秋に高校や中学で行われる文化祭。
その際に意外と簡単に進まないのがポスター作りです。
学校によってテーマに沿ったポスターを作って外に張り出したり、
クラスごとの出し物のポスターを校内に貼ってきてくれた方々にアピールしますね。
中でも目立つポスターとあまり目立たないポスターがあるのですが、
効果的な物にはやはり共通点があります。
今回は効果的なポスターを作る方法を考えてみました。
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ここを抑えればハードルが高かったポスター作りが簡単になっていくと思います。
ポスターを考えるときの基本
ポスターの目的は
文化祭、学園祭のものならスローガンや校風などその学校の特色を、
クラスの出し物なら何をやるのかを
見た人に一目で伝わるようにすることです。
良いポスターとはどんなものかはこのブログの記事
中学校の文化祭 良いポスターの条件と参考画像
である高校生の生徒の作品を例に説明しました。
着眼点や制作の意図がよくわかるものですので、よろしければ参考にしてみてください。
では、ポスターを作るときの基本的なところから押さえていきましょう。
◆ポスターを作るときに気を付けること
①手書きかソフトか
学校によって手書きのポスターを原則とするところと画像ソフトや撮影した写真、フリー画像を使用してもよいなどの規則の違いがあると思います。
PCの利用はある程度欠かせないので、ここでは画像や絵はオリジナルを使うことを前提にお話しします。
また、代表的はポスター制作サイトにはこのようなものもあります。
https://www.canva.com/ja_jp/create/posters/culture-festival/
②文字の大きさ
タイトルを一番大きく目立つように書くのが原則です。
一般的なものなら、
A3用紙でその縦幅の4分の1くらいになる文字の大きさにすると効果があるとされています。
この大きさならいやおうなしに目立ちますから、人目を引くこと間違いなしです。
タイトルは左上に置くのが目立ちやすいといわれますが、下に持ってきても真ん中でも、かまいません。
絵とのバランスや配色、レイアウトによってふさわしい位置が変わってきます。
③レイアウトを考える
例えば文化祭のスローガンやクラスの出し物を絵で表すことに力を入れると、
見る人はまずポスターの絵が目に入って、次いでタイトルという感じになります。
文化祭のポスターの場合は生徒の表現力も注目されますから絵を中央に置いて一番目立つようにする構図が多くみられます。
人間や絆などの主題を大きく中心に据えて、周囲に装飾的な文字やパターンを置く構成です。
これとは逆にタイトルが最初に目に入るようにするなら絵やイラストのアピール力を少し落としたり、サイズを小さくしたります。
この場合は絵やイラストは右下に側に置くほうが良いとされています。
文字で情報を伝えることが優先されるときにはこの方法が効果的でしょう。
この3点がポスターを作るときに注意することです。
あくまで基本とされていることですから、もしポスターを作ってみて目立たないとかインパクトに欠ける場合は当てはまらないかチェックするときの参考程度にとどめてください。
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文化祭のポスターの特徴
①テーマ、校風を前面に出す。
学校名、文化祭の通称、コンセプト
などを絵や文字で前面に大きくアピールします。
伝統ある学校の文化祭はその地域の名物になっているでしょうから、
「○○高祭」「○○祭」という呼び方が馴染んでいることも多く、この場合は文字中心の構成になることも多いようです。
美術部の活躍が盛んだったり、新入部員の作品を使うことが習慣になっている時には手書きの絵が名物になっているでしょうから、絵中心の構成になります。
基本的に生徒の自由ですが、この部分は校風、地域によっていろいろ違いがあります。
②全体の雰囲気の統一
文化祭のポスターに限りませんが、全体が同じ雰囲気で統一されていることは大切です。
それは背景を含めた絵と文字の調和であったり、全体のトーンであったりします。
またクラスの出し物ならそれがストレートにい伝わるようなものにします。
色彩がテーマに与える効果についてはお化け屋敷を例にこのブログの記事
お化け屋敷をやる文化祭 ポスター効果的な作り方。
で取り上げていますので、のぞいてみてください。
③校風と絵のモチーフの一致
分かりやすさと、見た人への伝わり方に影響しますが、
農業高校なら果物、野菜の絵をメインに持ってくる、
ヒマワリが学校の象徴ならそれを配置する、
など特徴のある学校にはストレートさが見られることも多いです。
④画力
ポスター作りで一番のポイントですね。
中学生、高校生はイラストや絵画、コンピューターグラフィックなど卓越した生徒が結構います。
特にコンテストなどではその丁寧さやセンス、テクニックなどが発揮されています。
こんな風に文化祭のポスターを考えていくと自分たちがやりたいことや文化祭の意義も自覚しやすくなるでしょう。
まとめると
・レイアウトは文字中心か絵中心か
・文化祭そのものをアピールするのか、自分たちの出し物をアピールするものなのか
をふまえて
・文字と絵の配置
・全体の統一感
を考えて作ります。
最後に武州ガスの主催するコンテストで最優秀作と優秀作のポスターを参考に見てみましょう。
文化祭のポスタ―の実例
出典はhttps://www.bushugas.co.jp/life/bpocket/poster/result/result.htmlより
・最優秀作 浦和西高等学校の作品
画像ソフトを使用しているようですが、文化祭の文字もわかりやすく、絵を背景にしながらレイヤーを多重に重ねて雰囲気を出しています。
全体的に同じトーンで統一されていて、絵と背景、文字との調和がいいですね。
・優秀作 春日部女子高等学校の作品
手描きの絵を中心にした構成が目を惹きますね。
最優秀作とは構成も作風も真逆ですが、雰囲気がとても調和しています。
「花」と「咲く」が学園祭のテーマでしょうか。
ポスター制作は文化祭の楽しみの一つでもあります。
クラスの出し物にお客さんに来てもらうため、学園祭のポスターを任された時、今回のことを参考に取り組んでみてください。
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