クリスマスにはデイサービスや高齢者施設でレクリエーションをして楽しみます。
以前このブログの記事
クリスマスに高齢者施設で楽しめるレクリエーション
でも取り上げましたが、
今回はデイサービス向けにもう少し活動的なレクを紹介します。
利用者の方は基本的にある程度体の自由が利く方だと思いますので
簡単なものより少し体を動かすもののほうがより楽しく過ごせると思います。
といっても、車いすの方や足腰の不自由な方もいると思いますので、
怪我無く、安全に楽しめるものを選んでいます。
座って行う種目が中心ですが、夢中になれるものが多いと思います。
棒サッカー
コートを壁で仕切って足の代わり棒を使ってボールをゴールに入れる種目です。
基本的に座って行う種目なので、誰にでも出来て、しかも熱中しやすいのが特徴です。
動画があるのでこちらで協議の様子を見てください。
日本棒サッカー協会という団体があって、年に一回大会も開催されています。
もともと、高齢者施設で行われていたレクリエーションから発達したものなので、シンプルで体への負担もなく行うことができます。
チームスポーツですし、この協議を通して
・社会性の向上
・好奇心
・生活意欲の向上
など良い効果が期待できます。
クリスマスをきっかけに本格的に練習を開始すれば、協議参加の目標もできますし、今後に向けてもよい効果が出るでしょう。
◆用意するもの
レクリエーションとしてデイサービスで行うには次のものを用意してください。
・ボール(公式のものではなくてもやや小さめのバレーボールやドッヂボールのボール)
・棒(塩ビパイプにクッションになる緩衝材を巻いて保護したもの)
・仕切り(コートを仕切るもの、ぶつかっても痛くないように、発泡スチロール製のボードなど)
・ゴール(段ボール箱などでも可)
このほかに本格的に試合の雰囲気を楽しむのならば、ホイッスルやイエロー、レッドカードなども準備しましょう。
棒は色分けも忘れずに。
◆試合をするときの注意点
高齢者の方が椅子から落ちないように、また、イスが倒れないように気を付けます。
安定感のある椅子を用意して、多少体重が移動しても大丈夫かどうかを職員の方があらかじめチェックしましょう。
万が一が起こらないように気遣うことも大切です。
日本棒サッカー協会の協議の基準を参照するとどんな点に注意するとよいかがわかりますので、公式HPをのぞいてみて下さい。
http://www.bo-s.or.jp/laws.html#l3
ボーリング
ボーリングもデイサービスのレクで人気の種目ですが、車いすの方や座ったままでもできるのですべての利用者の方が楽しめます。
◆用意するもの
・ボーリングのピン
・玉(ピンが難なく倒れる重さのもの)
ピンは使用済みのペットボトルをビニールテープで巻いて仕上げたりします。
クリスマスを意識して赤と緑と白を基調に仕上げてもよいでしょう。
◆楽しみ方
個人対抗戦よりも、チーム対抗戦にしたほうが盛り上がります。
例えば利用者チームと職員チーム
職員チームにはハンデを付けます。
利き腕の逆の腕で投げる、「ぐるぐるバット」をした後で投げる、トナカイやサンタの着ぐるみを着て投げる
など簡単に当たらないようにします。
職員の投げる姿で利用者の笑いをとれるようにすると盛り上がります。
スイカ割りの時のように目隠しで誘導して投げてもらっても面白いでしょう。
輪投げ
輪投げも定番です。
立って投げても、座って投げてもそれほど差がつかないので体の状態にかかわらず利用者の方に楽しんでもらえます。
◆用意するもの
規模を大きくしてある程度の距離投げてもらうには
・三角コーン(道路に置いてある赤いやつ)
・輪(輪投げ用のもの、ドン・キホーテやホームセンターで購入)
を用意します。
コーンの足元は段ボールを輪にくりぬいて、それらしく色を塗ったものをかぶせて、クリスマスっぽくしましょう。
頭には白くて丸っぽいものをかぶせるとサンタさんの帽子の雰囲気が出ます。
もっと近い距離や規模が小さいときは
この動画のようなものを作って用意します。
こちらは手軽でアレンジもしやすいですね。
◆楽しみ方
これもチーム対抗戦で行ったほうが楽しめます。
輪投げは地面に的を置いて行う以外にも、壁に的を置いて行うこともできます。
施設の広さや利用者の方の状態を考慮して判断してあげてください。
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旗揚げゲーム
旗揚げはチーム対抗では勝ち負けの判断やジャッジが難しいので、気分転換に行うくらいの種目にします。
頭と体の体操ですね。
やり方は号令に合わせてその通りに旗を揚げるだけ。
チームワークとかはありませんけど、個人の脳トレに効果があります。
用意するものはクリスマスにちなんだ色の旗、またはサンタやトナカイ、雪だるまが描かれている旗です。
割りばしに画用紙などを挟んで作りますが、イラストなどは無料のサイトを利用すると簡単にできます。
自信のある方は自分で描いみましょう。
でも、利用者全員分は結構大変ですよ。
旗をあげてもらう合図は
「右あげて」「左あげて」
など方向で行います。
旗がシンプルな場合は色で、
イラストの場合は、
「サンタあげて」
などといってもよいと思います。
余興のクイズ
最後にクリスマスにちなんだクイズを少し紹介しておきます。
体を動かすものでもありませんが、スポーツばかりだと疲れてしまうのでちょっと変化をつけるときのトリビアと考えてください。
◆クリスマスにちなんだクイズの例
①サンタの服が赤いのは子供を不幸から守るためである。
答え:○
赤い服には不幸から人々を守る効果がある、と言われています。
以外にもこんな意味があったのですね。
サンタさんはプレゼントを届けてくれるだけではなかったのですね、
②日本でクリスマスケーキを食べる文化を広めたのはあのペコちゃんで有名な「不二家」である。
答え:○
これも丸です。
実に大正22年に始められました。
洋菓子と海外の文化が合わさったクリスマスケーキはこんなにも古い歴史があります。
③クリスマスプレゼントの習慣はキリストへ捧げものを送るキリスト教徒たちの行動から由来する。
答え:×
プレゼントの起源はキリスト教徒が貧しい人たちにパンを贈る行動から来ています。
日本ではクリスマスが全国的に広がり始めたのは明治時代頃です。
そのころからキリスト教の団体の方たちが貧しい人たちにパンやお菓子などの食料またはおもちゃを送る行為を始めて、それが根付いて今に至るようです。
④クリスマスはキリストの誕生日である。
答え:×
12月25日は実はキリストの誕生日ではありません。
キリストの誕生をお祝いする日で、その日にキリストが生まれたからではありません。
今でもキリストがいつ生まれたかはわかっていないのです。
ちなみにロシアなどではクリスマスは1月にお祝いします。
⑤サンタクロースのそりを牽くトナカイは10匹である。
答え:×
9匹です。
9匹のトナカイ全員にはきちんと名前があります。
このトナカイについてはこのブログでも紹介しています。
保育園で歌うクリスマスの歌 トップ5は?
をみるとそれぞれの名前がわかりますから、参考にしてみてください。
⑥女性のサンタクロースも存在する。
答え:○
海外では女性のサンタクロースも活躍しています。
プレゼントを世界中の子供たちに配るのはおなじみのひげを生やしたあのサンタクロースですけど、
準備のお手伝い、トナカイの世話、などサポート役です。
その名前はミセスサンタクロースと言ってサンタさんを女の人にしたような感じの眼鏡をかけた優しそうなおばあさんだそうです。
クイズは知っている人もいない人も楽しめる○×形式がおすすめです。
正解した人もしなかった人も感心して、笑って楽しめます。
今回は競技性の高いレクリエーションを紹介しましたが、
デイサービスを利用する方々には自立した方が多いので目標を持つことで生きがいになったり、気力が充実する方も多いと思います。
クリスマスがそのきっかけの一つになるとよいですね。
怪我の無いように思いっきり楽しんでください。
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