幼稚園、保育園での1月製作はお正月にちなんだものが多いですが、年齢に合わせた難易度を設定するとより楽しくなります。
4歳児くらいになると
描く
切る
貼る
塗る
といった作業もかなりスムースにこなすことができるようになります。
今回紹介するものはこの作業のすべてを含んでいますから、時間が多少かかっても変化にとんだ楽しいものになると思います。
まずはお正月にちなんだものからやってみます。
富士山を作ってみる
お正月の定番モチーフですが、ちょっと大きめに作ります。
◆材料
水色の模造紙(大きめのもの)
色画用紙(水色、赤)
折り紙(金色)
綿
絵の具(青)
画用紙
◆作り方
①富士山の形を作る
青い色画用紙を半分に折って、富士山の半分の輪郭を描きます。
線に沿ってハサミで切ります。
拡げると富士山の形になっているはずです。
②朝日、扇を作る
富士山に青で色の濃淡をつけます。
赤い色画用紙を丸く切り抜いて、さらに半分に切ります。
好みで太陽の大きさを決めてください。
画用紙を扇形に切り、真ん中にその年の干支の漢字を書きます。
4歳児では漢字を習っていないので、先生が見本を書いて、子どもたちに真似して書いてもらいましょう。
乾いたら扇らしく、折り目をい入れておきます。
③扇と凧を作る
金色の折り紙を小さく切って、先ほど作った扇に散りばめて貼ります。
画用紙を四角く切って、縁に折り紙でわくを貼り付けます。
好きな色の折り紙を細く切ってノリで貼ります。
枠の中には干支の絵を描きます。
手描きでも、折り紙で切って作ってもよいでしょう。
右上には干支の頭文字をひらがなで入れます。
平仮名は覚えている子もいると思いますが、一応、お手本を書いて真似てもらいましょう。
④背景に貼り付ける
まず、富士山を中央に貼り付けます。
次に頂上のあたりに扇、そこから朝日が出ているように赤の色画用紙を貼り付けます。
正面に凧を貼ります。
⑤雲を付ける
最後に頂上のあたりに綿で雲を付けて出来上がりです。
綿を薄く千切って手芸用のボンドで貼ります。
或いは透明な両面テープを使用しても大丈夫です。
絵や文字には子供たちの個性が出るので仕上がりもバラエティーに富んだものが出来上がります。
ハサミの使いかた、筆の使い方、絵の描き方など今まで身に付けたことを総動員して作ります。
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童話の世界をつくる
今度は童話のお話の一場面を作ってみましょう。
例として挙げるのはウクライナ民話の『てぶくろ』というお話です。
あまりなじみのないお話かもしれませんが、こんなお話です。
事前にお話を読んであげてイメージを膨らませてもらってから作ります。
中心になる作業は絵を描く作業です。
たくさん動物を描きますから、絵が好きな子供には楽しい作業になります。
普通は用意された画用紙を使用して絵を描きますが、今回は自分が絵を描くキャンバスを作るところから始めます。
◆用意するもの
色画用紙(濃紺、黄色、ピンク、薄茶など)
クレヨン、絵の具など
ノリ
◆作り方
①キャンバスを作る
大きな濃紺の色画用紙に黄色やピンクの色画用紙を手袋形に切って貼り付けます。
絵を描く時の画用紙と同じくらいの大きさにしないと動物達を書き込めなくなります。
②動物たちを描く
手袋の形の中に登場する動物を描きます。
クレヨンを使っても絵の具を使ってもよいですが、クレヨンが手軽で色をすぐに変えられるので手軽ですね。
③背景を仕上げる
背景に雪や、絵の本のように手袋の回りにいろいろ書き込んでも面白いですね。
この辺は絵本を読んでお話を聞いた子供たちの想像力に任せましょう。
このお話に出てくる動物は
ネズミ、カエル、ウサギ、きつね、オオカミ、イノシシ、クマ
です。
お爺さんと子犬は一体どのくらい大きいんだ、と思ってしまいますが、その点は突っ込まずに。
画像ではタヌキと猫が入ってしまっていますね。
出来あがったら壁に飾って見比べると子供たちの個性と想像力があって面白いですよ。
大きさに関しては十分に大きな画用紙を用意して切る手袋のサイズも決めてあげる必要があります。
この部分は型紙を用意してもよいかもしれません。
1月はお正月、冬にちなんだものを作ることも多いですが、今回のように絵本や昔話にちなんだものを作ってもらうことを考えてみてください。
手先が自由になる4歳児くらいの子供の製作は少し視点を変えて工夫すると個性が出て出来上がりも期待できますよ。
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