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夏祭りの出し物 食べ物でお勧めのものと必要な届け出

夏祭りで人気の出し物、食べ物の屋台は欠かせない存在です。

手続きや準備には多少手間がかかりますが、子供たちの喜ぶ姿を見るとその苦労も吹き飛んでしまう、という方が多いです。

今回は夏祭りで人気の食べ物や取り扱うときのポイント、屋台を出すときの手続きについて

1、人気の食べ物
2、お勧めの食べ物
3、模擬店で必要な届け出
4、食中毒などを防ぐ衛生の基本

の順で触れていきます。

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模擬店の利益率や原材料価格などについてはこのブログの記事

学園祭の模擬店 儲かる必須3要素

で詳しく触れましたので、そちららを参考にしてください。

では人気の食べ物を見てみましょう。

夏祭りに人気の食べ物



夏祭りで特に人気の食べ物は

焼きそば、フランクフルト、綿菓子、チョコバナナ、イカ焼き、お好み焼き、タコ焼き

などが思いつきますね。

夏祭りで食べたいメニューの人気の順位はこのようになっています。

1位:焼きそば
2位:タコ焼き
3位:かき氷
4位:フランクフルト
5位:お好み焼き
6位:焼き鳥
7位:ジュース
8位:イカ焼き
9位:アメリカンドック
10位:焼きトウモロコシ
11位:ベビーカステラ
12位:じゃがバター

これは子供ではなく、すべての年代含めてなので、綿菓子が入っていませんが、

綿菓子は利益率からするとかなり良いものなので、プロの方には外せないものです。

自治会や町内会で行う夏祭りでは利益を追求することもないので、

予算と担当する人の人数、準備にかけられる時間

を考慮して、負担も少なく、人気のあるものを選んでいくとよいでしょう。

お勧めの食べ物



夏祭りで出す食べ物でお勧めのものは

前で触れた様に、

担当する方の人数や準備に割く時間を考えて、できる範囲内で喜ばれるものを選ぶ

という考え方で決めるのが良いと思います。

扱いがしやすいということも当日の事を考えると大きなポイントですね。

模擬店や屋台で食べ物を扱うには役所に届け出をする必要がありますから、

臨時出店者として、要綱で定められた基準を守らなくてはいけません。

この中では扱うものは大きく3つに分類できます。

・飲食店行為:あらかじめ仕込んだ具材を出店場所で煮る、焼く、蒸すなどして提供する

焼き物類、お好み焼き類、茹でもの・蒸し物類、焼き麺類、揚げ物類、ソーセージ類、ハンバーガー類など


これらは主に材料の仕込みを事前に行って、提供する直前に調理する、という作り方をするものです。


・菓子製造行為:事前に混合、成形した材料を用いて出店場所で焼く、蒸すなどして提供する行為

焼き菓子類、揚げ菓子類、団子菓子類、まんじゅう類、餅菓子類など。


今川焼や焼き団子、ドーナツがすぐに思い浮かぶと思いますが、

チョコバナナなど果実にチョコを溶かしてコーティングしたものもこれに入ります。

こちらも火を使った調理と事前の仕込みが前提です。


・食料品販売:出店場所で加工や調理をせずに既製品等を販売する

野菜、果物、容器包装に入れられた食品


いわゆる既製品を販売する行為ですが、保存基準のある食肉製品、かまぼこ、生鮮魚介類、包装していないものは販売できません。

手作りクッキーやジャムも販売可能ですが、表示法に基づく食品表示をしなくてはいけません。


前日までの準備と当日の衛生管理が必要ですが、調理の手間はありません。

◆屋台でお勧めの食べ物は

夏祭りで人気のものはほとんどが事前の準備と当日の調理が必要なものです。

自治体や町内会で行う場合は担当できる方の人数や時間によってどんなものが良いか決めていきます。

人手不足、準備不足で食中毒を出してしまったら元も子もありませんから、無理は禁物です。


・当日屋台を担当する人数、準備の十分な時間が確保できるとき

飲食店行為に該当するもので人気のあるものを選べます。

焼きそば、タコ焼き、お好み焼きなど準備や調理に時間をかけて来た人に楽しんでもらいましょう。


・当日の調理はできるが、準備にそれほど時間が無いとき

当日調理するだけになって市販されているものがお勧めです。

揚げるだけになっているドーナツや焼き団子などのお菓子類、

またはフランクフルトなどもよいと思います。


・人数、準備の時間ともに十分ではない

この場合は既製品ベビーカステラなどのお菓子を販売したり、ラムネなど瓶入りの飲料、缶ジュースなどが良いと思います。

場合によってはかき氷もできるかもしれません。


運営側の情況が許す限り参加した人の意見を反映していくのが良いと思いますが、

人気メニューからは少し外れてしまうのは仕方ないですね。

では、役所への届け出について少し触れてみましょう。

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模擬店で必要な届け出



食べ物を扱うときには通常営業許可を取りますが、

行事等で用件を満たすときには次の様な流れで届け出を行います。

◆夏祭りなどの行事で食べ物を扱うときの要件

一時的に開催されるもの
不特定多数の人が自由に参加する
営利目的ではない
国、地方自治体、住民団体が関与している
出店日数は年に5日以下

これらの条件を満たしていれば

行事開催届
臨時出店届

を提出すれば行えます。

神社のお祭り、祭礼、住民主催の祭り、盆踊り、学園祭、歩行者天国などがこれに当たります。

もし、開催が継続的で営利目的なら普通のお店と同じ通常の営業許可が必要になりますし、

行事に④であげた団体が関与していなければ、臨時営業の許可が必要です。

出店日数が6日以上ならば同じく臨時営業の許可が必要です。

毎年、恒例で行われているものならば、知っている方が必ずいますが、

新しいマンションで行う夏祭りなどで担当になったら、

一度、管轄する役所の保健衛生課などに問い合わせて相談しながら進めていくのが良いと思います。

また、扱う食べ物を変えるときにも役所の方に相談するようにしましょう。

扱える食べ物は決められた範囲のものなので、そこに当てはまる物かどうかを確認する意味でも必要なことです。


食中毒などを防ぐ衛生の基本



夏祭りなど、気温の高い場所で食べ物を扱うには細心の注意を払い、

食中毒を防ぎます。

食品を模擬店で扱う原則に次の様な事がきめられています。

・原料として使用し、加熱処理して提供する場合以外は生もの、生クリームを扱わない

刺身、生卵、生肉、生野菜などは提供してはいけないことになっています。

・原料の細切等の仕込み行為を出店場所では行わない

いわゆる仕込み、はきちんとした場所で行うようにします。

出店場所では簡単な加熱調理をすれば提供できるものに限られます。

・出店場所で製造、加工、調理に多量の水を使用するものは取り扱わない

うどん、そば等は模擬店では扱えないません。

・かき氷の要件は意外に厳しい

かき氷は自宅で作った氷を使うことは出来ず、飲用氷を使用しなくてはいけません。

手指やほこりなどで汚染されない構造の機会を使用して器も衛生的なものを使用して行います。

夏には人気ですけど、特に衛生管理には気を付けなくてはいけないものの一つです。

・一部のものを除き、客に提供する前に加熱処理しないものは取り扱わない

お酒、心太、かき氷、清涼飲料水を除き、提供する前に加熱調理しないものは取り扱えません。

コーヒー、紅茶に入れるシロップ類、ホットドックのパンなどは例外とされています。


また、現場でも衛生上の注意を徹底することを心がけます。

◆衛生上の注意点

屋台周辺を清潔に保つ

石鹸や消毒液を常備した手洗い設備を常に使用できる状態にしてある

食品および、器具、容器包装等は衛生的に扱う。

出店場所で使用する食器類は一回限りの使用とする。

使用した食器等の処理に責任を持つ

ゴミは駅、匂いが漏れないようにして、清潔に保つ

出店場所での調理は必ず屋台の施設内で行う

体調のすぐれない人(発熱、下痢など)には食品の調理および食器には触れさせない

調理するときの衣服は清潔なものを着用する。

定期的に手の洗浄、消毒を行う


現場で加熱調理して提供する食べ物を扱うときには特に気を付けてください。


今回は夏祭りでお勧めの食べ物を状況別に考えてみました。

合わせて、届け出と衛生面についても触れました。

始めて夏祭りの出し物で食べ物を扱うときには参考にしてください。

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