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地震の自由研究 小学生でやる非常食の試食

地震の自由研究を行う時、非常食について調べる人はあまりいないようです。

小学生の時から年に一回以上は避難訓練を学校で行う事もあるでしょうけど、

家にある備蓄や非常用の持ち出し袋については各家庭任せであまり関心を持たないようです

今は、大きな地震があり、避難生活が少し見直されています。

非常食や水の備蓄はよく言われる量を備蓄しても電気やガス、水道などのライフラインが普及するまでの間に十分とは言えない場合も多いのです。

ここに注目して、理想とされている備蓄と実際の生活でのギャップを調べて、発表しても面白いでしょう。

今回はライフラインが止まった場合の非常食について考えてみますから、自由研究をする時の参考にしてみてください。

ただし、家の人と相談してやって良いと言われたらやりましょう。

非常食の量はどのくらいあればよいのか



一般的には大きな地震があったときの非常食は最低でも3日分、理想は一週間と言われています。

推奨されるものをリストアップしてみましょう。

◆主食

・アルファ米:家族分×1週間分
・レトルトのごはん、カレーなど
・インスタントスープ、味噌汁
・缶詰

◆嗜好品

・チョコレート
・キャンディー

その他、カロリーが高く携帯できるもの

◆水、飲料

一人分は1日2~3リットルを家族分×1週間分


おおよそこのようなものを準備しておくように言われていますね。

でも、その味まで考えて買う人はほとんどいないようです。

非常食は本当に十分なのか?



電気やガスなどが止まってしまうと、非常食をそのまま食べて過ごさなければなりません。

でも、実際に非常食で過ごすことは相当なストレスが溜まります。

十分な食料の備蓄があっても、その中身を考えないと実際に食事でも辛い思いをすることになります。

ここが盲点になっているので、夏休みを利用して自由研究で体験してみると面白いですよ。

ただし、家の人の許可と、自分の体調を考えて行ってください。

私は実際にレトルトや、加熱しなくても食べられるといわれたものを試してみた事があるので、その経験をもとにお話しします。

非常食はきちんと食べられるのか?



今回は電気やガスが止まった場合も食べられると言われているものを食べ較べます。

1日では出来ないので、1週間に一食をこの自由研究にあてるようにしましょう。

◆用意した食材

・レトルトカレー
・レトルトのお粥
・レトルトのスープ(コーンクリーム、ミネストローネ)
・アルファ米
・缶詰(焼き鳥、鳥の旨煮と切干大根、シーチキン、鰯、)
・フリーズドライの野菜
・缶詰のパン

非常食として売られているものは値段が高いので缶詰はコンビニで調達。

◆実験方法

先ず、最初の3日間は加熱なし、アルファ米は水で戻して食べる。

残りの4日間はカセットコンロなどで温めたり、フリーズドライの野菜を戻して食べる。

このようにして、非常食として売っているレトルト食品を試食して感想を書いてまとめます。

結果はどうなったでしょうか?

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非常食を試食した結果



非常食のレトルトを試食した結果です。(個人的な見解も含まれています)。

①アルファ米:毎日食られるものですが、水ではもう食べたくない。

②缶詰のパン:普通に食べられます。でも喉が渇くので水と一緒に。

③スープ:コーンスープは冷たくても少しずつなら飲める。ミネストローネは脂分が気持ち悪くて不可。

④レトルトのカレー:そのままでも食べられます。美味しくはない。

⑤レトルトのお粥:結構、食べやすい。そのままでも大丈夫。

⑥缶詰:どれも普通に食べられる。

⑦フリーズドライの野菜:お湯で戻すと普通のインスタントスープ。


という感想です。

まとめると、

◆冷たくても食べられるもの

・缶詰各種
・缶詰のパン
・お粥

◆食べられるけどストレスが溜まるもの

・カレーのレトルト
・アルファ米を水で戻したもの
・コーンスープ

◆冷たいと食べられない

・ミネストローネスープ


と言う風に分かれます。

非常食は買ってそのままと言う家庭も多いでしょうけれども、一度食べて味を確かめておく必要があります。

一日の食事の3食のうち、1食でも耐えられないものもありますから、試食はやっておくべきでしょう。

夏休みを利用した小学生の自由研究のテーマとしても十分面白いものに仕上がります。

地震などの災害の時には全ての食事が非常食になるのでストレスのかかるものは省いて食べやすいものをセレクトする手掛かりにもなります。

地震の時の非常食の自由研究で分かったこと



最後に非常食の試食で分かった事をまとめましょう。

・電気・ガスが無くても温かい食事を出来る用意をしておくべき

カセットコンロ、や小型ストーブなどを準備して火を起せるようにしましょう。

・レトルトも発熱材で温められるものが売られているのでそれを選んでおく。

・缶詰はあまり連続して食べない。

理由は塩分が多すぎるので胃腸を悪くする可能性があります。

・何種類かの非常食を食べて見て好みの味を探しておく。

・賞味期限が近付いたら家族で試食会をしてみる。

これらの事をやっておく方がよいことが分かりました。

地震で被災したときなどは体力と気力が大切です。

それを保つために食事は重要になります。

小学生の自由研究では地震そのものにテーマを絞りがちですが、防災や避難生活について調べておくと、いざという時役に立ちます。

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