幼児のおもちゃで人気がある手作りの品はフェルト製もの。
中でも一番のお勧めはサイコロです。
サイコロは転がる、ので各面に違う色と模様を配置しておけば、色々な学習や刺激を幼児に与えてくれます。
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その上、叩くなどものを認知する体験を通して幼児の五感を発達させてくれます。
フェルト素材を使った手作り方法を紹介しますので、是非一つ作ってみてください。
フェルトで作るサイコロの効果
まず、サイコロをフェルトで作る意味について触れて行きます。
・物に触れる体験を安全に出来る
幼児が手を開けるようになってきたら、色々と近くのものを触らせて挙げてください。
赤ちゃんは人一倍好奇心旺盛ですから、自分の周りにあるものを触りたがります。
大人が普通知っている、物を握って放せば落ちる、と言う事も面白がって繰り返します。
そんな時に素材がフェルトなら幼児も怪我をしませんし、床も傷ついたりしません。
何よりも手触りが柔らかくて、柔軟性があるので触り心地が良いのです。
・指先を遣う事で脳に刺激を与える
普通のサイコロは柔らかくありませんから、転がすだけのものになってしまいますが、フェルト素材のサイコロはは中に綿を詰めるので、握って指を動かすこともできます。
手にはたくさんの神経が通っているので、脳の発達と、情緒の発達に繋がっていきます。
・視覚への刺激を与える
普通に遊んでいるようでも子供は五感を総動員して遊びます。
サイコロは転がすと、それぞれの面が違いますから、色を覚えたり、視覚神経が発達します。
単に数字ではなく、面を全部違う色にして作ると面白いですし、イラストや絵を参考にフェルトを切り抜いて貼り付けると良いでしょう。
このようにフェルトのサイコロで遊ぶと良いことづくめです。
フェルトのサイコロの手作りで使う材料
◆サイコロの材料
・フェルト各色
・裁縫用または刺しゅう用の糸
・手芸用のボンドまたは木工用ボンド
・中綿
・鈴(好みで)
サイコロ本体を作る基本の材料はこれだけです。
フェルトは各面に違う色を使用しますから
最低6色を揃えます。
鈴は転がした時に音が出るように中に入れても面白いでしょう。
ボンドは各面に動物や数字の形などに切ったフェルトを貼り付ける時に使用します。
これだけでできてしまいます。
では早速作り方に行きましょう。
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フェルトのサイコロの作り方
サイコロの基本的な作り方。
①フェルトを6面分切ります。
各面違う色で、正方形に切ります。
大きさは任意ですが、1辺20センチくらいが適当な大きさです。
二つ目からはもう少し大きくしたりして試してください。
②切り出したフェルト同士ををそれぞれ縫い合わせます。
端から5ミリくらいの位置を縫います。
それぞれの辺同士を縫い合わせますが、
最後の一辺を半分くらい開けておきます。
③縫い残した口を返し口にしてひっくり返します。
④空いている口の部分から綿を詰めていきます。
⑤好みで鈴を入れます。
鈴は小さなカプセルに入れてから詰めると音が消されません。
⑥綿をいっぱいに詰めたら開けておいた返し口を縫い閉じて完成です。
◆どんなサイコロにするのか?
各面色が違っただけのサイコロでは面白みがありませんね。
色々な工夫がありますが、イラストを参考にフェルトを切り抜き、各面に貼りつけて工夫をします。
例えば
①各面に動物が現れるようにする
②野菜や果物を貼り付ける
③数字やアルファベットを貼り付ける
こうすると、転がすたびに動物や野菜の名前、色、数字の順番、アルファベットが変わりますから、言葉を覚えるのも早くなるでしょう。
それぞれ、上の画像のようなイラストを参考にして、輪郭や各パーツをフェルトから切り抜いてボンドで貼り付けます。
※貼り付けるタイミングは上で紹介した作り方の①の段階、各編のフェルトを切り出した時です。
完成してからだとしっかりと接着できないことがあります。
どんなサイコロにするか、あらかじめ決めてから手作り開始してください。
サイコロの遊び方
フェルトのサイコロが出来上がったら、実際に遊んでみましょう。
最初は子供がするがまま、持ち上げたり、放したりして自由にさせてあげましょう。
飽きてきたら少し工夫してゲームをしてあげてください。
◆動物名前当てゲーム
動物を各面にフェルトで貼り付けたサイコロを使って行います。
子供が投げた面の動物の名前や、鳴き声を当てます。
たとえ、まだ、言葉がしゃべれない子供でも、
「キリンさん」「わんわん」と言ってあげると次第に口真似をするようになってきます。
幼児でもお母さんやお父さんの声を聞いてきちんと学習を積み重ねているのです。
果物や野菜の名前や、甘い、苦いという味覚を答えてもらっても面白いと思います。
◆色当てゲーム
各面に貼りつけてある野菜や果物の色を当てます。
名前当てと組み合わせても面白いと思います。
◆数字当てゲーム
各面の数字を当てるゲームです。
数字の他に、同じ果物、例えばリンゴの個数を当てるゲームもあります。
この場合はリンゴの形のフェルトを面によって1個から6個まで貼り付けたサイコロを作ります。
サイコロの目の代わりにイラストを貼る方法ですね。
◆足し算
数字当てゲームで使ったサイコロを二つ用意して、出た目の数の合計を当てるゲームです。
子供が数に興味を持ち始めたらやってみてください。
ちょっと難しいですけど、指で数えながらでも良いのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
大きい数字は指の数が足りなくなるので、助けながら一緒にやってあげましょう。
これはほんの一例ですが、幼児の興味や能力の伸び方でいろいろ工夫してあげてください。
特にフェルトのサイコロは視覚と触覚に強く刺激になります。
数や計算が面白いと思うきっかけになるかもしれません。
簡単に手作りで切るので、いくつか種類を揃えて遊んであげてください。
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2016-09-10 12:02
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