。
カタツムリを飼育する場合には多少多めに用意しておく必要があります。
糞をしたら、その周辺の土ごと捨てて取り替えます。
また、コバエなどがわかないように、１ヶ月に一回くらい取り出して、日光に当てて消毒するようにします。
◆川砂
川砂や赤玉土は水はけと保水力の両方の条件を備えた床材です。
園芸用品を売っているお店やホームセンターて入手できます。
また、熱帯魚を売っているお店で砂利を入手して使う方法もあります。
砂利は掃除の時に取り出して、水洗いした後に日に当てて消毒すると何度でも使えます。
◆昆虫マット
昆虫マットは腐葉土と同じように使用、手入れしますが、小虫やダニなどがわきやすモノもあるので個人的にはあまりお勧めできません。
これらの床材は自然に近い環境でカタツムリを飼育できる点でよいと思います。
ただ、掃除という観点からはちょっと手間がかかると言えます。
掃除の際のタイミングと注意点について
カタツムリの飼い方 掃除の仕方とタイミング
でまとめていますので、こちらも参考にしてください。
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土を使用しない場合
土を使用しない場合は適度な湿度を保つ条件を満たすものを代わりに使う必要があります。
個人的にお勧めなのが、
キッチンペーパーです。
キッチンペーパーは１日に２かいくらいの頻度で霧吹きで濡らして敷いておくだけで、良い床材となってくれます。
この他にティッシュぺーパーやタオルを濡らしておいてもよいですが、
交換のしやすさと掃除のしやすさを考えるとキッチンペーパーが最適だと思います。
◆キッチンペーパーの利点
・掃除の時のストレス軽減
カタツムリ側は掃除のとき、今までいた環境がリセットされるので、少なからずストレスを感じるのではないかと思います。
汚さがストレスになるか、掃除がストレスになるかを見極めて掃除するのがうまく飼うコツと言えます。
その点、キッチンペーパーなら取り換えが簡単で、時間もそれほどかかりません。
腐葉土や砂利だとそれなりの時間もかかりますし、日光に当てて消毒するので
晴れている日にしか行えないなど制約もあります。
・観察しやすい
見た目はあまり良くありませんが、カタツムリを観察しやすい利点があります。
よく知られていますが、カタツムリは食べたものと同じ色の糞をします。
人参ならオレンジ色、キュウリなら緑、といった具合です。
◆キッチンペーパーを使うときの工夫
・遊び道具も一緒に入れる
木の枝、木炭、小石など登ったり、隠れたりできるものを一緒に入れてあげます。
・土を少量入れておく
小さな器や植木鉢などに腐葉土や土を入れておくと、その中に卵を産んでくれます。
稀にキッチンペーパーの上でも産卵することもありますが、本来の産卵場所を作ってあげるようにします。
カタツムリは２匹以上一緒に飼っていれば、雄雌同体なので卵を産んでくれるでしょう。
時期は５月から８月ごろです。
産卵して一月ほどで小さなカタツムリが孵るのが見られると思います。
・冬眠時の準備
カタツムリは冬には冬眠します。
冬眠時には落ち葉の裏や朽ちて落ちた木の裏側など乾燥しない場所で冬を過ごします。
飼育ケースにも落ち葉や木を入れてあげるようにします。
カタツムリが冬眠に入るタイミングは気温が１５度を下回るかどうかの時期です。
地域にもよりますが、このタイミングで冬眠の準備をはじめてあげましょう。
こうすればキッチンペーパーでも一年快適に遊んでくれるでしょう。
実際にカタツムリの習性をよく知っている慣れた方はキッチンペーパーの愛用者が多いです。
私もカタツムリを飼育していた時にはキッチンペパーを使用していました。
ケースそのものの掃除の時以外には簡単に取り換えられて便利でした。
今回はカタツムリの飼育に使用する土と土を使わない方法を紹介しました。
カタツムリを飼育するときの参考にしてください。
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