長命寺はいわゆる関東風の桜餅です。
普通は白玉粉と薄力粉を使って生地を作るのですが、今回のレシピはすいとん粉を使ってみたいと思います。
関西風の道明寺の方が作り方としては簡単なのですが関東風を手作りで味わってみたい方はトライしてみてください。
すいとん粉とはどんなものか
普段あまり聞かれないすいとん粉。
普通、長命寺桜餅の薄い生地を作るときには白玉粉と薄力粉を混ぜて使うのですが、
すいとん粉を加えるとより柔らかく、つるっと感が出ます。
これはすいとん粉には
でんぷん
山芋
などが入っているからで、食感に変化が出るほか、冷めた時に固くなるのをある程度防いでくれます。
普通の作り方はこのブログの記事
桜餅 道明寺のレシピをレンジで作る方法
でも紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
すいとん粉を使用した長命寺桜餅
より、もちもち感がアップした長命寺桜餅です。
◆材料
・白玉粉:5グラム
・砂糖:15グラム
・すいとん粉:60グラム
・水:160㏄
・クチナシ:ほんの少量
・あんこ:こしあん(通常)、粒餡、白あんは好みで用意してください。
・桜の塩漬け:好みで添えてください
桜色を付けるのは食紅が一般的ですが、食品添加物を気にする方はクチナシを少量使用するとよいでしょう。
今回はクチナシを使います。
手に入らないときには食紅で構いません。
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◆作り方
①ボウルに白玉粉と水を少量入れて混ぜます。
このときにへらなどで粒をつぶしながら混ぜます。
②そこに砂糖を入れます。
③次にすいとん粉を入れてよく混ぜます。
混ぜながら水を少しずつ加えていくとダマになりにくくうまく混ざります。
④クチナシを水で溶いたものを少しずつ加えていきます。
薄くピンク色になるくらいになったら十分です。
焼くと色が濃くなるのでその分を差し引いて色を付けます。
⑤フライパンを熱してから油を薄く敷いて弱火にします。
⑥ボウルで作った生地を流しいれて焼きます。
大さじ2杯くらいで桜餅一つ分くらいの直径になります。
大体6センチ前後の大きさに広げてスプーンの背で形を整えます。
⑦焼けたら皿に移します。
生地が乾いたらフライパンから移します。
それ以上焼くと焦げてしまう可能性があるので気を付けてください。
⑧皿の上で生地を冷ましている間に餡を丸めます。
およそ15グラムづつ楕円に丸めます。
⑨餡を包みます。
生地が冷めたら餡を軽く包んで完成です。
⑩好みで桜の葉を巻いてください。
桜の塩漬けを添える場合は水で洗って塩抜きをしておきます。
食感の変化を楽しみたいなら、粒餡を入れるのも一つの方法です。
長命寺は桜色の生地から餡が透けて見えるものですが、鮮やかな桜色を楽しみたいなら白餡を使うと良いでしょう。
工夫次第で見た目と食感に変化を持たせてみてください。
生地は今回の分量で約14個分できるはずです。
いつもとちょっと違った食感を味わってください。
ちょっと豪華なイチゴ長命寺
餡の中にイチゴを入れた長命寺です。
普通の長命寺桜餅の作り方と全く一緒です。
ただし、餡はこしあんを使わないとイチゴの食感が活きません。
◆材料
・上記の桜餅と同じ
・イチゴ:小粒のものがおすすめ(一口サイズで生地に完全に包めるもの)
◆作り方
①先ほどの同じ手順で生地を焼きます。
②焼き上がった生地をさらに移して冷まします。
③生地が冷める間にイチゴの下ごしらえをしておきます。
へたを取り除いて水洗いして軽くふき取っておきます。
④楕円形に丸めた餡の中央にくぼみを作り、そこにイチゴを置き、回りから餡を寄せて徐々に包みます。
⑤生地が冷めたら餡を包んで出来上がりです。
バリエーションとしては白あんで生地本来の色を楽しんだりしてください。
関東風の長命寺桜餅は作るのに少してまがかかりますが、独特の生地の食感が楽しめます。
すいとん粉を使ったバリエーションやイチゴを入れたものなどアレンジできるのも手作りならではです。
春の和菓子作りの参考にしてください。
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2017-02-25 08:02
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