壁面飾りは部屋や教室の壁一面に飾る巨大なものから、
部屋にも飾って置けるインテリア的なものまで様々です。
今回は夏祭りを題材にして、大部屋に飾るアイデアを1点、施設などで各自の部屋にも飾れるものを2点紹介します。
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基本的なつくり方は折り紙と切り紙のやり方を知っていれば簡単です。
特に施設などで型紙をつかってつくる方法は以前にもこのブログの記事
壁面飾り 6月にカエルのデザインを型紙で作る
でも紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
では、基本的な型紙をつかった方法から始めましょう。
イラストから型紙を起す方法
施設や幼稚園、保育園などで切り紙を貼って皆同じものを作る時には準備として型紙を用意します。
その起こし方をおさらいしてみましょう。
◆イラストから型紙を起す方法
かわいい動物なイラストや人のイラストを作るときには無料サイトのイラストをダウンロードしてそれをもとに型紙をつくります。
一旦型紙を作ってしまえば、そこから先はとても楽です。
ここで紹介するのは一度にたくさんの人数分を用意する場合の方法です。
①イラストをダウンロードする
無料のイラストサイトからイラストを選んでダウンロードします。
種類が豊富で季節ごとの風物もそろっているサイトがこちらの3サイトです。
・無料イラストAC
https://www.ac-illust.com/
・イラストBOX
https://www.illust-box.jp/
・いらすとや
https://www.irasutoya.com/
②印刷する
ダウンロードしたイラストをプリントアウトします。
このときに大きさを調節して好みのサイズにします。
③コピーする
プリントアウトしたイラストをパーツの分だけコピーします。
例えば、人の顔だったら、
輪郭
髪の毛
目×2
鼻
口
耳×2
の8枚です。
それぞれ切り抜いてパーツの型紙をつくります。
④裏打ちをする
切り抜いた型紙に厚紙などを貼って裏打ちをします。
これで型紙は出来上がりです。
⑤パーツを作る
出来上がった型紙を色画用紙にあてがって鉛筆でなぞり、ハサミで切り出してパーツをつくります。
この方法なら、好きなイラストを切り紙で楽しんで作ることができます。
これから紹介するものも切り紙で作る時にはこの方法で作ってください。
高齢者施設などで手先の器用な方が多いのであれば、型紙なしで直接切って作ってもらってもよいでしょう。
ハサミがうまく使えないくらいの年齢の子どもにはパーツを用意して楽しんでもらってください。
では壁面飾りに取りかかりましょう。
リース形式の壁面飾りをつくる
季節によっていろいろなつくり方ができるのがリース形式のものです。
夏祭りの雰囲気も作りやすいです。
◆夏祭りと浴衣をモチーフにしたリース作り
始めは夏祭りを楽しんでいるカップルの雰囲気を出してみます。
切り紙で作る方法は上の方法でイラストを利用して作りますが、
折り紙で作ると立体感が増しますので、高齢者施設ではこちらの方がお勧めになります。
各自の部屋の枕元にも飾れますので、自由に出歩けない方へのプレゼントにも良いでしょう。
・リースの折り方
リースの縁の部分は折り紙を組み合わせて作ります。
この動画を参考にしてください。
クリスマス用のものですが、折り紙の色を変えて作ってください。
リースが出来あがったらこの画像をイメージして作っていきます。
リースの部分は紫系にしました。
もっと濃い色でもよいかもしれませんね。
①背景の黒を貼る
リースの真ん中に黒の色画用紙を貼ります。
②花火を貼る
折り紙を細く切って花火の模様を貼ります。
大小4つくらい作ります。
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③浴衣を折る
まず、メインのものを折ります。
浴衣の折り方はこの動画を参考にしてください。
帯と着物を別に折るやり方で、折りかたも少し難しいですが、柄のある折り紙をつかえば良い仕上がりが期待できます。
男女のものを一つずつ作ります。
出来あがったらやや下側に並べて貼ります。
裏側すべてをノリで貼らず、帯と腰のあたりをシッカリつけるようにします。
④提灯を作る
提灯も折り紙で作ります。
こちらの折り方を参考にしてください。
1つの折り紙ではなく、複数をつかいます。
貼る位置は上側で花火がすべて隠れない位置にします。
⑤うちわを作る
うちわも折り紙で作る方法もありますが、もともとが平面のものなので、
先ほどの型紙をつかった方法や直接色画用紙を切って作ります。
絵の部分を浴衣の袖の下にもぐらせるように貼ります。
文字を入れるとより夏祭りの雰囲気が出ます。
⑥ヨーヨーを作る
ヨーヨーは水風船ですが、小さいので色画用紙で切り抜きます。
うちわと反対側の手の下に貼ります。
お気づきと思いますが、
大きなものから順番に貼っていきます。
そうすることにより、バランスよく、隠れるものもなく仕上げやすくなります。
◆盆踊りをモチーフにした壁面飾り
今度は盆踊りの色を濃く出してみます。
作り方は基本的に同じですがこれは切り紙の方が作りやすく仕上がりが良くなります。
折り紙の場合はアイテムで夏祭りの雰囲気を出すのに向いています。
①リースを作る
先程と同じようにリースを作って背景に黒の色画用紙を貼ります。
②太鼓を貼る
茶色系の色画用紙の端にベージュの細い折紙を貼って太鼓をつくります。
背景の真ん中に貼ります。
背景には花火をあしらってもよいですが、ここではほとんど隠れてしまいました。
③祭り半纏を作る
赤と青と色画用紙を法被の形に切って、「祭」の文字を入れます。
太鼓の左右に少し非対称になるように貼ります。
④提灯を作る
提灯も色画用紙で作ります。
模様をいれても単色でも好みで作ります。
上側を埋めるように貼ります。
⑤うちわを作る
うちわは右下か左下のどちらかに貼ります。
大きさも先ほどのものほど大きくしません。
⑥ヨーヨーを作る
うちわと反対の場所に貼ります。
⑦踊っている人を作る
イラストサイトから適当な盆踊りのイラストをダウンロードして色画用紙で作ります。
3人か4人、大人と子供をまじえて作ります。
太鼓の前に貼ります。
この二つは部屋にも飾れる夏祭りの壁面飾りです。
デイサービスで作ってお家に持って帰ってもよいものでしょう。
大部屋の夏祭りの壁面飾り
最後に大きなホールや食堂の様な場所で柱のある部屋の壁面飾りの例を紹介します。
模造紙や大きな色画用紙を使ってつくるのですが、盆踊り会場の雰囲気を味わえる方法です。
これはたくさんパーツに分けて作るというよりは一点ものなので、色画用紙に下描きしてひたすら切ったり貼ったりを繰り返します。
大きなものですし、柱の上まで作業するので、職員の方の出番ですね。
高齢者施設の利用者の方々に脚立など高い場所に上って作業してもらうのは危ないですから。
出来あがったら、柱を中心に部屋の四方に祭りのちょうちんを張り巡らせると雰囲気満点な中で昼食やおやつを食べられます。
今回は部屋に飾れるものと柱の装飾の両極端な壁面飾りを紹介しました。
夏祭りを楽しみにしながら作ってください。
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