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夏風邪の症状で微熱が続く理由は? やるべき治療は何か

夏風邪はよく長引くとか、微熱が続くとか色々言われていますけど、

症状が人によって違ったり、医師に診てもらっても結局なんだかよく分からなかったり捉えどころがない病気です。

でも実は夏風邪は夏に流行するウイルスの総称にすぎないもので、特定のものを指している訳ではありません。

これから流行するかもしれない夏風邪について少し詳しくみていきます。

夏風邪とはどういうものか?



夏風邪と聞くと特定のウイルスを想像しますが、高温多湿な環境を好むウイルスによって引き起こされる症状を指します。

もともとは風邪と言うのはウイルスに感染しておこるさまざまな症状のことで、そのウイルス自体が200種類以上あるといわれています。

例えば冬にはやる風邪は冬の低温で湿度が低い環境で活動が活発になるウイルスが原因となり、

夏には高温で湿度が高い環境で活動が活発になるウイルスが原因となります。

よく夏に流行するものとしては、

手足口病
プール熱
ぺルパンギーナ

などがありますが、子どもや体力が弱っている時にかかりやすいものです。

夏風邪の症状は?



夏風邪は説明した通り様々なウイルスによって起きる症状なので、感染したウイルスによってその症状も異なってきます。

でも、特徴として挙げられる症状は

胃腸にくる物が多い
喉に痛みが出やすい
長引きやすい
微熱が続く事がある

などです。

胃腸に出る影響としては下痢、嘔吐などがありますが、これらは体がウイルスを外に排出しようとする機能なので、よほどひどくない限りは薬などで抑えない方が後の回復につながります。

では、なぜ長引きやすかったり、微熱が続いたりすることが多いのでしょうか?

夏風邪はなぜ長引くのか



夏風邪はよく長引く、と言われますが、人によっては治りが早かったりします。

普通に風邪をひいた場合でも治りの早い人と遅い人がいますが、これは違うウイルスに感染したからではなく、人の体の状態の差から起こることがほとんどです。

特に夏は体の中でウイルスを排除する機能が上手く働かない場合が多くなります。

◆体の免疫機能が落ちる原因は

ウイルスを排除する機能とは免疫機能ですが、これは私たちの自律神経と大きくかかわっています。

自律神経は私たちの意思とは関係なく働いている機能で、

体温の調整(汗をかく)
心臓を動かす
呼吸をする

など生きて行く上で欠かせない事を無意識にやってくれています。

その自律神経の働きが悪くなったり乱れたりすると免疫機能も低下します。

では、なぜ夏に自律神経の働きが悪くなるのでしょうか?

◆自律神経が夏に乱れる主な原因

自律神経が乱れる原因は体に対するストレスです。

それが夏場は大きいのが挙げられます。

原因は温度差です。

日本の夏は高温で湿度が高いのが特徴ですが、室内は冷房が利いて涼しい状態に保たれています。

自分の家ならば多少の調整は可能ですが、職場など体に合わせて温度を調節できない場所も多く、この温度差が自律神経に大きなストレスを与えます。

結果的に自律神経の働きが弱まり、免疫力が落ちます。

これが夏風邪が長引く大きな原因になっています。

微熱が長く続いてなかなか引かない場合は、免疫力が弱っているためにウイルスが排除できずにいるためです。

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夏風邪の治療法は



長引く微熱やだるさ、喉の痛みは苦痛なので早く何とかしたいですね。

でも長引く夏風邪を早く治す方法はありません。

風邪には夏風邪に限らず、特効薬はありません。

医師に診てもらっても症状を抑えたり軽くする薬を飲みながら、自己治癒力で治るのを待ちます。

特に気をつけて欲しいのは次の点です。

・症状が軽いからと言って自分で勝手に薬を飲まない
・37.5°位の体温で解熱剤を飲まない
・下痢の症状の時にむやみに下痢止めを飲まない

先ず、市販の風邪薬も症状の緩和だけで、夏風邪そのものに効果がある訳ではありません。

症状が出るという事は免疫機能が働いてウイルスを排除しようとしているので、それを押さえてしまうとかえって長引いてしまします。

同様に解熱剤や下痢止めもむやみに飲まない方が回復が早くなります。

もし、症状がひどく、脱水や高熱がある時には速やかに受診して、医師の指導のもとに薬を飲みましょう。

◆夏風邪を治すには

夏風邪を治すには自己免疫力による回復を待つしかありません。

ですから早く治すためには免疫力をつけるための体力を維持したり、回復させることです。

そのためには栄養のある食べ物を摂るようにしましょう。

特に次のような栄養分を摂ってください。

・ビタミンB1

普段から不足しがちで、特にエネルギー代謝に欠かせないものです。

・タンパク質

夏はタンパク質の消耗が多くなります。皮膚、血液、神経を作る重要な要素ですからしっかりと摂ります。

また、食材としておすすめなのは次のようなものです。

・豚肉
・豆腐
・ウナギ
・チーズ
・トマト
・柑橘類

この中でウナギはあまり消化に良くないので胃をやられている時には避けた方が良いかもしれません。

夏風邪を治すには十分な栄養を摂って免疫力を回復させるのが唯一の方法です。

夏風邪の予防方法はあるのか?



かかってしまったら長引きがちな夏風邪ですが、基本的な予防方法を知っていればある程度防ぐことが出来ます。

これは季節を問わず、風邪の予防には効果的なので覚えておくとよいでしょう。

・手洗い、うがいの徹底
・目薬をさす
・エアコンの掃除
・除湿
・部屋の掃除

冬にも手洗い、うがいは基本ですね。

目薬を指すのは、目から感染するウイルスがあるのでその対策です。

特にプールの後などに実行しましょう。

除湿は夏のウイルスの好む湿気を除く作業です。

エアコンの中にカビなどが生えていてそのままスイッチを入れてしまうとウイルスをまき散らしてしまうので注意しましょう。

部屋もダニが繁殖したり、死がいがそのままにならないようにこまめに掃除します。

習慣づけてしまう事である程度までは感染する確率を少なくできます。

最後に夏風邪に効くレシピを紹介します。

夏風邪に効く料理は



食べやすくて食欲もわくようなレシピです。

栄養の点でも体力維持に最適な食材が入っていますからぜひ試してください。

豆腐の薬味たっぷりの冷汁

◆材料

・白炒りごま:大さじ2杯
・味噌:大さじ2杯
・出汁:2カップ
・胡瓜:1本
・豆腐(絹):1/2丁くらい
・好みの薬味:しょうが、長ネギ、などがおすすめ

これで一人分です。

◆作り方

①出汁を冷やしておきます。

②ごまを炒ってから、すります。

③味噌を加えて練ります。

④冷えた出汁を少しずつ加えて味噌を溶かしていきます。

⑤胡瓜を好み大きさに切ります。

⑥薬味のしょうが長ネギを好みの大きさに切ります。

⑦出来上がっている汁を器にれます

⑧胡瓜を盛り付け、豆腐も崩して盛りつけます。

⑨最後に薬味をかけて出来上がりです。


豆腐は切っても、崩して入れても良いでしょう。

食べる時にはスプーンの方が食べやすいです。

熱いものが嫌な時や食欲が落ちている時にはお勧めです。


微熱が長引いたり、だるさや咳が続いて辛い夏風邪は体調を整えるのか一番の治療と対策です。

生活習慣に気をつけて夏を乗り切ってください。

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