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時候の挨拶 5月末に使える季語と表現

5月末になると、春の気配も終わり、夏が色濃くなる季節です。

時候の挨拶でもその雰囲気を伝える表現が多く用いられます。

特に個人間でやり取りする手紙には季節感を素敵に表した言葉がたくさんあふれています。

今回は

1、5月下旬から末にかけての季語
2、それらを使った例文
3、結びで使う表現

を紹介していきます。

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ビジネスなどで使われるものから、手紙で使われるものまで

それぞれ紹介していきますので参考にしてみてください。

では季語から始めましょう。

5月下旬から末にかけての季語



5月の下旬から末にかけての期間には二十四節気の一つ、

小満」があります。

小満は5月21日ごろから6月6日ごろまでを指し、

あらゆるものが成長し、天地に満ち始める時期とされます。

この小満とともに時候の挨拶の季語として使われるものは

初夏 軽暑 微暑 向夏 向暑 深緑 万緑 青葉

など、季節が夏に向かうことを表すものと草木が成長する言葉があります。

また、行く春を惜しむ言葉としては

暮春 残春 春愁

といったものも季語として使います。

これらはビジネス文書やかしこまった間柄の文書で

季語+「~候」「みぎり」「折」+相手を気づかう言葉

という形でよく使います。


プライベートなやり取りや気心の知れた間柄ではこの時期の気候を表す様々な表現が使われます。

例を挙げると、

強まる日差し 吹き渡る風も夏めいて 汗ばむ陽気 夏の気配 過ごしやすい季節

心地よい風 風薫る 新緑の中 暑い季節に向けて 

遠足 運動会 田植え 日焼け サングラス  夏シャツ

などが思い浮かびます。

また、俳句などに使われる植物や動物、行事や食べ物も時候の挨拶を考えるときの参考になります。

苗売 金魚 滝   

黒牡丹 大牡丹 夕牡丹  牡丹 牡丹園 牡丹散る  牡丹崩る  

葉桜 瓜の花 卯の花腐し 卯の花 桐の花

藜 かきつばた 麦秋 葉柳 夏柳 椎落葉  燕子花 アカシア 朝顔の苗

夏鴨 金雀枝 農鳥 鮑 夏の虫 蚊喰鳥 

目白 青鷺 根切虫 羽蟻 火取虫 蝙蝠 帆立貝 蝦蛄

麦刈 雪解富士 梅干 繭 祭  藻刈 夏浅し 

金魚掬い 網戸 金魚玉 金魚鉢 新茶 あいの風 都草 朝凪 豆飯

夏の雨 かわほり 夏書 真菰 清和 菜種刈 蝉丸忌 青野 草苺

筍流し 夏雨 袋掛 蓴菜 草矢 夏の月 豆の飯 青葉潮 籐椅子

走り梅雨


同じ趣味を楽しむもの同士なら風流な時候の挨拶でやり取りするのも楽しいでしょう。

では、かしこまった例文と砕けた例文を見てみましょう。

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5月末の時候の挨拶の例文



◆ビジネス文書などで使う表現

ビジネス文書では時候の挨拶で季節を問わず、一年中使える表現を使うこともありますが、

ほんの少しでも季節感を感じさせるものを添えると、受け取る側の印象も変わるでしょう。

このときには成長や未来に向けて明るいイメージを感じさせるものを選ぶのがお勧めです。

例、

深緑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

万緑のみぎり、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

この際に、会社に対して使える表現と人に対して使える表現があるので注意します。

このブログの

4月の時候の挨拶 初旬の季語と例文

で詳しく紹介していますので一度確認してみてください。

会社間でも、ごく親しくしているときにはプライベートな手紙に近い表現をすることもあります。

例、

日差しに夏の気配を感じる向暑の折、貴社におかれましては皆様ますますご活躍のことと存じます。

心地よい風に青葉がそよぐこの頃、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

など。

◆プライベートな手紙で使う例文

例、

日に日に強くなる日差しに夏の気配が色濃く感じられる今日この頃、お変わりなくお過ごしでしょうか。

ちょっとした庭仕事でも汗ばむ季節となりました。

走り梅雨に濡れた若葉が一層みずみずしく映る季節、皆様お変わりなくお過ごしのことと思います。

家の回りの草花が生気に満ち溢れる小満の頃、いかがお過ごしでしょうか。

最近は半袖を着る陽気の日が増えてきました。

風薫る深緑の中、散歩をするのが心地よい季節になりました。○○様、お変わりなくお過ごしでしょうか。


など、身近な自然や変化を盛り込むと生き生きした挨拶になると思います。

次は手紙の結びでつかわれる時候の挨拶の表現です。

5月下旬に使う結びの表現



ビジネス文書では結びの表現で時候の挨拶を入れることはほとんどありません。

一方で個人間の手紙では相手を気づかう気持ちを一番表現できる部分になります。

気温や気候の変化、未来への激励など、贈る相手によっていろいろと思いを込めてください。

例、

季節の変わり目、お体くれぐれもご自愛ください。

過ごしやすいこの時期、十分お体を休めて英気を養ってください。

向暑の折り、くれぐれもお体ご自愛ください。

風が心地よいこの季節、ご旅行、存分に楽しんでください。

○○様の大好きな夏に向けて、更なるご活躍を願っております。

暑さが増す季節、ご無理などなさらぬよう、お体ご自愛ください。

心地よい万緑の季節、お出かけを存分に楽しんでください。


今回は5月末の挨拶を

5月下旬から末にかけての季語
それらを使った例文
結びで使う表現

に分けて紹介してきました。

ビジネス文書の冒頭や個人間の手紙を書く時の参考にしてください。

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