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玉入れをアレンジ 高齢者に向けた楽しみ方

運動会の代表的な競技の玉入れ。

いろいろなバリエーションとアレンジで運動会を盛り上げてくれますね。

今回は高齢者が楽しく行うときのアレンジを考えます。

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玉入れは単純な競技ですが、球をつかむ、狙った場所に投げるというシンプルな運動の中に

指先や方向感覚、上半身の動きも含まれた高齢者には理想的な種目です。

ただ、行う際には注意すべきこともあります。

特に施設などで行う場合には基本的に椅子に座った状態で行うことになりますから、

その姿勢でも楽しめるように工夫をしましょう。

1、高齢者が行うときの注意点
2、玉入れのアレンジ方法

に分けて進めていきます。

まずは、高齢者が行うときの注意点から見ていきましょう。

高齢者が行うときの注意点



玉入れという競技は設置された籠に玉を入れるという単純な競技ですが、

体の機能が衰えている方にとっては

球を投げる時のバランスを保つ、思った方向に投げるということが難しい場合もあります。

この点を考えると、高齢者施設、デイサービスなどでは基本的に椅子に座って安定した状態で行うことがお勧めです。

固定された籠めがけて投げる場合でも立った状態で行うとバランスを崩して、近くにいる人と接触したり、転倒する危険もあります。

また、球も万が一人に当たっても怪我がないようなものを作る必要もあります。

競技もまず、安全第一にアイデアを出し合うようにしましょう。

玉入れをどんな風にアレンジして楽しむ場合でも、

・座った状態で行う
・怪我をしない球を使う

という2点をふまえて行ってください。

では玉入れのアレンジ例を見てみます。

玉入れのアレンジ方法



①色玉入れ

玉入れの玉を赤、白、緑、黄色など4種類くらい用意して、同じ色の籠も用意します。

同じ色の籠に玉を入れるゲームです。

もし、違う色の玉が入ってもカウントしません。

チーム対抗戦で行うと面白いですよ。


◆ゲームのやり方

玉入れ アレンジ 高齢者1.jpg

1、色のついた籠を真ん中に置くか、あるいは棒などに付けて高く掲げます。

2、回りを取り囲むように参加者の椅子を並べて、チームごとに着席します。

3、合図と同時に自分のチームの色のかごめがけて玉を投げます。

4、同じ色の玉が入った数をカウントして多いチームの勝ちです。

◆注意点

使用する玉はできるだけ軽く、人に当たってもけがの無いようなもの選ぶか自作します。

カラーボールなどは当たると痛いので、使用するときにはカゴを囲むのではなく、壁側に並べるなどして、人に当たらないようにしましょう。

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②追いかけ玉入れ

職員の方が背負って移動する籠に玉を入れるゲームです。

子どもや普通の大人がやる時にはカゴを背負った人は逃げ回って玉が入らないようにしますが、

高齢者の方が行うときには、椅子に座って並んでいる方たちの間に通路を作ってその通路上を移動するようにします。

玉入れ アレンジ 高齢者2.jpg

画像の様に直線のコースと移動方向の方が無理に体をひねったりすることなく行えるので安全です。

緩やかなカーブくらいは大丈夫だと思います。

◆注意点

スピードは十分に狙って玉を入れられるくらいに加減してください。

複雑なコースやカーブの多いコースは夢中になって投げるときに重心を崩して椅子ごと転倒する可能性もあるのでお勧めしません。

籠をもった人が二人同時に移動して、赤組、白組の籠に入った数を競うなどチーム戦にしても楽しいです。

職員の方も転倒して利用者の方と接触しないように注意しながら行います。

③ゴルフ玉入れ

個人戦で行うゴルフ形式の玉入れです。

籠や網に向かってカラーボールなどをクラブで打って入れます。

平面よりもスロープを作った方がコースを作りやすいです。

パターはおもちゃのもので代用できます。

玉入れ アレンジ 高齢者3.jpg

◆注意点

コースを設置するときに玉の飛ぶ方向に人がいないように気を付けます。

籠はザルの様な浅いものを使ったり、捕虫網を低く構えて、打ったボールが入りやすくします。

④的当て玉入れ

画像の様なパネル式の的を作って書くマスの得点を決めます。

チームごとに玉のはいったパネルの合計得点を競います。

パネル形式の的は作るのが面倒ですが、いちばん簡単なのは、同じ大きさの段ボール箱を9個繋ぎ合わせてすこし斜めに立てかける方法です。

各ボックスに色を付けると分かりやすくてよいでしょう。

玉入れ アレンジ 高齢者4.jpg

大きなダンボールなどが手に入れば、それに穴をあけて、各穴の裏にそれぞれ網を貼れば出来上がります。

◆注意点

特にこれと言ってありません。

座って投げても、立って投げてもどちらでも楽しめます。

入る穴の得点が違うとゲーム性が上がって皆夢中になるでしょう。


玉入れは単純な種目ですが、アレンジ次第で楽しみ方が沢山あります。

高齢者の方が行うときには運動の効果とともに動きに安全性があるかどうかも合わせて考えることが大切です。

そうすれば、運動会もより楽しくなるでしょう。

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