1月は日本のお正月にちなんだあそび道具を作って遊びます。
保育園でも1月製作でいろいろなものを作りますが、
今回は1歳児位から作れるおもちゃを紹介してみます。
作り方が簡単なものを中心にしますが、作った後は遊べるものがお正月の遊びを伝えるのに最適です。
では、はじめましょう。
羽子板づくり
はじめは羽子板を作ります。
遊べるように丈夫な厚紙を使用して作ります。
◆材料
・厚紙
・金色の折り紙またはテープ
・画用紙
・折り紙各色
・新聞紙
・タコ糸など
・ビニールテープ各色
・絵の具
◆作り方
1歳児くらいの子供がつくるにはあまり多くの作業を詰め込まずに一つの作業を楽しんでもらうことに集中した方が飽きずにうまくいきます。
そこで、ある程度、保育士の先生が仕上げておきます。
今回は絵の具で羽子板に模様を描いてもらいます。
①厚紙に画用紙を貼る
予め羽子板の形に切り抜いておいた厚紙に画用紙を貼って絵の具を塗れるようにします。
持ち手の部分にも折り紙を巻いておきましょう。
②絵の具を塗る
ここは園児にやってもらいます。
筆で2色から3色を塗って模様を作ります。
1歳児くらいでは筆で絵を描くことは難しいですから、好きな色で好きな模様を描いてもらいます。
③縁を仕上げる
乾いたら、先生たちが羽子板のふちの部分に金色の折り紙やテープを貼って仕上げます。
④羽根を作る
羽子板が仕上がったら、次は羽根です。
新聞紙を小さく丸めて、その中に抜け落ち防止の結び目を作ったタコ糸を入れてテープで留めます。
次にビニールテープで回りを隈なく巻きます。
最後に色画用紙で3枚から4枚の羽根を切り抜いて貼り付けて完成です。
⑤羽子板と羽根を取り付ける
羽根のひもを羽子板の持ち手の部分に結んで出来上がりです。
遊んだ時に無くさないようにひもで固定しておいた方が安全です。
羽子板のうえで羽根を軽くついて遊びます。
コップで作るけん玉
今度はけん玉を作ってみます。
けん玉といっても身の回りにあるもので作るので特別に用意するものはありません。
これは、時間をかければ、園児がすべての作業をしても良いでしょう。
◆材料
・紙コップ
・折り紙
・新聞紙
・紐
・ビニールテープ
◆作り方
①コップに穴をあける
コップの底の中心部にはあらかじめ穴をあけておきます。
これは錐などを使うので先生がやっておきましょう。
穴をあける前にセロテープを貼っておくと丈夫になります。
②コップに折り紙を巻く
紙コップに好きな色の折り紙を貼り付けます。
側面だけで大丈夫です。
③玉を作る
新聞紙を丸めて、コップの口とほぼ同じくらいの大きさの玉にします。
先ほどの羽子板の羽根のときと同じように紐を丸めた新聞紙に固定します。
最後は好きな色のビニールテープを隙間なく巻いて玉は完成です。
④コップと玉を取り付ける
玉についている紐をコップの穴に通して堅結びして抜けないようにします。
完成画像ではコップの中からひもが出ていますが、そこの方から出ていたほうが遊びやすいです。
中から出ていると、コップの縁に紐が当たって中に玉を入れにくいことがあります。
ビニールテープも数色用意して、好きな色をえらんでもらってください。
テープの粘着力は強力なので髪の毛などにつかないように気を付けてあげてください。
本格的なけん玉はいきなりでは難しいので、最初はこれで遊んでください。
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コンビニ袋で作る凧
今度は凧を作ります。
本格的な凧はバランスをとったり骨を作ったり工作が難しいので空気をとらえやすいポリ袋を使用します。
◆材料
・コンビニなどで使用するポリ袋
・紐(タコ糸などある程度長さのあるもの)
・スズランテープ
・B5くらいの紙
・セロテープ
◆作り方
①ポリ袋の下ごしらえ
画像のようにポリ袋の持ち手以外の不要部分を切り取ります。
ない場合はそのままで大丈夫です。
②絵を貼り付ける
B5くらいのサイズの紙に好きな絵を描きます。
お正月のイメージで羽子板や冬のイメージで雪だるまなど好きな絵を描いてもらいます。
出来あがったら、袋に貼り付けます。
直接マジックインキやサインペンで絵を描いてもよいと思います。
③足を付ける
スズランテープを長く切ってセロテープで袋の底に貼ります。
両方の角に同じ長さに貼ります。
左右色を変えたり、カラフルにしておくと楽しいですよ。
④紐を付ける
袋の持ち手の部分に紐を渡して付けます。少し長めに余裕を持て付けます。
渡したひもの真ん中に紐を付けて結びます。
渡したひもに余裕がないと空気をうまく中に入ってくれなので注意です。
パラシュートを思い浮かべてもらえばわかりやすいですね。
イメージはこんな感じで飛ばします。
鏡餅で粘土遊び
これは作ってからというよりも作るまでが遊びになります。
紙粘土を使って鏡餅を作ります。
粘土に触れて、こねたりしてその感触を楽しんでもらいましょう。
1歳児位は好奇心旺盛なのでいろいろなものに触れて体験することが大切です。
◆材料
・紙粘土
・色紙(赤と白)
◆作り方
①粘土の用意をする
鏡餅の上側と下側の大きさになるように紙粘土を分けておきます。
それを捏ねると自然と大小の白い楕円形のお餅の形になります。
②こねる
園児たちに捏ねてもらいます。
紙粘土は捏ねるほどにきめ細かくなります。
遊び感覚で楽しんで捏ねてもらいます。
③形を作る
大小の楕円形を作って重ねます。
④紅白の紙にのせる
紙粘土が乾いたら、赤と白の折り紙を重ねてその上に出来上がったお餅を乗せます。
乾かないうちにのせると、水分が紙に染みてしまうので注意してください。
紙粘土は手が汚れますから、エプロンや粘土板を用意して作業してもらってください。
石粉粘土は手が汚れず、便利ですが、値段が多少高価で硬いのでもう少し年齢が進んでからの方がお勧めです。
楽しく遊んだ後は飾ってお正月気分を味わいましょう。
1月には日本独特の遊びに触れる機会を作って、遊びましょう。
幼稚園や保育園でも季節ごとの遊びやそれにちなんだ工作を多く取り入れています。
1歳児から出来る工作もたくさんありますから、1月の園児の製作の参考にしてみてください。
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