小さいお子様を持つ親御さんは七夕の時期に保育園から飾る短冊を書くように頼まれ、
悩む人も多いようです。
実際に相談も受けたこともあります。
今回は短冊を書く時のコツと留意点を年齢別に紹介します。
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相談を受けた時の答えをもとに保育園から幼稚園の対象となる0歳児から6歳児までの子どもの例をケース別にまとめました。
とくに言葉の発達と年齢ごとの成長に合わせて短冊に願い事を書くのが理想です。
親が全て書く場合でも、できるだけお子様の意思が反映された方が願い事らしくなりますから、
その点を盛り込めるようにして見ました。
0歳児の短冊の願い事
0歳児の場合はまだ言葉での意思表示が難しいので
お母さんが子供に対して願うことを短冊に書きます。
生後2,3ヶ月ではクーイングと言って、舌を使わないで母音を発音したりし始めますし、
4ヶ月から5ヶ月くらいまでで、喃語と呼ばれる意味を持たない言葉を発音し始めます。
早い子供は6か月目以降にお母さんの動作を真似て一緒に手をたたいたりし始め
子音を含んだ「マンマン」など短い単語を反復させたりし始めます。
目の前の人や物への言葉と表情の反応から願い事を想像して書くてみるのもよいでしょう。
実際にその通りかどうかは気にしないでください。
◆0歳児の短冊の例
○○が健康に育ちますように
風邪をひかない丈夫な体に育ちますように
いつも○○の笑顔が絶えませんように
○○が元気で過ごせますように
お父さんとお母さんといつまでも一緒にいられますように
だいすきなアンパンマンに会えますように
だいすきな仮面ライダーみたいに強く成長しますように
など
1歳児の短冊の願い事
少しずつ言葉を真似し始め、1歳6か月くらいまでに単語なら20個くらいを覚え始めます。
丸一年では300個くらいまで単語を覚え、発音もだんだんしっかりしてきます。
簡単な質問にも応じられるようになってくるので、好きなもの、嫌いなものが聞き出せます。
早ければ「ワンワン きた」「ママ いこう」など簡単な文章も言えるようになるでしょう。
短冊の願い事は今だ、お母さんの願いでもよいですが、
お子様が具体的に好きなものと嫌いなものが分る時にはそれを入れたものにするとよいでしょう。
月齢によっても成長に差がありますから、1歳になったばかりの子供と2歳に近い子供では差が出ます。
段階にあった方法で短冊を書いてください。
◆1歳児の短冊の例
病気にかかりませんように
沢山食べて大きく育ちますように
だいすきな○○関みたいにたくましく育ちますように
電車のおもちゃでたくさん遊べますように
おしゃべりがうまくできるようになりますように
など
2歳児の短冊の願い事
2歳くらいになると、2語の単語を使って「ママ ばいばい」「○○たべる」など
つながった意味のある言葉を発し始めます。
早い子なら単語をつなげて3語から4語くらいの文章を発するようになります。
でも、まだまだ個人差ものあるので
聞ける範囲内で
欲しいものや好きなもの、なりたいもの等を聞き出してあげるとよいでしょう。
◆2歳児の短冊の例
○○がほしい
お絵かきがうまくできますように
○○が上手に出来ますように
ウルトラマンみたいにつよくなりたい
仮面ライダーになりたい
電車をうんてんしたい
言葉をたくさん覚えられますように
トイレができますように
など
3歳児の短冊の願い事
話す単語も500語から1000語くらいになり、3語以上の言葉も文章として話し始めます。
「ママ ごはん たべる」など意志を伝えたりできるようになります。
数についての興味もだんだん強くなってきます。
この頃からお子さんの具体的な願いも聞きだせそうですね。
◆3歳児の短冊の例
アンパンマンになりたい
上手くお絵かきできるようになりたい
速く走れるようになりたい
ねんどで○○をうまくつくれるようになりたい
砂場でたくさん遊びたい
仮面ライダーになりたい
10まで数えられるようになりたい
お習字をがんばる
など
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4歳児の短冊の願い事
4歳になると言葉を覚えたり真似たりするだけではなく、色々な意味も尋ねてきます。
話し方もずいぶんなめらからになります。
想像力もたくましく、言葉への理解が深まると同時に自分でお話を作ったりすることもできるようになります。
また、現在だけではなく、過去や未来についてもうまく話せるようになってきます。
保育園であったこと、自分がなりたいと思う未来の姿、などたくさんお話しできるようになります。
一方で悪い言葉やヘンな言葉にも興味を持って覚えてきたりします。
この時期ならお子様の願い事を質問して聞き出せますから、
字が書ければお母さんは願い事を引き出すきっかけを作るだけでよいでしょう。
お子さんの代筆のような感じになるでしょう。
◆4歳児の短冊の例
かけっこが速くなりたい
鉄棒ができるようになりたい
自転車に乗れるようになりたい
バスの運転手さんになりたい
お父さんと○○して遊びたい
お母さんのお手伝いをできるようになりたい
スイミングスクールをがんばる
おまわりさんになりたい
ひらがなをうまく書けるようになる
など
5歳児の短冊の願い事
言葉もはっきりして、会話もしっかりしてきます。
平仮名やカタカナも書ける子供も出てきて、自分の関心もはっきりと伝えることができます。
成長としては自分を抑制することも覚えてきて、社会性も芽生えてきます。
友達とどうやったらうまくやっていけるか、を考えたり、
小さい子の面倒をみたり、感情面でも成長が見られます。
こういう面を引き出すような質問をして答えが得られると短冊にも成長を記録できますね。
短冊の願い事にもこういう面が反映されるとよい記念にもなります。
たどたどしくても、字が書ければ自分で書いてもらう方が理想です。
◆5歳児の短冊の例
泳げるようにがんばる
おにいさんになる
○○ちゃんと仲良く遊ぶ
鉄棒ができるようになる
ひらがなを上手に書けるようになる
ニンジンを食べられるようになる
たま(ネコ)の面倒をみる
あさがおを育てる
年少さんたちと遊んであげる
早寝早起きをする
など
6歳児の短冊の願い事
小学校入学を控えた年齢の6歳。
集団生活の中でもルールも理解できるようになります。
社会性や協調性もより成長がみられる時期です。
時間やカレンダーも読めるようになり始め、数えられる数も増えます。
まだ個人差がありますが、興味を持てば一気に伸びる時期です。
願い事もより具体的になっていくでしょう。
お子様が何が好きか、何がやりたいのか、自分でも良く解らないようなら、
「何しているときが楽しい?」「誰が好き?」など質問をして、自覚するきっかけを作ってあげるとよいでしょう。
◆6歳児の短冊の例
自転車を補助輪なしで乗る
クロールで泳げるようになる
好き嫌いなく食べる
絵の具でうまく絵が描けるようになりたい
空手の練習をがんばる
今年中にお習字〇級になる
妹の面倒をみる
お母さんとお料理を作れるようになる
○○くんといっしょにサッカーをがんばる
など
願い事は普通に例を挙げましたが、保育園児なので、ひらがなで書いてあげてください。
教えてあげればすぐに読める文字で書くようにしてあげてください。
3歳くらいからなら、文字を読む練習にもなります。
3歳くらいまではお母さんの子どもに対する願いを中心に、
4歳からは子供の意思を質問して引き出しながら、短冊に書いてあげる、
5歳以上は子供自身に書いてもらいながら、親は質問しながら、願い事を引き出すきっかけを作ってあげる、
というのが理想だと思います。
保育園で飾る七夕の短冊を書く時の参考にしてください。
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