4月と言えば思い浮かべるのが桜の花。
高齢者施設やデイサービスでも壁面飾りでたくさん作られますね。
今回紹介するものは自由に動き回れる方も、そうではない方も参加しやすい桜の壁面飾りです。
壁面飾りは大きく分けて、利用者の方々一人一人が作ったものを一緒に展示して楽しむものと、
皆で一つのものを力を合わせてつくるものがあります。
ここで作り方を紹介するのは後者の方、皆で桜の花を作ってそれを一緒に貼り付けて完成させる方法です。
ある程度の下準備が整えばそれほど難しくなく大きくて立派なものが完成しますよ。
下絵を準備する
まず初めに職員の方が大まかな下絵を準備します。
施設の壁の大きさに合わせて模造紙切るか、あるいは何枚か繋ぎ合わせます。
今回は一つの例として、遠近法の風景を作ってみます。
この画像を見てください。
マジックでもなんでもよいのでこんな構図を描きこみます。
細い道が奥に向かって伸びています。
その脇には芝生や草が生えていて、ともに遠近法で細くなっていきます。
道の両脇には桜の花が壁のように満開に咲き乱れる。
空は上側にほんの少しの空間をとります。
圧倒的なサクラの存在感を出そうとする壁面飾りなのでこんな構図にしてみました。
実際は貼り付けていくものを区分けする線ですね。
では順を追って作っていきます。
桜の壁面飾りを作ってみる
この壁面飾りはちぎり絵と、花紙による花がメインの製作になります。
高齢者によっては寝たきりの方も多くいたりしますので、各自が部屋で作ったものを持ち寄って一つのものを完成させることができる方法がよいと思います。
①道を作る
道は茶色系の折り紙数色を千切って貼り付けます。
皆で広い場所に集まってやらなくても千切る作業はどこででもできるので体調によっては各自の部屋で職員の方と一緒にやってもらうようにします。
貼り付け方は描いてある線をややはみ出すくらいにします。
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②芝生や草を作る
次に芝生の緑の部分を作ります。
この部分は
花紙や和紙を千切って少し皺くちゃにしてから貼り付けていきます。
道の茶色い部分よりも立体感を持たせるような感じにします。
桜との境界線より少しはみ出す感じにします。
また、道にも不規則に緑が少し被るようにすると雰囲気が一層よくなります。
③空を作る
空の部分はあとで言葉を入れるのでフラットな感じにします。
水色や青の色画用紙を貼るか、折り紙を千切って埋めていきます。
④言葉と人を入れる
空の部分に施設の合言葉や、いつも大切にしていること、などをサインペンや筆ペンで描き入れます。
貼った折り紙のノリが十分に乾いてから書きます。
道の手前に高齢者夫婦のイラストを入れました。
職員の方が色画用紙を切って作ったものを貼ります。
⑤桜を作って貼る。
花紙を利用して桜の花をたくさん作ります。
つくり方はこの動画を参考にしてみてください。
桜の花なので小さめにたくさん作ります。
ピンク系の花紙を数種類用意すると立体感も出てきます。
この作業もどこでもできるので施設の高齢者の方の多くが参加できると思います。
貼り付けるときはノリを使用しますが、不安がある時には手芸用のボンドなどを使用します。
多少、乾きが遅いと思いますが、しっかりと付けることができます。
出来上がった壁面飾りは道から芝生、桜にかけて徐々にボリュームが増していって、大きければ大きいほど迫力のある仕上がりになります。
身体の状態や体調によっては施設で行う行事や製作に参加できない高齢者の方もいると思いますが、
この方法なら全員参加の大作も作れるようになると思います。
皆で作った壁面飾りを見ると満足感も大きいと思いますよ。
花紙を使った方法は4月の壁面飾り以外にも応用できますからぜひ参考にしてみてください。
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