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ひな祭り製作 2歳児が楽しめる作業で作る2点

ひな祭りに向けて幼稚園、保育園ではお雛様製作をすると思います。

年齢によってできる作業や興味のある作業が違ってきますが、

今回は2歳児位の年齢の子が興味のある製作方法を二つ紹介します。

おもにお雛様の着物の部分をつくりますが、色を滲ませて模様を作る、紙をちぎって貼る作業で完成させる方法です。

それぞれ

1、滲み絵でお雛様を製作する方法

2、紙を千切ってお雛様を製作する方法

としてまとめましたので、園児達と一緒に作るときの参考にしてください。

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滲み絵でお雛様を製作する方法



この方法はコーフィーフィルターなど水を含みやすい素材を使って色を滲ませる方法です。

線だった色が霧吹きで水を含ませると滲んで広がっていくのを見るのは大人でも楽しいです。

子供た地にもそれを体験しながらお雛様を作ってもらいます。

◆材料

コーヒーフィルター(大きさと材質が最適で手軽に手に入ります)
水性サインペン(油性のものは水に滲まないのでNG)
水彩色鉛筆(こちらも後から水をかけると滲みます)
霧吹き
折り紙各色
ノリ

この他、机を汚さないように新聞紙なども用意しておきましょう。

◆作り方

では実際の作業です。

まず、子供たちにしてもらう作業を決めましょう。

時間の都合もあるので

滲み絵だけを楽しんでやってもらい、

お雛様の顔はあらかじめパーツを作っておいてノリで貼って組み合わせるだけ、

にしてもらうのがお勧めの方法です。

2歳児くらいではあまり沢山の作業をやるだけ根気が続かないと思います。

①フィルターに色を付ける

ひな祭り 製作 2歳児1.jpg

コーヒーフィルターを拡げてサインペン、または水彩色鉛筆で好きに線を描いてもらいます。

裏面も同じように描いてもらいます。

男雛には青系統、女雛には赤系統で色を付けますが、基本、自由にやってもらいましょう。

②滲ませる

片面に霧吹で水を吹き付けて色をにじませます。

子どもたちには色がじわっと滲んでいくところをよく見て楽しんでもらいましょう。

いろんな感想や言葉が出るかもしれませんけど、急かさずにゆっくりと観察してもらいます。

一旦、乾かすためにほかの場所に移しましょう。

③顔を作る

乾かしている間に、折り紙で作って置いた顔のパーツを貼り付けて完成させます。

④裏面を滲ませる

コーヒーフィルターの一面が乾いたら、もう一面に同じように霧吹きで水をかけて色をにじませます。

同じ様に乾かします。

⑤コーヒーフィルターを折る

乾いたらコーヒーフィルターを画像の様に折り曲げて、糊付けします。

⑥顔と手を貼り付ける

顔をそれぞれ貼り付けて、男雛には杓、女雛には扇を貼り付けて完成です。

ひな祭り 製作 製作2歳児2.jpg

完成した姿も飾ってかわいいものですが、作る過程で色のにじみという新しい体験ができるお雛様作りです。

厚紙に金の折り紙を貼って金屏風を作って、それに貼ってあげると引き立ちます。

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紙を千切ってお雛様を製作する方法



今度は柔らかい紙をちぎってお雛様を作ってみます。

2歳くらいだと、細かくちぎるのは少し難しいかもしれないので、最初にちぎり方を教えてあげてから取り掛かるとよいでしょう。

和紙は色合いも穏やかでお雛様製作には向いています。

千代紙は模様が入ってきれいですが、堅さがあるので苦労してしまうかもしれませんね。

作例の画像は千代紙を千切ったものにしてありますが、

最初は色付きの和紙を使った方が千切る動作を楽しんで作ってくれると思います。

やわらかめの素材なら包装紙などいろいろなものが使えますので、身近で探してみるとよいでしょう。

このくらいの年齢なら、千切るという動作は紙を大きく二つに裂くという感じの場合が多いですけど、

この作業で指先の細かい動きを楽しみながら覚えてもらえるでしょう。

◆材料

トイレットペーパーの芯、紙コップなど
折り紙
和紙、千代紙など色付きの柔らかい紙
ノリ

◆作り方

先程と同じように千切るという動作を楽しんでもらうために、他の部分をある程度完成させておきます。

顔や杓、扇はあらかじめ形を切り出して、貼り付けるだけにしておきます。

ひな祭り 製作 2歳児3.jpg

①紙をちぎる

和紙などを細かく沢山千切ります。

箱などに入れて飛ばないようにします。

②芯に貼る

ある程度千切ったら、トイレットペーパーの芯や紙コップにノリで隙間なく貼っていきます。

紙が足りなくなったときにはまた、ちぎって作り足します。

模様が不規則になるときれいです。

特に和紙を使用したときには素材が薄いので、下地の色が透けて影響しますからできるだけ白いものを選んだ方が良いでしょう。

③顔を作る

千切った折り紙を貼り終わったら、ノリが乾くまでの間にお雛様の顔をつくります。

貼るだけで完成するようにあらかじめ折り紙を切り抜いてパーツを用意しておきます。

④帯を貼る

先程の芯の真ん中あたりに細長く切った折り紙をぐるっと貼って帯をつくります。

⑤杓、扇を貼る

帯の少し上あたりの位置に杓を貼ります。

女雛の場合は扇を貼ります。

⑥顔を貼る

お雛様の顔を上の部分に貼り付けて出来上がりです。

ひな祭り 製作 2歳児4.jpg


このお雛様は立体的に作れるので、段ボールに赤の折り紙を貼り付けた台座を作って乗せ、

背景には金屏風を作ってあげると飾った時に引き立ちます。


今回はひな祭り製作で

滲む色を楽しむ

紙をちぎって楽しむ

という二つの作業を紹介しました。

子どもたちもきっと興味を持って楽しくお雛様を作ってくれると思います。

好奇心や指先の発達、脳への刺激など良いこともありますので、

採り入れてみてください。

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