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お彼岸のおはぎはいつ食べるのか?お下がりをいただく理由は?

お彼岸にお供えするおはぎとぼたもち。

実はいつ食べたらよいのが知らない方も意外に多いのです。

仏壇いお供えして硬くならないうちならいつでも良さそうですが、

一応、ふさわしい日にちがあるようです

お彼岸のお墓参りをした際にもお供えをしたものでしたが、

最近では動物や鳥がお供えを荒らしたり、衛生的な面での考慮もあって、

お参りの際に持参して、お参りが終わったら持ち帰っていただく、というのが主流です。

また、仏様のお下がりをいただく意味もお彼岸を期に考えてみると、

普段感じない感謝の気持ちも生れてくるでしょう。

今回は

1、お彼岸におはぎを食べる日
2、一緒に供える入り団子と明け団子
3、仏様のお下がりを食べる意味

について説明していきます。

おはぎを食べる理由についてはこのブログの

お彼岸におはぎを食べる理由は?

で一度触れていますが、この点についても簡単におさらいしてみます。

では始めましょう。

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お彼岸におはぎを食べる日



お彼岸は春と秋の2回あります。

春は3月の春分の日を中日と言って、その前3日間と、後の3日間の計7日間、

秋は9月の秋分の日を中日と言って、その前3日間と、後の3日間の計7日間、

です。

7日間の最初の日を彼岸の入り最後の日を彼岸の明けと呼びます。


また、春のお彼岸に供えられるのは「ぼたもち」、秋のお彼岸に供えられるのは「おはぎ」と呼ばれます。

どちらも材料は同じで、違いについては

お彼岸におはぎを食べる理由は?

を参考にしてみてください。

最近は和菓子店ではなくてもスーパーなどでいつでも売られていますし、呼び方も「おはぎ」という名称がほとんどです。

春だからと言って「ぼたもち」というのはあまり見かけなくなりました。


では、おはぎをお供えしていただく日はいつなのでしょうか。

それは、

中日(春分の日、秋分の日)

です。

この日にお供えして、この日にそのお下がりをいただくというのがお彼岸の習慣でした。

自宅でおはぎを作っていた時代には中日におはぎを作ってもお供えして、その日のうちにお下がりをいただいたのでしょう。

ですから、お彼岸の入りから明けまでずっとお供えしておく必要はなく、この一日だけでよいとされています。

もし、仕事の都合などで、この日にお供えできない時には、ほかの日でも構わないでしょう。

それほど厳密に考えなくてもよいと思います。


以前にも触れましたが、おはぎ

邪気を払うと言われる小豆を使ったものであり、昔は高価であった砂糖と魔除けの効果のある小豆を使ったお供えを作ってご先祖様にお供えした

または

お米とあんこの二つを合わせることがご先祖様と心と心を合わせるという意味になるから

と言われています。

太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日はこの世(此岸)とあの世(彼岸)が最も近づくと言われるので、ご先祖様を敬いお墓参りをしますが、

おはぎを食べる習慣もこんなところに関係あるのですね。

また、おはぎと一緒にお彼岸にお供えされる食べ物があります。

それが「入り団子」と「明け団子」です。

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入り団子と明け団子の意味と食べる日



うちではあまり飾らなかったのですが、お彼岸には入り団子と明け団子というお供えをします。

その名前の通り

入り団子はお彼岸の入りの日にお供えして

明け団子はお彼岸の明けの日にお供えする

というものです。

よく丸いお団子を三角形で積んで売られているものがそれです。

数は6個、13個、20個などがありますが、すべて三角錐ができる数です。

◆お供えするときの注意

入り団子と明け団子をお供えするときには

3角形の角が仏様の方に向かないようにしてお供えします。

また、できれば高配という脚付きのお皿に載せてください。

◆入り団子と明け団子の由来

この習慣の由来ははっきりしない、というのが本当のところのようです。

諸説ある中で有力とされるのが、里芋をお供えする習慣がお団子に転じた、というもの。

昔は里芋が主食とされていて、仏前にもこれをお供えしていたが、

一年のうち、里芋が入手できない時期には丸いお団子を代用でお供えしていた。

後に、主食は米に変わり、仏前にも米をお供えするようになったが、お団子をお供えする習慣が残った地方もあった。

これが、お彼岸にお供えする、入り団子と明け団子になった、とする説です。

◆意味

また、お供えする意味も

帰ってきたご先祖様の疲れをいやす食べ物
自分達の主食と同じものを食べて、ご先祖様とつながりを感じるため
ご先祖様が帰るときのお土産
日々の食事ができることへの感謝

など様々です。

由来と関連のあるものもありますが、特別なものというよりはご先祖様とのつながりを感じるためという意味合いが強いように思います。


お彼岸の入りの日に入り団子をお供えして食べる、

中日にはおはぎをお供えして食べる、

明けの日には明け団子をお供えして食べる、

というのがお彼岸のお供えの食べ方です。

仏様のお下がりを食べる意味



普段から仏壇に手を合わせている方は感じているとも思いますが、

お彼岸に仏壇にお供えしたものをいただく、

お墓参りに行ったときにお供えしたものを持ち帰っていただく、

というのは

ご先祖様とのご縁への感謝を改めて感じる機会

でもあります。

ご先祖様とのご縁があるから、こうして食べ物をいただける

という気持ちをもって、おはぎやお団子をいただく、

お彼岸は普段感じにくい、こんな感謝の気持ちを思い出させる日なのかもしれません。

お寺で行われる彼岸会の法要に参加して見るのもよいと思います。

今回はお彼岸のお供えについて

お彼岸におはぎを食べる日
一緒に供える入り団子と明け団子
仏様のお下がりを食べる意味

としてまとめてみました。

お彼岸には仏壇を掃除して、新しい花を添えて、お供えをして下さい。

お墓参りの時にも、お墓の回りを掃除して、お供えをもって出かけてみましょう。

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