８月は涼しげな壁面飾りを作りましょう。
デイサービスの利用者の方々が力を合わせて作ったものは毎日見入ってしまいます。
今回は壁画のような大きさのものの作り方を紹介します。
スポンサードリンク
定番なのが利用者の方々が同じものを作って一つの背景に貼って壁画を完成させるやり方です。
夏のモチーフは色々あるのですが、高齢者の方々に思い出深い朝顔市を再現してようと思います。
職員の方と利用者の方々の共同作業になりますが、作るものを分担するので難しくはありません。
では準備から始めましょう。
構図と背景を作る
まずは完成イメージです。
こんな感じの仕上がりになります。
作り方は背景を職員の方が作って、朝顔を利用者の方が作ります。
◆準備する材料
模造紙または大きな紙
色画用紙
ノリ
和紙または障子紙
絵の具
お椀など適当な大きさの丸いもの
簾
両面テープ
では背景を作ってみましょう。
◆背景を作る
①大きさを決める
壁画をどこに飾るのかによってつくる大きさも違ってきます。
壁に模造紙を貼り付けてから作るか、作ってから貼るかも違ってきます。
今回はあまり高いところに飾らない場合を想定して進めてみます。
②構図を決める
用意した模造紙に構図を決めて描きこみます。
今回は遠近法にしていますので、下のイラストのように鉛筆やクレヨンなどで大まかに線を書いておきましょう。
③壁に貼る
構図を決めた模造紙を壁に貼り付けてしまいます。
今回は簾を材料を使用しているので先に貼ってしまった方が後の作業が楽になります。
④簾を貼る
模造紙の右側に適当な大きさの簾を貼ります。
後で落ちないように壁にしっかりと留めてください。
⑤空の色を作る
この作業は折り紙や和紙を使った千切り絵などで再現すると風情があります。
ただ、大きいものは時間がとてもかかりますので、模造紙を壁に貼る前に絵の具やポスターカラーで着色してしまう方法もあります。
どちらの場合も作り終わったら、上から鉛筆で構造の線を軽く引いて、提灯を貼るときの目安にします。
⑥提灯を作る
先程、引いておいた線に沿って折り紙や切り紙で作った提灯を貼ります。
大きさも手前を大きく、奥に行くにしたがって小さくしていきます。
重なることも多いので、奥の小さい物から順番に手前に貼っていきます。
右側が終わったら左側も作ります。
これで背景画完成しました。
スポンサードリンク
朝顔を作る
ここからが利用者の方々の出番です。
朝顔は和紙が障子紙など絵の具を吸い込みやすいものを使用します。
①紙を丸く切る
適当な大きさの器を紙の上に伏せて、その周りを鉛筆でなぞります。
②折る
丸い紙を半部に折り半円にします。
さらにそれを半分に、
またさらに半分にします。
これをたくさん作ります。
数種類の大きさの器を用意すると花の大きさにも変化が出て、仕上がりも一層引き立ちます。
③絵の具に浸ける
青系、紫系、赤紫系の絵の具を水で溶いて、小皿に用意します。
先ほど折って置いた紙の端を絵の具に浸けてます。
吸い込みが早いので過ぎに引き上げて染まり方を確認します。
これを繰り返してすべての花に色を付けます。
④広げる
絵の具が乾いたら、広げます。
自然なグラデーションが出来上がっていれば完成です。
もし、朝顔の花の中心の部分にも色を入れたいのなら、折って尖った部分も絵の具に浸けておきます。
これで朝顔が出来上がりました。
葉っぱも折り紙や色画用紙から適当な枚数、切り抜いておきます。
壁画を作る
では背景に朝顔をたくさん貼りましょう。
中心部分の裏に両面テープを切って貼ります。
簾の上を埋めるように、
手前側には大きめのものを、奥行きを考えながら隙間なく貼っていきます。
ところどころ隙間には葉っぱを挟みこんだりしながら貼ります。
鉢植えのものや、奥に人のシルエットを小さく入れても奥行きが強調されてよい感じになります。
あらかじめ壁に貼って背景を作って、出来上がった朝顔を利用者の方に貼ってもらうには
あまり高い位置に作ると自分で貼れなくなってしまうので注意してください。
一番高い位置の朝顔を貼る位置が顔の高さくらいに来るようにするとやりやすいです。
この他にも折り紙で朝顔や夏の風物を作る方法は
7月の壁面製作 デイサービスで作る3選
7月の壁面飾り 高齢者施設にお勧めの3選
でも紹介しているので、８月の壁画づくりの参考にしてください。
デイサービスで自分が参加した壁画はあらかじめ作られているものよりも愛着がわくものです。
皆さんで楽しんでください。
スポンサードリンク
そのほかの壁面飾りの参考にはこちらを
壁面飾り 夏祭りを題材にして部屋に飾れるものを作る
壁面飾り 夏に作る花火のバリエーション
7月の壁面製作 デイサービスで作る3選
デイサービスで作る８月のカレンダー 作り方とデザイン
.jpg)
コメント 0