最近、ホンビノス貝が新たな食材として注目されています。
旬や調理法についても知られてきましたが、まだまだ知らない人もいるようですね。
名前のイメージから特別な方法が必要ではないかと思えますが、アサリなんかと同じ方法で大丈夫です。
今回はホンビノス貝とその注目される背景とおすすめの調理法も紹介します。
ホンビノス貝について簡単に
ホンビノス貝は1990年代に北米大陸から船舶のバラスト水(船底に重しとして積まれる水)に混ざり日本に定着した貝で、主に東京湾で確認されています。
はまぐりに似た形で、
漢字で書くと「本美之主貝」、出荷される時は
「白はまぐり」と呼ばれることもあります。
実際に市場に出回っていて、比較的安くておいしい2枚貝として知られ始めています。
ホンビノス貝は名前の響きからはあまりおいしそうに聞こえませんが、アメリカではクラムチャウダーや白ワイン蒸しで食べられていて、日本の調理法でもおいしく食べられます。
また、最近ホンビノス貝が注目されるのには日本の海独特の事情もあります。
ホンビノス貝が注目される理由
ホンビノス貝は本来は外来種ですから生態系に影響するとか、嫌われるイメージが定着しそうですが、東京湾では新しい江戸前の貝にしようという動きが広まってきています。
その背景は
・アサリなどの貝の漁獲高が年々減少
・青潮の中でも一週間以上生き延びられる
などの理由によります。
近年、青潮の被害でアサリなど貝類への被害が深刻になる一方で、その環境を生き延びられる貝の存在はありがたいのです。
それと、料理にも幅広く使えるのも注目される理由の一つです。
現在の湾内の環境とその生命力がホンビノス貝を注目の食材にしているのです。
さらにホンビノス貝は食材としてもう一つ魅力があります。
ホンビノス貝の旬は?
日本の魚介類には必ずと言っていいほど旬があります。
でも、このホンビノス貝には旬がありません。
つまり一年中安定しておいしく食べる事が出来るのです。
先ほども書いたようにアメリカではクラムチャウダーの材料としても有名ですし、日本料理ならば網焼き、酒蒸し、佃煮、テンプラなどにされています。
漁業権があるのでめったやたらに獲ってはいけないのですが、千葉県の方では無料で潮干狩り出来る場所もあります。
詳しくは
ホンビノス貝とは? 千葉で潮干狩りは無料?? で紹介しています。
潮干狩りで獲ったホンビノス貝はアサリと同じように簡単な料理で楽しむことが出来ます。
スポンサードリンク
ホンビノス貝のおすすめ調理法
ホンビノス貝のおすすめの調理法は「網焼き」「酒蒸し」です。
扱いはアサリと同じで大丈夫です。
むしろ貝の砂抜きなどははるかに楽なので面倒くささは一切なしです。
ホンビノス貝が砂をたくさん飲んでいる事は少ないので暗所で海水程度の塩水に一晩浸けておけば砂抜きは完全に出来る筈です。
アサリやハマグリよりも簡単に砂を吐かせることが出来ます。
◆ホンビノス貝の網焼き
①アルミホイルを用意して、網の上で貝が平行になるようにアルミで枕を作ります。
②準備が出来たら火を付けます。
③貝が開いたら、トングでつまんで出た汁を別の容器に移しておきます。
④身が離れた方の貝殻を外し、貝を網に戻します。
⑤取っておいた汁を貝にかけ、弱火でさらに焼きます。
⑥程良く焼けたら出来上がりです。
特に塩味を加える必要はありません。
◆ホンビノス貝の酒蒸し
キャベツ(1/4個)、酒180ml、醤油、ブラックペッパー、柚かレモン、を用意します。
①キャベツの芯を残してくし切りにしたキャベツを弱火で少し焦げ目がつく程度焼きます。
②焦げ目の付いたキャベツの芯を残してざく切りにします。
③鍋に②で切ったキャベツを入れ、次いでホンビノス貝を入れます。
④さらに酒を入れて蓋をして蒸します。
⑤はじめは強火で、蒸気が漏れてきたら中火にします。
⑥貝が開いたら、醤油を小さじ2杯、ブラックペッパーを少々入れて火を止めます。
⑦柚の皮を細く切って用意します。レモンの場合はイチョウ切りにします。
⑧蒸しあがったキャベツとホンビノス貝を盛り付け、⑦で作った柚、またはレモンを散らします。
これで出来上がりです。
アサリよりも歯ごたえがあっておいしいですよ。
旬のないホンビノス貝は一年中手に入れることが出来ます。
アサリなどが不漁でもホンビノス貝は安く手に入ることが多いので、料理のレパートリーに取り入れてみてはいかがでしょうか?
合わせて読みたい記事
ホンビノス貝とは? 千葉で潮干狩りは無料??
千葉県の潮干狩り 気になる料金は??
バーベキューの時の食材 意外なおすすめは?
桜餅 アレルギーでも食べられるレシピ
マックのバーベキューソースの作り方 家で出来る簡単レシピ
沖縄 旅行のための持ち物チェックリスト
スポンサードリンク
2016-02-16 16:13
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
[編集]
共通テーマ:グルメ・料理
コメント 0