母の日には日頃の感謝を込めて保育園でも贈るものを製作することがあります。
今回は1歳児が製作できるものを中心に作り方を紹介しますが、
母の日製作をする前に必ず行わなければならないことがあります。
この点も詳しく説明しながら1歳児でも作れる工作を3点紹介します。
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子どもの事情への考慮をする
母の日はすべての園児にとって楽しい日とは限りません。
それは母子家庭の子供や両親ともいない子供に対しての対応です。
これは父の日にも言えることですが、様々な事情で両親揃っていない家庭もあります。
祖母、祖父のもとで育てられている子供、
離婚しているが、定期的にお父さん、あるいはお母さんにあっている子供
など。
この点を十分に配慮して母の日や父の日の行事は行うようにします。
段階として次のようにすれば間違いありません。
◆園児の家庭環境を考慮するステップ
・児童票や保護者から家庭の事情を確認する
・園の方針で母の日の工作を行いたい旨をつたえる。
・園長先生や上司の許可のもと保護者と担任とで相談や打ち合わせをする
・保護者の了解を得てから母の日製作を行うかどうかの決定をする。
いろいろと大変ですけれども、
母親のいない園児や両親ともにいない園児に辛い思いをさせないため、
また園内でのいじめが起きないためにも必要な考慮です。
これがクリアできなければ、あえて母の日に特別な工作をしたりする必要はないと思います。
園の方針、園児への配慮、保護者の理解のもとに行うことが大切です。
保育園によっては「母の日」ではなく、日ごろお世話になっている人、一緒に暮らしている家族の人たちに感謝する日と置き換えて贈り物を作るところもあります。
捉え方は色々で、
母の日をきっかけに感謝の気持ち、
ありがとうの気持ちをつたえるために何かを作り上げて贈る、
という機会ととらえた方が家庭の事情に関係なく園児全員が楽しめる日になるでしょう。
誰かのために贈り物を作るのは園児たちにとっては楽しく、特別な体験になるはずです。
今回対象にする1歳児はあまり手先が発達していないことも多いので、簡単な作業でも気持ちが伝わりやすいものを選んでいます。
では、お勧めの工作を紹介します。
手形のカーネーションの花
簡単で、子供の成長と感謝の気持ちを表すメッセージを作ります。
モチーフはカーネーションですが、色を変えればいろんな花になります。
イメージはこんな感じです。
茎の上に好きな色を手につけて、バンと手形を押すだけです。
では作り方です。
◆作り方
①画用紙や絵の具が乗りやすい紙を用意します。
②茎と葉っぱを折り紙や絵の具で保育士の先生が描いておきます。
③園児の分だけ用意したら準備完了です。
④ここから園児たちの出番です。
手に好きな色の絵の具をまんべんなく塗って、手形を押してもらいます。
⑤絵の具が乾いたら、花の左右の開いているスペースに感謝の言葉を書いてもらいます。
ひらがなは少し難しいかもしれませんが、手伝ってあげてもいいでしょう。
うまくなくても自分の顔を描いて、感謝の気持ちを表す方法もあります。
簡単なメッセージですけれどももらった方は感動するでしょう。
それに手形は記念にもなりますしね。
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カラフルなフォトフレーム
親子や家族の記念の写真を飾るときのフレームを作ります。
ありがとうの気持ちを込めて贈れば家に宝物が一つ増えますね。
買ったものには及びませんが、特別な思いが詰ったものは見栄えは関係ありません。
◆作り方
①まず、ある程度の厚みのある段ボールを用意します。
梱包用の隙間のあるものは適さないので文具店などでしっかりしたものを用意します。
②次に写真の標準サイズに合わせて中をくり抜きます。
段ボールをもう一枚、先ほどのものより各辺を5ミリずつ小さくして切り出しておきます。
ここまでは保育士の先生が仕上げておきます。
③園児たちは折り紙を切ったりちぎったりして隙間なく枠に貼り付けていきます。
ズレや不規則な箇所もよい味になります。
④ノリが乾いたら
写真を裏から合わせて小さいほうの段ボールを当てて枠に貼り付けます。
これで完成です。
飾る写真を持ってきてもらって保育園で仕上げてもよいですし、自宅に持ち帰って貼ってもらってもよいでしょう。
贈られた人が園児と一緒の気に入った写真を飾ってくれる事でしょう。
実用のレタースタンド
今度は少し手間のかかるものですが、記念であると同時に実際に使えるものが出来上がります。
園児たちには基本的に切り貼りと絵を描いてもらいます。
◆作り方
①まず、ティッシュの箱を半分に切ります。
カッターナイフなどで丁寧に切ります。
切った縁のところと、穴の部分にはカラーテープを貼って補強しておきます。
②箱の下のスペースに合わせて、画用紙を切っておきます。
③折り紙を丸や四角に切っておきます。
ここまでは保育士の先生が終わらせておきましょう。
④園児たちが画用紙に好きな絵を描きます。
自分の顔でも、贈る相手の顔でも動物でも構いません。
⑤描いた絵をティッシュの下のスペースに貼ります。
⑥箱の回りに折り紙を隙間なく、ランダムに貼り付けます。
ノリが乾いたら出来上がりです。
不規則に貼り付けた方が、面白い色合いに仕上がると思いますから、園児たちの自由にやってもらいましょう。
1歳児にやってもらう工作には保育士の先生の準備もポイントになります。
母の日、父の日など家庭の事情とかかわる行事を行うときには必ずその配慮と保護者の型との打ち合わせをしてトラブルなく進めてください。
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