初詣に神社へ行く方は参拝の作法を予習して、神様に無礼が無いように気を遣う人も多くいます。
でも、お賽銭を入るときはどうでしょうか、
多くの方がちょっと乱暴なやり方をしているように感じます。
お賽銭箱というものが原因とも思えますが、
今回はお賽銭の入れ方と金額とともに参拝する際の作法も確認してみたいと思います。
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1、
神社参拝の手順
2、
お賽銭の意味
3、
縁起の良い金額
4、
お賽銭を入れるときのやり方
を順に紹介していきます。
まずは、神社参拝の正しい流れをおさらいしてみましょう。
神社参拝の手順
初詣に限らず、神社を参拝するときには正しい作法を知っておく必要があります。
では、流れを追って確認して行きましょう。
①鳥居をくぐる
神社の入り口には鳥居が立っています。
鳥居をくぐるときに
一礼してからくぐります。
そのまま参道を進むのですが、
歩く際には真ん中を避けて端を歩くようにしましょう。
真ん中は神様の通り道なのであけておくのが礼儀です。
②御手洗(みたらし)で清める
御手洗では手と口を清めます。
清め方は
右手に柄杓をもち、水を掬い、左手にかける
左手に持ち替え、右手に水をかける
再び右手に持ち替え、左の手のひらに水を受けてためる
左手にためた水で口をすすぐ
柄杓を元に戻す
となります。
拝殿に向かう前のお清めが済みました。
③拝殿の前で
初詣の時にはたくさんの人が並んでいてなかなか順番が回ってこないと思います。
でも、きちんと列を守って待ちます。
自分の番になったら、
拝殿前に進み出て軽くお辞儀をする
お賽銭を入れる
鈴を鳴らす(鈴がある場合)
2回深く礼をします
2回柏手を打ちます
1回深く礼をします(このときに自分の住所、神様に感謝を心の中で伝えます)
体を起こし、軽くお辞儀をして右回りで退きます
混み具合によっては作法通りにいかないこともありますので、その際には周りの迷惑にならないように退きます。
鈴を鳴らすのは魔除けの意味を持つと言われます。
また、最後の礼の時にお願いをすることもありますが、
短く心の中で唱えて次の人に順番を譲るようにします。
長くてまとまりのない願い事は、自分の気持ちがまとまっていない証拠なので、
神様も聞き入れてくれないでしょう。
これらは神社参拝の作法なので、覚えておきましょう。
2,3回地元の神社に参拝すれば身についてしまします。
ではお賽銭について触れてみましょう。
お賽銭の意味
よく聞くお話で、
神様にお願いをする時には沢山お賽銭をあげる、
というのがありますが、これはお賽銭の意味を取り違えています。
お賽銭の「
賽」という文字はウィキペディアによれば「
神から福を受けたことに感謝して祭る」という意味です。
つまり、すでにいただいたものに対しての感謝です。
ですから、
今まで無事に過ごしてこれたことに感謝する気持ちとして入れるものでしょう。
神社の参拝は本来、感謝の気持ちを伝えるもので、お願いをするものではないと、小さいころから教えられました。
また、神様は人間と違って、お金を使って生活しているわけではありませんから、
気持ちを伝える金額は関係ありません。
高ければよいと言う訳ではないのです。
もし、高ければ願い事が叶いやすい、というところがあったら、そこには人間の欲が絡んでいると思って間違いないでしょう。
ただ、
縁起の良い金額と言いうものがありますから、それに越したことはないと思います。
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縁起の良いお賽銭の金額
本来お賽銭は自分が入れたい金額を賽銭箱に入れればよいと思います。
もともとが、神様への感謝の気持ちですし、神様は細かいことは気にしないでしょう。
縁起の良い金額とは語呂合わせで、縁起が良いというだけで絶対的なものではありません。
◆縁起の良いお賽銭の金額と意味
・5円:ご縁がありますように
・5円玉2枚(10円):重ね重ねご縁がありますように
・5円玉3枚(15円):十分にご縁がありますように
・5円玉4枚(20円):良いご縁がありますように
・21円:夫婦円満、恋愛長続き(2で割れないため)
・5円玉5枚(25円):2重にご縁がありますように
・5円玉6枚(30円):安定と調和のとれたご縁がありますように
・5円玉7枚(35円):再三ご縁がありますように
・5円玉8枚(40円):末広にご縁がありますように
・5円玉9枚(45円):終始ご縁がありますように
・5円玉10枚(50円):5重の縁がありますように
・5円玉11枚(55円):午後に投げるとご縁がある
・5円玉21枚(105円):十分にご縁がありますように
・5円玉23枚(115円):いいご縁がありますように
・5円玉25枚(125円):十二分にご縁がありますように
・5円玉97枚(485円):四方八方からご縁がありますように
・1万円:円満に通じるから
5円玉は「ご縁」と通じることから縁起が良いと言われます。
無理のない、入れやすい金額でお賽銭を決めてください。
◆縁起が悪いとされるお賽銭の金額と意味
10円玉は「遠縁」とも読めることから縁を遠ざけるとも言われます。
このことから使うのを避ける人もいます。
実際にはけっこう使ている人もいますね。
この他にもあまり良くない金額があります。
5円玉13枚(65円):ろくなご縁が無い
5円玉15枚(75円):何のご縁もない
5円玉17枚(85円):やっぱりご縁が無い
5円玉19枚(95円):これでもご縁が無い
また、
500円玉は一番大きい硬貨なので、
「
これ以上効果(硬貨)がない」という意味で縁起が良くないと言われます。
縁起を担ぎたいときには参考にしてください。
お賽銭を入れるときのやり方
ここまで紹介してきたので、お賽銭はどのように扱うべきか、気づいていると思います。
お賽銭は無事に過ごせたことへの感謝の気持ち、
願い事がかなった時の感謝の気持ち、
として神様にお供えするお金です。
ですから、
丁寧に扱うのが基本です。
良く初詣で混んでいる神社で賽銭箱に向かって投げつけたり、上に放っているような入れ方を見ますが、
あまり良くありません。
自分の感謝の気持ちを神様に伝えるので、丁寧に入れるような感じにします。
自分の番が来て、拝殿の前に立つと目の前にお賽銭箱があると思います。
用意した硬貨を腕を伸ばして、賽銭箱の上でそっと放す感じでお賽銭を入れるようにします。
初詣の神社では混雑ゆえに何かと気が急いてしまうことがありますが、
落ち着いて感謝の気持ちを込めて扱いましょう。
一連の作法と合わせて参考にしてください。
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