5月は端午の節句などの行事があり、菖蒲やアヤメなどの花が咲き始めます。
壁面飾りも高齢者施設で利用者のかたが作るものは風情がある民芸品調のものが多いですね。
今回は大きなものではなく、一人一人の方が作って飾れる壁面飾りを紹介します。
落ち着いた雰囲気の仕上がりになるように和紙を多用して作ります。
最近では100均で和紙も安く手に入りますし、手芸店に行けば高級感のあるものも選べます。
はじめは最もポピュラーなものの一つ鯉のぼりをベースのデザインを作ってみます。
和紙で作る鯉のぼりの壁面飾り
鯉のぼりと言っても大きなものではなく、壁のちょっとしたスペースにも飾れるおしゃれなものを作ります。
◆材料
和紙各種(単色、模様入り、柄入りなど)
◆作り方
基本的な鯉のぼりの作り方です。
下の画像を参考にパーツを作ります。
①身体作る
無地か、ほんの少し模様の入った和紙を画像のように魚の形に切ります。
頭側と、尾びれ側がはっきりと切り分けます。
②目を作る
出来れば風合いを統一するために、目も和紙で作った方が良いでしょう。
白に近い色、クリーム色などを白目に、黒い和紙で黒目を作ります。
③ウロコを作る
鱗は3種類の模様入りの和紙を使用すると民芸品のような雰囲気の仕上がりになります。
今回は1匹につき9枚です。
もっと大きくても、ちぎって貼り付けても一味違った風合いになります。
④すべてを貼る
身体に目と鱗を貼り付けて出来上がりです。
口やひげを作ってもよいでしょう。
例として3匹を作ってみました。
これを壁にかざれるように工夫します。
◆カレンダーにしてみる
はじめはカレンダーを作ってみます。
売っているカレンダーに下地の和紙を貼って、その上から鯉のぼりを貼ります。
鯉の大きさはカレンダーの幅の6割くらいに作って、3匹が泳いでいるようにします。
下地の背景にする和紙は鯉の色と被らないように選びます。
こんな感じにします。
◆壁掛けを作ってみる
皆さんの作品を並べて飾るときにも最適なのがこの壁掛けです。
厚紙を用意して、正方形に切ります。
その上から和紙を貼って、端を別の色の細い和紙か紙テープで縁取ります。
そこに鯉のぼりを貼ります。
多少はみ出しても面白い仕上がりです。
完成したイメージはこんな感じです。
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菖蒲の壁面飾りを作ってみる
今度は菖蒲の花を作って壁面飾りにします。
◆材料
折紙(紫やラベンダー系の色)
色画用紙(緑)
ストロー(曲がるものが便利)
紙テープ(緑)
和紙
厚紙
◆作り方
①菖蒲の花を折る
折紙をつかって菖蒲の花を折ります。
折紙は濃い紫色のものがよい感じに仕上がります。
折り方は少し難しいのでこの動画を参考にしてみてください。
②葉っぱを作る
素っと長く伸びた葉っぱは色画用紙を使用します。
細く切って長さも少し違えて作ります。
5本から6本くらい作ります。
③花とストローを付ける
花の下側の尖った部分とストローの口の部分を接着します。
多目的ボンドが便利です。
乾くのが待てないときにはセロテープでも構いません。
④ストローに紙テープを巻く
緑色の紙テープをストローに巻き付けて茎を緑にします。
上から下に向かって巻いていくときれいに出来ます。
⑤葉をつける
茎の下の部分を包むような感じで葉を付けます。
速乾性のノリを使用して、最後に紙テープで巻いてはがれないように数回転巻いて糊付けします。
⑥背景を作る
厚紙を正方形に切って和紙を貼ります。
縁を別の色の和紙か紙テープを使って作ります。
⑦背景に花を貼り付ける
背景に菖蒲の花を貼り付けて完成です。
貼り付けるのは茎の下の部分と中間の部分にします。
簡単ですけど、趣のある仕上がりの菖蒲になります。
鯉のぼりも菖蒲もこのサイズなら作った方々の作品を皆壁に飾れます。
自宅に持ち帰って飾っても民芸品の様な雰囲気の壁面飾りになります。
5月の高齢者施設の製作に取り入れてみてください。
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