3月は寒さが残りますが、春の気配も多く感じられる月です。
壁面製作も動物が成長したり、花や植物が育つ感じのものがつくられます。
今回は1歳児でも作れる手形スタンプをつかったものを紹介します。
単純に手形を押して作るだけではなく、貼り付けたり描いたりする作業も取り入れています。
絵の具を手につけて紙に押すことはやっていて楽しいので
幼児クラスや年齢の低い子でも飽きずにやってくれるでしょう。
また、壁面製作にはみんなで一つのものを作る場合と、一人一人が作ったものを一緒にかざるものとがありますが、
ここで紹介するものは一人一人が楽しく作ったものを同じ背景に貼って飾るものです。
では、早速始めましょう。
羽ばたく鳥の壁面製作
大空に羽ばたく鳥を作ります。
鳥の各パーツを事前に先生たちが作っておいて貼り合わせ、
手形を羽根に見立ててつくります。
◆材料
色画用紙各色
紙テープ各色
白い画用紙
絵の具
クレヨン
ノリ
青の模造紙
◆作り方
先生達の準備
①鳥の体とくちばしを切り出す。
身体は色画用紙を半分に切って皿に半円に切ります。
立体的にするときには色画用紙を半分に折って、それを半円に切ります。
②紙テープを適当な長さに切って尾っぽを作っておく。
適当な長さに紙テープを切っておきます。一羽につき3枚から5枚くらいがよいでしょう。
③白い画用紙を園児たちの手形が入る大きさに切っておく
④背景を作っておく
背景は園児たちがつくる鳥がすべて貼れるだけの大きさに作ります。
青の模造紙を使ってもよいですし、色を塗って作ってもよいと思います。
後から鳥を貼り付けることを考えると、色を塗っていない青の模造紙を使うのがお勧めです。
1歳児の掌の大きさよりも一回り大きく切っておきます。
⑤絵具を各色用意して容器に入れておく
⑥汚れてもいいように机に新聞紙やシートを敷いておく
⑦エプロンなども園児用に用意しておく
絵の具の準備以外は前日までにやっておきます。
園児たちの作業
①鳥のからだを作る
切り抜いてある鳥の体とくちばし、尾っぽを貼り付けます。
年齢によってハサミが使える時には、体を切り抜く作業を園児にやってもらってもいいでしょう。
②目玉を入れる
クレヨンなどで鳥の黒目を入れます。
③手形を押す
好きな色の絵の具で画用紙に手形を押します。
④羽根を付ける
絵の具が乾いて、子供たちがよく手を洗ったら、先ほど作った鳥の体に手形を貼ります。
羽根が斜め上になって羽ばたいているように角度を調整します。
⑤背景に貼り付ける
空の背景に園児たちの作った鳥を貼ります。
この壁面飾りはかなり大きなものになるので光景は壮観です。
つくりかたは最初に手形を押して、乾くのを待つ間に鳥の体を作ってもよいでしょう。
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手形で作るタンポポ
今度は手形を使ったタンポポの壁面製作です。
作り方は先ほどとそれほど変わりません。
一人一人が作ったものを大きな背景に貼ります。
◆材料
色画用紙(緑色、濃淡2色)
白い画用紙
絵の具(黄色)
模造紙(背景用)
◆作り方
先生達の準備
①タンポポの葉と茎を作る
茎を濃い緑色の色画用紙を細く切って作ります。
長いもの1本、短いもの2本(長さが違っても面白いです)
葉っぱは薄い緑色を小さな正方形に切って作ります。
②手形を押す紙を切る
手形を押す紙は1歳児の手の大きさの2倍以上の直径にします。
③背景を作る
青い空と雲をベースにつくります。
④絵具、汚れ防止のしたくは上と同じ
先程と同じように絵具で手形を押してもらうときの用意をしておきます。
園児たちの作業
①タンポポの葉と茎を張り付ける
短い緑の茎に小さな正方形を画像のように貼り付けます。
茎が正方形の対角線に来るように貼ります。
両方できたら、根元で貼り付け、花がつく長い茎を真ん中に貼ります。
②手形を押す
今回は先ほどと違って、花びらのようにたくさん押します。
ぐるっと1周するように何回も押します。
③背景に茎を張り付ける
先程はすべて出来上がってから、背景に貼り付けましたが、茎と葉は細いので花を貼り付けると折れてしまうので、茎だけ先に貼ります。
④花を貼り付ける
茎の先に花を貼ります。
これでタンポポが完成です。
青空の隙間に綿毛の種を作って貼っても面白いですね。
この壁面製作も子供の掌の倍の大きさの花になるので、かなり大きなものになります。
背景にも十分に余裕をもって作っておきましょう。
3月は春が待ち遠しい季節です。
子供たちの気持ちを表す様な壁面製作で教室を盛り上げてください。
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