盛り塩のやり方は風水の流派などでかなり異なります。
特にトイレに置くべきかどうかでは考え方は二分されています。
盛り塩を置く時に一つ注意しておくことは、
盛り塩は「霊」「悪霊」といった類を祓うということとは関係がないこと
です。
紀元については様々なことが言われますが、日本古来の神道では神棚に盛り塩を供える習慣があります。
古事記には海水で禊やお祓いをしたという記述があることから、
生命力の更新や場の清浄を行うという意味合いで用いられています。
盛り塩は「
穢れ」(気枯れ)を払うためのものです。
「
気」は人間の活力の源になっているもので、「
穢れ(気枯れ)」の状態は生命力の枯渇を意味します。
盛り塩は生命力を更新する役割があります。
もともとはこうした起源に基づくものだと思われますが、そこに風水や道教などの宗派の影響も混ざって様々なことが言われているようです。
すべての考えを加味して結論を出すことはできないですから、私の家で行っている盛り塩とトイレの関係について中心にお話しましょう。
風水の先生、氏神様の神社の指導など身近に相談できる方がいる時にはその作法に従うことが一番と思います。
では、今回のテーマであるトイレがどの位置にあるかによる影響を見ていきます。
家の中でトイレの位置による影響
風水ではトイレが家のどの方角に位置するかで住む人の健康に影響があるといわれます。
次の様な事が言われています。
◆北のトイレ
腎臓、子宮の病気
◆東北のトイレ
事故、怪我、腰痛、金運低下
◆東のトイレ
倦怠感、疲労感
◆東南のトイレ
肌のダメージ、風邪ひき体質
◆南のトイレ
高血圧、目の病気
◆南西のトイレ
胃腸の疲れ、不眠
◆西のトイレ
出費がかさむ、収入減
◆北西のトイレ
肝臓、事業の不振
などが言われています。
トイレは家のどの方角にあっても凶の場所です。
同時に水回りは陰の気が多く集まり、トイレは排泄物を流すための陰のパワーが多く集まり、盛り塩では浄化しきれずに逆にため込んでしまいます。
このため、トイレに盛り塩を置くことは逆効果であるといわれています。
同様にお風呂場なども盛り塩に適していないといわれています。
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トイレを清めるには
我が家でも上の考え方に従ってトイレに盛り塩はしていません。
では、どの様にトイレを清めるかというと
掃除をする事
です。
それも毎日こまめに掃除すること、です。
よくトイレを掃除すると金運がアップするといわれますが、
毎日穢れを取り除く作業をすると清潔で気持ちが良く、確かに効果があると思います。
掃除は簡単に出来る最も効果的な神事とも言われます。
毎日掃除することで、場を清めておくこと厄払いにつながります。
それに、盛り塩はどこにするにせよそこを掃除して清めてから、が原則ですから、掃除は大前提になります。
トイレの盛り塩の位置
トイレにも盛り塩を置く方が良いとする考えも統一されているわけではなく、様々なことが言われていますが、その一例を紹介します。
先程の方位に対応して盛り方を紹介します。
◆北のトイレ
暖色系の器で北の正中線上に置く
※正中線:家相盤上で東西の線と南北の線が重心で直交した線をいいます。
◆東北のトイレ
白の器を使用して置く
◆東のトイレ
器の色は白、赤、青、ピンク系の器を使用する
◆東南のトイレ
花柄の器を使用
◆南のトイレ
ガラスの器、青、緑の器
◆南西のトイレ
鬼門のライン上に置く
◆西のトイレ
黄色の器を使用する
◆北西のトイレ
緑、オレンジ、ベージュの器を使用
これもほんの一例です。
多くの家庭では初詣も行くでしょうし、神棚も飾ると思います。
その際には地元の氏神様、崇拝神社という順番で参拝するでしょう。
普段の生活のスタートが神社であるので、私は神道の地元の神社に聞くことにしています。
結論として、
私の場合は盛り塩は神棚に置き、そのほかは置きません。
トイレは掃除を頻繁に掃除することで凶方を清めています。
風水では家相というの様々で素人判断では難しいことも多いようです。
さまざまなことが言われていますが、盛り塩が逆効果になることもあるので、風水師の方に見てもらうのが一番でしょう。
ただ、
場をきちんときれいにしておくこと、は共通しています。
特にトイレは掃除がポイントになりますので、こまめに行いましょう。
盛り塩を置くかおかないかはそれが出来てからの事と思います。
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