地震の自由研究を夏休みのテーマにする小学生は多いと思います。
良くあるテーマですが、地震は自由研究にする際にテーマの絞り込みが幾通りかあります。
全てを浅く、大まかにまとめる方法、それぞれのテーマを深めるやり方と二通りが考えられます。
今回は主に挙げられる地震に関するテーマと地震が起きる仕組みについて採り上げてみます。
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深く調べるための道しるべにもなると思いますので、自由研究に役立ててください。
小学生の自由研究で挙げられるテーマ
地震の自由研究でおもに調べる内容は次のようなものが考えられます。
・地震の起きる仕組みを調べる
・日本に地震が多い訳
・地震に備えてどんな事をすればよいのか
・予測は可能なのか?
気象庁や各自治体のホームページを当たれば今は簡単に調べることが出来ます。
浅く広く調べて、発表するもの小学校の低学年や中学年ではありでしょう。
地震の知識から防災についてまで発表する方法ですね。
高学年になると、それぞれをもう少し深く調べて自分が特に興味を持ったテーマに特化するのも良いと思います。
この中から今回は地震の起きる仕組みについて掘り下げてみます。
地震が起きる仕組み
日本で起きる地震は大きく2種類に分けられます。
・海溝型地震(かいこうがたじしん)
地球は海底も含めて多くのプレートが組み合わさって出来ています。
そして、日々あたらしいプレートが生み出され、一方では沈んでいきます。
日本は陸地のプレートの下に海底のプレートが沈んでいく場所の近くにある国です。
このプレートの動きが地震に大きくかかわっています。
画像を見ると陸地のプレート下に海底のプレートが沈んでいく様子が分かりますね。
海底のプレートが沈む時に陸地のプレートを巻き込んでいきます。
そして、ある時が来ると、陸地のプレートは跳ね上がります。
これが地震です。
この跳ね上がりが大きければ大きいほど地震も大きくなるのです。
このプレートが跳ね上がることで起きる地震を海溝型地震と呼びます。
・内陸型地震(ないりくがたじしん)
この方の地震は陸地のプレートの内部で起きる破壊が原因です。
陸地のプレートの破壊も実は海底のプレートが沈む時の巻き込みによる歪みが原因になっています。
さらにこの内陸型地震は二つのタイプがあります。
地表面近くの岩盤が破壊されることによる地震:活断層と呼ばれる破壊面がずれて起こるもの
陸のプレートと海のプレートが接し、せめぎあう境界付近で岩盤が破壊されて起こる地震:地中深くで起きるもの
内陸型地震は別名、直下型地震と呼ばれます。
おこる仕組みが違う二つの地震をしっかり押さえましょう。
直下型と言われる内陸型地震は予測が不可能です。
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津波の発生する仕組みは?
地震でよく注意報が出るのが津波です。
津波は地震の時に必ず起きるものではありません。
津波が起きるのは海溝型地震の時だけです。
そのような仕組みで起きるのかというと、
①先ず、海底で大きな地震がおきます。
②すると、断層運動という動きで海底が隆起、もしくは沈降します。
③これに伴って海面が押し上げられ、または沈みながら移動します。
④そして、この海面の変動が大きな波となって四方八方に伝播する。
このようにして津波が起きます。
陸地に押し寄せる津波の高さは予想数値で発表されていますが、海岸や湾の地形によって数倍になることもあります。
よく、言い伝えで津波が来る前には潮が大きく引くと言われますが、必ずしもそうとは限りません。
地形によっては最初に大きな波が押し寄せる事があります。
震度とマグニチュードの違い
次に地震の大きさを表す震度とマグニチュードについてです。
◆マグニチュードとは
地震の規模や大きさそのものを表す尺度です。
◆震度とは
震度は地震によって起きた各地点の揺れの大きさを表す尺度です。
分かりやすく説明するとマグニチュード7の地震でも、震源に近い場所では震度6、
震源から離れると震度1と言う風になります。
今まで起きた大きい地震の例は
関東大震災(関東大地震):マグニチュードド7.9
阪神淡路大震災(兵庫県南部地震):マグニチュード7.3
となっています。
地震についての自由研究はいろんな角度から捉える事が出来ます。
小学生でも学年によってテーマの絞り方を変えることで人とかぶらないまとめ方が出来ると思います。
身近な危険や防災意識に関係するものなので、この夏に採り上げて見るのも良いでしょう。
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2016-05-08 17:48
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