6月はアジサイ、カタツムリなど雨に似合う工作をして楽しみます。
今回は1歳児が作れるものを紹介しますが、1歳児といっても誕生日を迎えてすぐの子もいれば、2歳に近い子もいます。
当然能力も大きく違いますし、個人差もありますから、大変ですが、基本的な動きで楽しめるものを集めてみました。
特に1歳児の手先は
箱のふたを開ける
指先でものをつかむ
点や線が描ける
などができるようになります。
手の力加減もだいぶわかってくる年齢ですから柔らかい紙を丸めたりする作業も取り入れるとよいでしょう。
もちろん保育士の先生がサポートしながら楽しく雨の日を過ごしていきます。
手形、足形のかたつむり
はじめは1歳になったばかりの子供に向いたかたつむりを作ってみます。
子どもはすぐに大きくなってしまうので手形と足形はその時にしかない記念品になるので、作った日付と名前を書いてあげましょう。
そうすると後でよい思い出になります。
◆材料
画用紙
サインペン
絵の具
色画用紙
◆作り方
①画用紙で形を作る
まず、先生が画用紙や色画用紙をつかって
かたつむりの貝と体を作っておきます。
貝に手形を体に足形を押すので、大きさと幅に気を付けてつくります。
白の画用紙を使用した場合は縁取りをマーカーで行っておくとよいでしょう。
目玉の部分や葉っぱも作っておきます。
②手形と足形を押す
次は子どもが絵の具を使って手形と足形をそれぞれ押します。
全員押し終えたら、十分に乾かしましょう。
③貼り合わせる
背景になる色画用紙を用意して、葉っぱの上にかたつむりの胴体と貝を貼ります。
次に目玉を貼ります。
最後に作った日付と子供の名前を書いて出来上がりです。
手形と足形で絵の具の色を変えて行うのがポイントです。
貝と胴体の縁取りはしっかりした線で描いた方が見た目の印象が良くなります。
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タンポをつかった傘
次は6月の雨にちなんで傘を作ってみます。
子どもたちには傘の模様をたんぽで押して楽しんでもらいます。
方法は
乾いた紙に絵の具を押していく方法
と
水をしみ込ませた紙に絵の具を押していく方法
がありますが、はじめは乾いた紙で行った方が良いでしょう。
◆材料
画用紙
絵の具
たんぽ(手作りでも十分)
色画用紙
◆作り方
①傘を描く
まず、先生が画用紙に油性のサインペンで傘のシルエットを描きます。
絵の部分と持ち手の部分は別の色画用紙などをつかってつくります。
この時点では傘は切り抜きません。
②色を付ける
子どもの出番です。
切り抜いていない傘にタンポをつかって色を乗せていきます。
カラフルに仕上げます。
1歳児くらいなら楽しくやってもらえる作業です。
③傘を切り抜く
子どもが色を付け終えた傘を切り抜きます。
十分に乾いてから行います。
④背景に貼る
背景用の色画用紙を用意して傘の大きさよりも一回り大きく切り抜きます。
はじめに傘の柄、次に持ち手、傘の本体を貼ります。
最後は雨だれを水色や青の色画用紙で作って貼ります。
これも同じように子供の名前を書いてあげましょう。
タンポで作る紫陽花の花
次は同じやり方で紫陽花を作ってみます。
先程は乾いた画用紙に行いましたが、今回は画用紙を濡らして絵の具の変化を楽しんでみましょう。
◆材料
先程と同じです。
紙を濡らすときに霧吹があると便利です。
◆作り方
①紫陽花を描く
白い画用紙にアジサイの花のシルエットを油性のサインペンで描きます。
先程と同じでこの時点では切り抜きません。
紫陽花の葉っぱも緑系統の色画用紙から切り抜いておきます。
②色を付ける
紫陽花の花のシルエットを描いた画用紙を霧吹きで濡らします。
子どもたちはタンポで色を付けます。
先程とは違って色が滲んでグラデーションを作ってきれいに広がります。
色を付け終わったらよく乾かします。
③背景に貼る
絵の具が乾いたらハサミで紫陽花を切り抜きます。
1歳児では自分でハサミを自由に使えないでしょうから、先生がやってあげてください。
背景に葉っぱを先に貼り、その上にアジサイを貼ります。
やや暗めの背景にすると滲んだ色が引き立ちます。
これも葉っぱの部分に子供の名前を書いてあげましょう。
ティッシュペーパーで作る紫陽花
2歳児くらいになると新聞紙を千切って丸めたりする製作をおこなったりしますが、
1歳児でも年齢が2歳に近くなればこの作業も行ってみてください。
丸めるのはティッシュペーパーです。
硬い紙や大きな紙だと手を切ってしまったりするので、適度の名柔らかさのものを選ぶようにします。
ティッシュではなくても新聞紙を小さくしたものでもよいと思います。
◆材料
色画用紙
ティッシュペーパーまたは新聞紙
絵の具
◆作り方
①画用紙を切り抜く
色画用紙で紫陽花の花、葉っぱの形を切り抜きます。
ここは先生たちがやってあげます。
②貼り付ける
背景用の色画用紙に葉っぱと花の輪郭を貼り付けます。
ここも場合によっては先生がやります。
③ティシュを付ける
紫陽花の花のところにティッシュを小さく丸めてノリで付けます。
5か所くらいにつけます。
④色を付ける
ティッシュに色を付けます。
筆に絵の具を多めの水で溶いて筆にしみ込ませます。
それをティッシュにつけて絵の具を吸わせます。
この作業は先生が手を添えて一緒にやってあげましょう。
④と⑤の作業は順番を入れ替えてもよいでしょう。
1歳児はあまり多くの作業はできませんが、
手先の能力の発達に合わせて楽しめる作業をしてもらうと飽きずに楽しんで作ってくれると思います。
雨の多い6月の製作の参考にしてください。
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