4月は動物も植物も生き生きとする季節です。
保育園や幼稚園での製作もそれにちなんだモチーフを行います。
1歳児など年齢がひくい時には指先を使う作業を効果的に取り込むようにすることがポイントです。
なぜそうするとよいのかを交えながら4月の製作を紹介します。
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1歳児くらいに最適な作業とは
単純な作業でも指先を多く動かすことが1歳児くらいには良い効果をもたらします。
◆大脳への刺激
指先の運動は脳への刺激が大きく、脳が活発に働きます。
その効果は
・記憶力
・思考力
・集中力
が活性化されるといわれています。
指先を動かしたり、手を開いたり閉じたりする動きを取り入れたものを楽しく作る工夫が1歳児の製作には必要と思います。
今回の4月製作で取り入れるものは
破る
丸める
描く
の3つの動作です。
よく赤ちゃんがオモチャのガラガラを振ったりする動作とは少し違って、
形を作ろうとして行う動作です。
目的を持って考えながら行う作業なので、楽しく飽きずに作ってもらえると思いますよ。
クレヨンで自由に模様を描く
はじめはクレヨンをつかってち蝶の羽根の模様を描いてもらいます。
自由に指を動かして、好きな色をつかってもらいます。
◆材料
色画用紙
クレヨン
毛糸
◆作り方
先生達がする作業
まず、保育士の先生が次の事を準備します。
・背景の色画用紙を用意する
・蝶の形に色画用紙を切っておく
・触角の毛糸を切っておく
・雲を切っておく
園児たちには書くことに集中してもらうようにします。
園児たちがする作業
①蝶の羽に模様を描く
好きな色のクレヨンを使って羽根に模様を描きます。
羽根を描き終わったら、丸い色画用紙に顔を描きます。
②背景に雲を貼る
ノリで空の背景に雲を貼ります。
好きな位置に貼ってもらいます。
③顔と羽を背景に貼る
背景に羽を貼って、次に顔を貼ります。
最後に毛糸を貼って触角を作って出来上がりです。
毛糸はノリでは画用紙につかないので先生がボンドで付けてあげます。
羽根の模様にこだわらず、自由に描いてもらいましょう。
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タンポポを作ってみる
今度は丸める、破るという作業を取り入れたタンポポです。
子どもは紙を破ったりするのは好きですから、楽しい作業になると思いますよ。
◆材料
折り紙
色画用紙
和紙
スズランテープ
綿
◆作り方
先生達がする作業
・背景の空の用意
・タンポポの形の切り出しと背景への貼り付け
・スズランテープを所定の長さに切っておく
・動物イラストの準備
園児たちのする作業
①タンポポの花を作る
タンポポの花を和紙で作ります。
先生達の作った花の輪郭の真ん中に黄色の和紙を丸めて貼ります。
花のボリューム感を丸めた和紙で出します。
②タンポポの綿毛の花を作る
綿を適当な大きさに千切って貼り付けて綿毛になった花を作ります。
③飛んでいる綿毛の種を作る
スズランテープを縦に細く千切って指先で撚るようにします。
先端の部分は少し残して撚るようにします。
これを数本作って束ねます。
下の部分を茶色の和紙を小さく切ったもので包んで丸めます。
これで種の完成です。
同じ様に数本作ります。
④背景に貼る
作った種を背景に貼ります。
貼る部分は茶色の種の部分です。
ふわふわ飛んでいる感じにします。
⑤動物を貼る
種が飛んでいるのを見ているように、または一緒に飛んでいるように貼ります。
これで完成です。
このタンポポ製作は破ったり丸めたりの楽しい作業の連続ですから飽きずに楽しんでくれると思います。
4月製作の参考にしてみてください。
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