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赤ちゃんの便秘に砂糖水が利く でももっと良いものは?

赤ちゃんの便秘には砂糖水が効く、と言うのは昔から結構言われているので知っている人も多いでしょう。

おばあちゃんの知恵、的なもので教わった方もいるでしょう。

でも砂糖水は手軽に便秘を解消できる半面、あまり良くない影響がある場合もあります。

今回は砂糖水で便秘が治る訳とさらに適したものについてのおななしです。

何故砂糖水が便秘に利くのか


◆便秘が起こる原因

便秘は大腸内の便が固くなることによって排泄されにくくなり起こります。

便が硬くなる原因は大腸に便の水分がだんだんと吸収されていくからです。

便秘はこの水分を必要以上に奪われないようにすれば解消します。

◆砂糖水が有効な訳は?

水分が必要なら普通の水でもよさそうですが、砂糖水が効果的な訳は

その浸透圧にあります。

砂糖水の浸透圧は腸壁から腸管に水が呼びこまれやすくします。

また、これにより腸が刺激され、便を排泄しやすくなります。

身近にあるものを使った昔の知恵ですね。

砂糖水の作り方


赤ちゃんに与える砂糖水は濃度が5%になるよう砂糖の分量をきちんと測って作ります。

作り方は

①白湯100ccを用意する
②砂糖5グラムを用意する
③お湯に砂糖を入れる。
④ひと肌くらいになるようお湯の温度を冷ます

出来上がったら哺乳瓶に入れて与えます。

与える量は一回20ccから30ccくらいで、授乳に影響のないように与えます。

手軽で簡単ですが、砂糖水には良くない影響もあることも解ってきました。

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砂糖水の悪いところ


赤ちゃんの便秘に有効な半面、次のようなデメリットもあります。

・肥満のおそれ

人間の味覚は3歳くらいまでに形成されるといわれます。
この時期に甘党の味覚が定着してしまうと、後に影響して肥満になる可能性があります。

・腎臓への負担

砂糖は成人でも腎臓への負担が大きく、赤ちゃんの腎臓にはより大きな負担となります。

・腸内の悪玉菌が増えることがある。

砂糖は腸内の悪玉菌の餌になるとも言われています。
腸内環境の整っていない赤ちゃんでは善玉菌を増やす必要があります。

砂糖水を大量に与えることは無いでしょうけれど、これらの影響はできるだけ避けたいものです。

でも、砂糖水と同じ効果があり、デメリットの無いものがあります。

砂糖の代わりにオリゴ糖を使う


赤ちゃんの便秘に砂糖水と同じ効果があってデメリットが少ないのがオリゴ糖です。

オリゴ糖は砂糖のデメリットを解消してくれます。

・肥満の可能性について

カロリーは砂糖の約半分、食物繊維に近い性質を持っているので消化吸収されにくい。

・腎臓への負担を軽減

上のように吸収されにくいので腎臓への負担も減ります。

・腸内の悪玉菌について

オリゴ糖は腸内で善玉菌を活性化するので、腸内環境も改善されます。


砂糖の代わりにオリゴ糖を使ったオリゴ糖水の作り方は砂糖水の作り方と同じです。

◆オリゴ糖の選び方

オリゴ糖は様々販売されていますが、


・高純度
・無添加
・加糖されてない

を条件に選びましょう。


砂糖水も多量に与えなければ昔からおこなわれていた方法なので、大きな影響は無いでしょう。

でも、赤ちゃんに負担がかからず、より影響も少ないオリゴ糖水をお勧めします。

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