5月の風物詩の一つ藤棚。
青みがかった紫の色が鮮やかですね。
今回は藤棚を壁面飾りとして製作する方法を紹介します。
紙を切るだけで作れる簡単なものから、お花紙を使って立体的に作る方法まで採りあげてみます。
一人一人が作ってそれを持ち寄って壁に飾ったり、天井から吊るすと壮観です。
それほど難しい作業ではないので、デイサービスや高齢者施設、幼稚園、保育園での5月製作にも良いと思います。
折り紙で作る簡単な藤棚
藤棚の壁面飾りは何といっても藤の花をたくさん作ることから始まります。
背景などは水色系の模造紙を用いたり花が引き立つように工夫します。
最初は藤の花を細長い折紙を用いてつくる方法を紹介します。
◆材料
折り紙
紙テープ
ノリ
折り紙と紙テープはともに藤色、紫系を用意します。
緑色の葉っぱも作ります。
スポンサードリンク
◆作り方
①折り紙を丸める
画像のように細い長方形に折り紙を切ります。
次に真ん中を頂点にして紡錘形に丸くして、ノリで留めます。
二つ作って一組になります。
表裏を逆にしたり、物て裏に色がついている折り紙をつかっても違った仕上がりになります。
②紙テープに貼る
先ほど作ったものを紙テープに貼っていきます。
先が下になるようにしてたくさん貼ります。
花は下に行くほど小さくするとより本物の雰囲気が出ます。
③葉っぱと台紙を作る
台紙は適当な大きさに切った色画用紙をつかいます。
背景の紙に貼る時にはこの台紙を貼りつけるようにします。
葉っぱは一つの房に付き、3枚くらいが適当です。
④飾る
背景に貼りつけます。
天井からつるすときには市販の丸棒の端に紐を付けたり、取り換え用の網戸のネットを利用して飾ります。
この他、天井に藤棚を作る方法は下の画像を参考にしてください。
①は丸棒の両端に糸を付けて天井に固定する方法。
天井にフックなどを付けられる時で、あまり広い面積に飾らないときにはこの方法が経済的です。
②は伸縮自在の突っ張り棒を使用して飾る方法です。
長い突っ張り棒をカベに渡してそこに吊り下げます。
平面的になりますが、数本使用すると奥行きも出せます。
天井を傷つけたくないときに有効です。
③はホームセンターなどにある金属の網を使用する方法です。
突っ張り棒を2本渡した上に網を乗せて藤を飾ります。
沢山飾る時にはこの方法がお勧めです。
壁に背景を作って貼り付けて、その前に天井から2,3列吊るすと立体感のある仕上がりになります。
色画用紙を利用した方法
もっとも簡単で作りやすい方法です。
同じ形を作るにはあらかじめ型紙を用意して行うことがコツです。
◆材料
色画用紙:紫系
紙テープまたは色画用紙を細く切ってテープ状につなげる
◆作り方
画像のように色画用紙を楕円に切ります。
型紙を3種類の大きさ用意して、作ります。
切り抜いた楕円をシッカリと半分に折ります。
紙テープを用意して、同じ大きさの折った楕円を一組ずつ貼っていきます。
もし、紙テープの強度に不安がある時には色画用紙を細く切って繋げてテープ状にします。
上側に大きな花、下に行くにしたがって小さくするのは先程と同じです。
それらしく仕上げるコツは一番下の花からテープがはみ出さないことです。
テープが少しでも余って見えると、雰囲気が台無しになります。
ちょっとしたことですけど、藤棚らしく見せるコツです。
飾り方は、先ほどと同じです。
お花紙を使った本格的な藤棚
飾り方は同じですが、お花紙を使用して立体的に本格的に作る方法です。
◆用意するもの
お花紙:白、藤色、緑
◆作り方
つくり方はこの動画で詳しく紹介されています。
お花紙を切って、折って、膨らませるという方法ですが、藤の房の様子がうまく表現できます。
白と藤色のお花紙を2枚ずつ重ねて正方形に切り、
それを別々にしたら、三角形に折って、白が上になるように重ねます。
動画のように2か所にノリを付けて貼ります。
これで花の部分が出来上がるのですが、きれいに開くコツとしてハサミを利用していますね。
この方法だと指で開くより開き方が均一になってきれいです。
ここでも、花の大きさを変えて、下の花を小さく作ります。
最後は花同士をつなげていきます。
作業としてはこちらの方が面白みがあってデイサービスなど手先が器用な高齢者の方々は楽しめると思います。
飾っても風合いが柔らかで壁面飾りとしても見ていて和むものが完成するでしょう。
5月は藤の花の色合いがきれいな季節です。
壁面飾りは藤棚を作って楽しんでください。
合せて読みたい記事
5月の壁面製作 こいのぼり以外の作品
5月の壁面飾り 高齢者施設で個人が作れるもの
5月の壁面工作 いちごをつかった楽しみ方
鯉のぼり デイサービスで作る作品のアイデア
鯉のぼり 高齢者施設で行うレクリエーション
スポンサードリンク
コメント 0