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赤いダニみたいな虫が室内に入った時の退治法と予防法

5月の下旬ごろから庭先で見かける赤いダニみたいな虫、

それはタカラダニ。

大量発生して室内にも侵入というケースもあります。

このブログでも

赤いダニは人を刺す? その真実と駆除するときの注意
庭にいる赤いダニ用駆除剤の簡単な作り方

と二つの記事でタカラダニについて採りあげましたが、

ここでは室内に入ってしまった時の退治方法と新入予防、さらに翌年の発生を抑える方法をお伝えします。

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経験を踏まえたやり方で結果が出ていますので、タカラダニが発生したら試してみてください。

1、タカラダニが部屋に入ったら
2、部屋への侵入を阻止するには
3、外の発生源を突き止める
4、翌年の発生を最小限にするには

の順で進めていきます。

では始めます。

タカラダニが部屋に入った時の対処法



タカラダニについては

赤いダニは人を刺す? その真実と駆除するときの注意

で説明しているように、

人やペット、農作物にも実害のない生き物です。

でも、その体液がつぶれた時に皮膚に付着したり、

服に着いたりしたら大変なので、家の中に侵入してきたものはその都度駆除しなくてはいけません。

Balaustium sp.02.jpg
出典http://gaityuya.blogspot.com/2017/

実のところ、室内に入ったタカラダニを完全に駆除するのは困難です。

なぜなら、小さいうえに活発に動き回りますし、

水に弱い事が分っていますが、家の中で水を大量に使用するわけにはいかないからです。

◆タカラダニを見つけたら

まず、タカラダニを見つけたら潰さないように注意することが大切です。

体液が皮膚についてそれを長時間放置するとかぶれたりすることがあります。

また、衣服や洗濯物にも赤い体液が染みてしまったら大変です。

潰さずに駆除することが最大のコツです。

室内で見つけた時に行ってみた退治法をいくつか紹介します。

・殺虫剤を使う

どこのご家庭にも大抵はハエやゴキブリ、蟻用の殺虫剤が置いてあると思います。

それを吹きかけて殺します。

タカラダニにそれほど強力なものは必要ありませんが、手近なもので済ませる方法です。

殺虫剤をスプレーしたあと、しばらくそのままにしてある程度乾くのを待ちます。

乾いたら掃除機で死骸を吸い取っておきます。

見つけたら掃除機でそのまま吸い取ることも考えましたが、

何しろ小さく、また、這い出して来ることもあるのでは?と思って殺しておいてから吸い取ることにしました。

畳やカーペットなどで見つけた場合は潰してシミにしてしまわないように慎重に吸い取ります。

・専用の駆除スプレーを使用する

このブログで紹介した手作りの駆除スプレーを使います。

庭にいる赤いダニ用駆除剤の簡単な作り方

作り方はこの記事を参照してください。

効果的ですが、使う場所が限られてきます。

多少の粘性を持たせたものなので、タイル、お風呂場、フローリング、玄関

など水分を吸わない素材の場所、などです。

絨毯などで使用してしまうと、洗剤の成分を後で落とさなくてはならないし、

手間も多くかかってしまいます。

タカラダニが死んだようなら、キッチンペーパーなどで横方向から洗剤の部分を掬うようにふき取ります。

よく家庭にある粘着シートのついたコロコロは潰してしまう可能性があるのでやめた方が良いでしょう。

外からの侵入を防ぐ



タカラダニは室内で発生するのではなく、外で派生したものが室内に入ってくることが多いと思います。

そのため、侵入を防ぐ工夫をします。

・殺虫スプレーを窓、扉、サッシ、入り口にスプレーしておく

スプレーは効果が持続するものを使用して、

外と通じる場所に境界線を描くようにスプレーしておきます。

使用したのはフマキラーとゴキブリ用のものでした。

・気密性を高める

タカラダニは小さいので入ってこれないように、

可能な限り気密性を高めて侵入を防ぎます。


室内での退治方法はこのようになりますが、数を減らすくらいの効果しかありません。

発生してしまった年には見つけたらその都度、駆除するしかないと思いますから、

同時に外の発生源と思われるところを狙って退治します。

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外の発生源を突き止める



外にいるタカラダニを駆除しないと室内に入ってくる数も減りません。

タカラダニの主なエサは花粉やコケなどであると考えられていて、

コンクリートの壁などで多くみられています。

壁やコンクリートの隙間などが発生源とされていますから、

その近辺を中心に行います。

外でタカラダニを見つけた時には次の様な方法で駆除します。

・水で洗い流す。

屋外なので、水とブラシで落とすことも可能です。

・殺虫剤を使用する

効果的ですが、ご近所や周囲の植物にも影響するので、

使用するときには周囲にあるもの、風向きなどに注意して使います。

・駆除スプレーを使用する

先程紹介した、手作りのスプレーを使用します。

庭にいる赤いダニ用駆除剤の簡単な作り方

コンクリートなどでも液だれしにくいので使いやすいです。


外で見つけたタカラダニにはこれらの方法で対処します。

でも、これもその年の一時的な退治方法にすぎません。

次の年に大変な思いをしなくて済むように、発生を最小限に抑える対策をしておきましょう。

翌年の発生を最小限にするには



次の年のタカラダニの発生をできるだけ抑えるための対策を今年中に行っておくと

発生をかなり抑えることができます。

◆発生場所の特定

タカラダニの発生場所、生息場所とされているのが

コンクリートの切れ目
壁の亀裂
類似した隙間

などです。

この場所は

風雨を避けられる
天敵が入りにくい
ある程度の湿度を保てる

場所でもあります。

また、花粉がたまりやすく、苔が生えているコンクリートなどがえさ場となるので、

この近辺にも対策をして置くようにします。

◆効果的な対策

対策を講じるのはタカラダニの発生する3月がリミットです。

5月の下旬ごろに大量発生しているのは成虫です。

幼虫が卵からかえるのが3月位と言われるのでそれまでに対策を講じておきます。

1、苔を落とす

苔がついていたらきれいに落とします。

孵ってしまったタカラダニの餌になるものも除去します。

2、殺虫剤をかける

発生場所と思われるところに殺虫剤をかけて消毒します。

3、防水材を塗る

タカラダニの発生を抑える効果的なものは防水剤という塗料。

とくに防水材の中でもウレタン系のものが効果があると言われています。

屋上などに使うものを塗料店で購入するとよいでしょう。

気を付けるのは一液性のものを選ぶことです。

2液性のウレタン系のものは混合の比率を間違えると固化しないので

いつまでたっても乾きません。

手軽なのはアサヒペンなどの防水剤などです。

値段は3000円前後で、刷毛で塗れるので、自分でもできますよ。

でも、固化するのに夏で丸一日くらい、冬で2日くらいかかります。

晴天が続く時を選んで作業します。

うちでは塗料店にお願いしてやってもらいました。


この対策を2年くらい続けたら、タカラダニの発生は劇的に減りました。

もちろん室内では皆無になりました。

でも、昨年は外のコンクリートに少し見られたので、

まだどこかに見落とした箇所があるのでしょう。


タカラダニが室内にいる場合はその場で退治すると同時に

侵入を防ぎ、外のダニも退治する、

さらに、発生源に防水材を塗布して次の年の発生も抑える、

という必要があります。

翌年のことも考えて対策し続ければ、タカラダニは確実に減っていくと思います。

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