2月の工作のテーマは節分があまりにも有名ですが、
冬本番の雪や春の始まりを告げる椿なども味のある題材です。
今回は介護施設などで行う壁面製作をこの2つのモチーフで作る方法を紹介します。
使用する材料は一般に売られている手芸用品なので100均や手芸店で簡単に入手できます。
指先で千切ったり小さく丸めたりといって作業がメインになるので、楽しみながら機能維持や回復の効果も期待できると思います。
では始めましょう。
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みんなで作る満開の椿
壁面製作は多くき分けて個人個人で作って完成させるものと、
利用者の皆さんが一人一人作るものとがあります。
ここで紹介する椿は全員で完成させる共同作品です。
◆材料
模造紙
色画用紙
折り紙
千代紙
和紙
などを各色用意します。
◆準備
職員の方は利用者の方々の状態を考慮して
背景から作ってもらうか
花びらの切り抜き、完成作業飲みをやってもらうか、
花びらの完成作業のみをやってもらうか
を決めます。
時間があるなら背景を和紙などのちぎり絵で表現してみると面白いと思います。
◆行う作業
・背景を作る
春の気配を感じさせるように薄い緑色メインの背景をつくります。
アクセントで雲をイメージして白い和紙や折り紙を浮かべておきます。
・木の幹と枝を作る
花を飾る木の幹と枝を色画用紙や折り紙で作っておきます。
・椿の花を作る
折り紙を丸く切りぬいて花弁をつくります。
目安は5枚です。
同系統の色を使って変化を持たせたり、模様の入った千代紙をところどころに混ぜるとよいでしょう。
切り抜いたら、端にノリを付けて重ねて花の形にします。
真ん中に白や薄いピンクの折り紙を丸く切って貼りつけて出来上がりです。
花の真ん中を黄色にすることもありますが、春まだ浅い時期の感じは白や薄いピンクの方が良く出ると思います。
花はたくさん作って枝に貼り付けます。
満開にするにはけっこう数が必要なので頑張ってつくってもらいましょう。
綿で雪だるまを作る
今度は綿を使って雪だるまを作ってみます。
指先で千切る、こねて形を整える、という作業が楽しめます。
◆材料
手芸用の綿
手芸用のボンドまたは木工用ボンド
色画用紙
厚紙
フェルト
など
◆作り方
・背景を作る
まず、背景に暗めの色画用紙を貼ります。
グレーや紺色などが後から貼る雪の雰囲気や質感が引き立ちやすいのでお勧めです。
・かまくらを作る
かまくらは白いフェルトを切り抜いて作ります。
綿は雪だるまに使うので質感をちょっと変えてフェルトにします。
フェルトを貼り付ける前には行けに合わせてみて位置を決めたら、
穴の内部に合うように黄色の色画用紙を切り抜いて先に貼り付けます。
そのあとでフェルトを貼って完成させます。
・雪だるまを作る
綿を少しずつちぎって雪だるまの形には貼り付けていきます。
鉛筆で輪郭を描きこんでおくか、白い画用紙や折り紙で形を切り抜いたものを先に貼り付けて、その上に綿を付ける方法がお勧めです。
形が出来上がってきたら、目やボタンなどを違う色の綿で作っていきます。
・雪を作る
雪だるまが出来あがったら、空に雪を降らせます。
綿を小さくちぎって、緩めに丸めて貼り付けます。
ふわっと雪が落ちている感じなればOKです。
ボンドが乾いたら完成です。
雪ウサギを作る
同じ方法で雪ウサギも作ることができます。
雪だるまよりも多少ボリュームのある仕上がりです。
◆材料
厚紙
手芸用の綿
フェルト
色画用紙
折り紙
手芸用ボンドまたは木工用ボンド
◆作り方
・背景を作る
厚紙に薄紫の色画用紙や和紙を貼り付けます。
すき間が無いようにピッタリサイズのものを用意してください。
・下絵を作る
ウサギの形をデフォルメして白の折り紙に書いて切り抜きます。
切り抜いたものを背景に貼ります。
・綿を貼る
貼り付けた下絵の上に手芸用の綿を少しずつ千切って丸めながら貼り付けていきます。
目の部分は赤を使って表現します。
ほっぺたも薄いピンクにするとかわいいですね。
体が出来あがったら、緑色のフェルトを耳の形に切り取ってボンドで貼ります。
・雪を作る
先程の雪だるまの時の同じ様に、綿を小さく緩く丸めて雪を作っていきます。
好みで月や言葉を折り紙で切って入れたら完成です。
介護施設によっては利用者の方が皆で集まって作れない事情のところもあると思いますが、
後の二つは個人で作って部屋に飾ったりできますので、ぜひおすすめします。
椿はホールや食堂の壁面に共同作品として飾ってみてください。
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