7月はいよいよ夏本番。
壁面に飾るものを作るときも暑さを和らげるような涼しげなものをつくりたいですね。
デイサービスの前を通りかかると、利用者の方々の作ったものが飾られていますが、
素材の風合いや仕上がりが見事なものが多く見られます。
今回はデイサービスで作るのにお勧めの壁面製作3点を紹介します。
折り紙を中心にしたものですが、柄の入ったものや和紙を使用するなど、素材を工夫するとまた違った雰囲気になります。
基本のつくり方を抑えて材料を工夫してみるとよいと思います。
花紙を使ったひまわりの壁面製作
はじめは夏の代名詞のひまわりを作ってみます。
ひまわりは8月の壁面製作でよく作られますが、
梅雨明けが早く7月から猛暑になっている年もあるのでここで紹介したいと思います。
まずは完成イメージを見てください。
夏空の色を背景にひまわりを右下に、
浴衣やうちわをあしらいます。
さわやかな夏のイメージを再現します。
◆材料
お花紙
折り紙
クレヨン
ホチキス
のり
これらが主な材料です。
作り終わった後に外枠に竹ひごや簾の素材を2,3本貼り付けると印象が引き締まります。
◆作り方
では、それぞれを作ってみます。
①ひまわり
お花紙を使ってつくります。
つくりかたはこの動画を参考にしてください。
お花紙なので、暑苦しい雰囲気にはなりません。
葉っぱも適当に混ぜて黄色にアクセントを付けます。
②浴衣
折り紙の着物の折り方です。
柄の入った千代紙をつかってつくります。
男女の浴衣になるように赤、ピンク系と青系の二つをつくります。
③うちわを作る
うちわも2つ、色を変えてつくります。
単色よりも、柄の入った折り紙を使用したほうが、雰囲気が出ます。
でも、浴衣の柄と同じ感じになりそうなときには、単色で折った方が落ち着いた出来上がりになります。
④背景に貼る
背景には水色の色画用紙を厚紙に貼りますが、ちぎり絵などの方法で、空を表現してもよいと思います。
できれば雲なども白でります。
背景が出来あがったらひまわり、浴衣、うちわを貼っていきます。
偏らないように、貼ります。
⑤フレームを作る
雰囲気を出すために適当な自然素材を切って、背景の各辺に貼り付けます。
このときにはボンドを使用します。
ノリでは付きません。
竹ひご、丸棒、などを利用してフレームにします。
出来あがったら、全員の作品を飾りましょう。
壁面飾りとして、並べて飾っても、本棚などに立てかけてもよいでしょう。
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朝顔の壁面製作
今度のモチーフは朝顔です。
基本的に構図は先程のひまわりの時と変わりません。
朝顔は夏の涼しげな雰囲気を強調します。
仕上がりはこんな感じにします。
背景には100均で売っている簾をつかいます。
簾は様々な大きさのものが選べるので、個人で作る時にはあまり大きなものではなく、小さいものを選びます。
また、ゴザも安く売られていますので、こちらを切って端に布を接着してほつれ止めをしたものでもよいでしょう。
自然素材の涼しい雰囲気を利用します。
◆材料
簾またはゴザ
折り紙
ボンド
◆作り方
①朝顔を作る
朝顔は折り紙で作ります。
花と葉っぱの両方の作り方はこの動画で。
背景に貼る数だけ作ります。
花の大きさや葉っぱの大きさを変えると仕上がりが一層よくなります。
②浴衣を作る
先程と同じように浴衣をつくります。
③うちわを作る
これも先ほどと同じように作ります。
④背景に貼る
背景にはボンドをつかって貼り付けます。
乾くのに多少時間がかかりますが、有機溶剤を含まない多目的ボンドがお勧めです。
乾いた後も柔軟性があって、接着力も強いので、飾っている間も壊れません。
この壁面製作には、後で紹介する金魚を作って貼っても雰囲気を崩しませんから、好みでやってみてください。
壁一面の簾の作品は見ていても暑さが和らぎます。
折り紙でリースを作って飾る
リースで作った壁面製作です。
リースはクリスマスが近くなると、自然素材を使ったものが売られますが、今回は折り紙を使用して作る方法を紹介します。
◆材料
折り紙各種
厚紙
色画用紙
ノリ
◆作り方
①リースを作る
折り紙でリースを作るには少し手間がかかります。
この動画を見てください。
折り紙をたくさん組み合わせてつくります。
使用する折り紙の色は
麻に近い色や、青系統の模様の入った千代紙などが夏の雰囲気を出してくれます。
見た目が涼しげな感じのものを選んでください。
②リースの内側を作る
リースが完成したら内側の部分に合わせて厚紙を切ります。
厚紙には水色の折り紙や和紙を貼ります。
ここも千切り絵で青系統の和紙を数色組み合わせて作ってもよいです。
波紋のような模様を白い折紙で切り抜いて作って貼っても面白いですね。
剥がれないようにリースにしっかりと接着します。
ここはボンドを使用した方が強度が出ます。
③朝顔を折る
先程と同じように朝顔を折ります。
④金魚を折る
金魚は真ん中の池で泳いでいる姿にするので、上から見たシルエットになるものを折ります。
尾ひれが長い金魚が涼しげです。
こちらは鯉の様なシルエットの折りかたです。
赤系統の折り紙と黒系統の折り紙で作った金魚を適当に混ぜます。
⑤リースに貼る
先ほど作ったリースに朝顔を貼ります。
ぎっちりとリースに貼ると暑苦しいので、適度に分量を調整します。
リースの3分の1くらいが隠れるのを限度にするとちょうどよいと思います。
次に真ん中の水色の背景に金魚を貼ります。
あまりたくさん貼らないように注意してください。
これも暑苦しく見えてしまいます。
2匹から3匹くらいが適当だと思います。
出来あがったら裏からひもを付けて壁に飾りましょう。
それほどの重さではないので、セロテープなどで紐を固定すれば大丈夫です。
リースに使う折り紙で雰囲気がガラッと違ってきますから、より涼しげな風合いのものを選ぶのがコツです。
壁面製作はその季節ごとの風物を楽しむことができます。
自分の作ったものが7月いっぱい飾られれば次の月の壁面製作にも意欲がわいてくるでしょう。
デイサービスの製作の参考にしてください。
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