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保健だよりの書き方 保育園の場合

保育園では園のおたよりとは別に保健だよりを毎月発行することも多いですね。

保健だよりは子どもの健康管理の情報など保護者向けの情報なので、

難しい言葉使いを使いがちですが、本来の目的は親子で一緒に読んで理解し、実践してもらうことです。

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今回は子どもと保護者が一緒に読みやすい保健だよりの書き方を紹介します。


まず、保健だよりのポイントを確認して、

次に具体的な例を紹介します。

保健だよりを書くポイント



保健だよりは親子でいっしょに読めるような楽しい印象を与えるようにします。

園児たちが文字を読めなくても、保護者の方が読み聞かせをしやすいように、子どもが興味を持ちやすいように工夫します。

◆タイトルや見出しを工夫する

子供が親しみやすいタイトルや見出しにします。

栄養バランスを取ることを一例に挙げると、

秋の栄養の採り方

と書くよりも

栄養をとってかぜを吹き飛ばそう

とした方が子どもは興味を持ってくれます。

このときにフォントも明朝体や行書体を使うのではなく、柔らかい印象のゴシック体や角の丸い書体を使うと印象もだいぶ変わります。

◆イラストを入れる

見出しや文章の合間に適宜、イラストを入れておくと読みやすく、

子どもの興味を惹きます。

無料のイラストサイトもかなりありますから、活用してみるとよいでしょう。

◆園内の出来事や経験を載せる

過去に園内で効果的だったことや、お勧めの食事などで健康面の情報を具体化します。

特に栄養面の情報だけではなく、どんな食材を使うとよいかも記載します。

例えば

ビタミンCは不足すると風邪をひきやすくなるので、多めに摂取するようにしてください

と書くよりも

かぜを予防するにはビタミンCが大切!キャベツや白菜、大根にたくさん含まれているから、野菜をたべよう。

とした方が良いでしょう。

◆子供目線のお話、構成にする

文章はあまり長くせず、伝えなくてはいけない情報を盛り込みながら、簡潔に説明するように工夫します。

一つの文章が終わるごとに内容を確認できるような感じのリズムで書くと親子で読みやすく、子供も興味を持ってくれるでしょう。



10月10日は目の愛護デーです。10を横にすると眉毛と目に見えるでしょう?今月は目について考えてみましょう。…

では具体的に例を紹介してみましょう。

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保健だよりの具体例 10月の場合



10月を例にして保健だよりの例を見てみましょう。

保健だより題名.jpg

保健だより小見出し.jpg

題名や小見出しはイラストを画像の様に散りばめて

秋らしく楽しげな雰囲気にします。

この他に文章の中に下のようなイラストを混ぜて

保健だよりポイント.jpg

お話のポイントをイメージしやすく、解りやすくすると良いですね。

では具体的な文章です。

◆目の愛護デーの記事

10月10日は目の愛護デーです。ほら、「10」を横に倒すと目の形に見えるでしょう?子供の目は毎日発達していて、6歳くらいで視力は完成されると言われています。
でも、そのあと視力が低下していくことがあります。その原因は色々と言われていますが、日々の生活環境が大きく影響しているそうです。視力を育てていくにはこんな風に過ごしてみましょう。

・いろいろなものを見る
遠くにあるもの、近くにあるもの、動いているもの、止まっているもの、など色々なものを見ましょう。外に出て虫や植物、景色をたくさん見ましょう。こうしたことが目に良い刺激になります。


・自然な明るさを体験する
昼間は太陽を浴びて、夜は暗くして寝る、という当たり前の生活が明るさと暗さのメリハリを作ってくれます。

・広い場所で体を動かす
体全体を動かすことは脳、視神経、眼球の発達を促してくれます。

・ゲームやテレビは時間を決める
狭い平面を見続けることは目の負担になります。特に乳幼児にはスマホなどのゲームは避けましょう。
テレビを見る時にも付き添って、正面から見るようにしましょう。横目で見たり、斜めに見る習慣がついてしまうと左右の視力に差が出てしまうこともあります。

もし、お子さんが、ものを見るとき、目を細めたり、首をかしげてみたり、テレビなどに顔を近づけて見たり、良くぶつかって転んだり、している場合には物がしっかり見えていないからかもしれません。 気になることがあれば、早めに眼科を受診してください。


◆栄養に関しての記事

風邪予防に野菜を食べよう

ビタミンが不足するとかぜをひきやすくなります。野菜にはビタミンがたくさん含まれています。野菜をたくさん食べて風邪に負けないようにしましょう。

・白菜、キャベツ、大根をたべよう

ビタミンcが不足するとかぜをひきやすくなります。白菜、キャベツ、大根にはビタミンcがたくさん含まれています。

・ほうれん草、ニンジン、ニラをたべよう

ビタミンAが含まれていて、のどや鼻の粘膜を強くしてくれます。


苦手な時にはすりつぶしたり、ほかの食材に混ぜたりして食べやすくしてあげてください。

かぜの初期症状には殺菌効果のあるネギのみそ湯がおすすめです。

みじん切りにしたネギと小さじ1、2杯程度の味噌に熱湯を注いで作ります。体も温まるので試してみてください。

◆服装と睡眠に関する記事

服装に気を付けよう

日中は暖かくても、朝夕は一気に冷え込んできたりします。10月は体調を崩しやすい季節です。

そんな時にはマフラーや上着を持つなど、調整しやすい服装をしましょう。

また、十分な睡眠をとり、バランスの良い食事をすることも大切です。



小見出しは子どもに問いかけるように、内容は保護者の方向けで、説明しながら一緒に読めるようにというのが理想の保健だよりです。

また、書き終わったら、一度読み返して保護者目線に偏りすぎていないか、また、伝えるべき内容はきちんと伝えられているか、をチェックすることも大切です。

この他、流行しているウイルスや菌、病気に感染した人数のデータなども載せておくとよいでしょう。

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