わらび餅はおやつや季節のお菓子としても良く食べられています。
でも、原料表示をよく見ないとアレルギーを持っている子供がいる家庭では食べられない可能性もあります。
わらび餅はすべてわらび粉からできていると思い込んでいる人も多いと思いますが、実はそうではないものも売られています。
今回はアレルギーを持つ子供でも食べられるわらび餅のレシピを紹介します。
市販のわらび餅を買うときの注意点は
わらび餅はすべてわらび粉からできているわけでありません。
コストを削減したりするためにでんぷんが使われることも多くなっています。
主原料は
でんぷん、砂糖、水、きな粉
などと書かれているとアレルギーを持つ子供が食べられない可能性があります。
現在では成分表示で
加工されたでんぷんは増粘剤と書かれていて添加物として扱われます。
その増粘剤(加工でんぷん)にはジャガイモ、トウモロコシ、タピオカなどのでんぷんを加工して作られたものですが、
時として小麦が使われることがあります。
小麦は特定原材料7品目に指定されている物質ですからアレルギーを持つ人も多いでしょう。
市販品を買うのならば、成分表示をよく見て、小麦が使われているかどうか確認してみる必要があります。
特定原材料7品目は表示義務がありますから、成分表示をみれば一目瞭然ですが、
それに準ずる20品目は表示義務がありません。
もし、子供のアレルギーが不安なら製造元に問い合わせるくらいの慎重さが必要です。
一方で市販されているわらび餅にそこまで神経を使うよりは、自分で作ってしまおうという親御さんも増えています。
手作りすれば何が入っているかはわかりますからね。
大豆アレルギーの子も食べられるわらび餅
手作りする場合で注意するのは市販のわらび粉はサツマイモを主原料にしたものと本わらび粉を使用した高価なものがあります。
本わらび粉は50グラムで1000円近くするものもあります。
サツマイモは特定原材料7品目にもそれに準ずる20品目にも入っていませんから使用しても大丈夫だと思いますが、
本格的に作るのな本わらび粉をお勧めします。
◆材料
・わらび粉:90gくらい
・水:360ml
・キヌア焙煎粉(きな粉の代用)
・黒糖密
キヌア焙煎粉は大豆アレルギーのある子供がきな粉の食感を味わうのに最適です。
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◆作り方
①ボウルに入れたわらび餅粉に水を加えてよくかき混ぜます。
②それを鍋に移して弱火でかき混ぜながら様子を見ます。
③粘り気が出てきたら、全体が半透明になるまで続けて、水気が無くなったら容器に移します。
容器はタッパーや適当な大きさの器を選びます。
④冷まして、粗熱を取ったら冷蔵庫に入れます。
⑤包丁やスプーンで食べやす大きさに切り分けてさらにとりわけます。
⑥黒糖密とキヌア焙煎粉をかけて出来上がりです。
黒糖密をかけないで食べる時にはわらび餅粉と水と一緒にオリゴ糖を適量加えるとよいでしょう。
グレープ味のわらび餅
わらび餅というよりもゼリー感覚のお菓子です。
食感はわらび餅そのものですが、きな粉や黒糖密の味に飽きたらこちらも試してみてください。
アレルギー対応です。
◆材料
・グレープジュース:250ml
・わらび餅粉:50グラム
・水:100ml
・砂糖:適量(ジュースの味によって調整します)
ジュース糖分を気にするのなら100%果汁のものを使用しましょう。
他にも好みの味のジュースを使用してバリエーションを楽しめます。
◆作り方
①鍋に水、わらび餅粉、適量の砂糖、ジュースを入れて良くかき混ぜます。
②十分にわらび餅粉が溶けたら、中火で加熱を始めます。
③かき混ぜながら加熱を続け、沸騰してきたら火を弱めます。
④火を弱めて透明感が出るまでかき混ぜます。
⑤耐熱皿を用意して移します。
⑥粗熱を取ったら、冷蔵庫に入れて冷やします。
⑦包丁、スプーンなどで切り分けて器に盛って出来上がりです。
使用するジュースは少し味が濃いかな、と思うくらいで仕上がりはちょうどよい感じになります。
冷蔵庫で冷やす時間はあまり長くしない方が柔らかい食感になります。
冷やしすぎるとやや固くなってしまいます。
市販のわらび餅を買うときには原料のチェックを忘れずに。
特にアレルギーのある子供に食べさせる場合はなおさらです。
材料さえそろえば家庭で作ってもそれほど手間はかかりません。
お子様のためにちょっと手間をかけてみてください。
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2017-02-26 17:10
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