ひな祭りに作る定番のお雛様。
特に小さいお子様は年齢によって作り方を変えてあげることで飽きずに楽しめます。
5歳児くらいになるとハサミなどを器用に使えるほど指先も自由になってきますから、
幼稚園や保育園では全ての作業を任せて作ってもらうのが良いと思います。
その方が仕上がりが個性的で、一目で誰が作ったか分かります。
一方ではハサミとはいえ、刃物なので作業中は注意して見てあげる必要はありますが。
今回は5歳児に向いたお雛様の製作方法を中心に紹介していきます。
1、5歳児くらいにやってもらいたい作業
2、お雛様製作を通して学べること
を説明していきます。
では始めましょう。
スポンサードリンク
5歳児位にやってもらいたい作業
5歳という年齢は日常の動作で指先を使うものはかなりできるようになっているでしょう。
例えば
箸で食事をする
ボタンのかけ外し
ハサミをつかえるようになる
など道具を使ったりすることもできるようになっています。
絵を描いても、目や鼻など人の顔もかなりしっかりと描きこめるようになったり、バランス感覚も身についてきます。
そこでひな祭り製作でお雛様を作る時には
全ての作業を自分で行って、お雛様を完成させてもらうようにします。
保育園などでたくさんの子どもたちがいる場所では作業の間、目を離さないようにするのが大変かもしれません。
でも、お雛様作りに夢中になっていると、ハサミで悪ふざけしたりすることもないと思いますから、
危ない切り方をしたときに一緒に正しい方法を教えてあげるくらいで済むと思います。
小学校に上がる前の子どもを対象にお雛様作りをやったことがありますが、
それほど苦労はなかった経験があります。
では、作り方を説明しながらどんなことを学べるのか見ていきましょう。
スポンサードリンク
お雛様製作を通して学べること
お雛様を作る時には年齢に合わせて先生たちがどの程度手伝うかの違いともいえます。
1歳くらいの子どもだと作業を単純にしてあげて、用意をほとんど先生や大人たちがやってあげないと作業が進みません。
今回対象にしているのは5歳くらいの年齢なので、準備するのは材料だけです。
◆用意する材料
紙コップ
折り紙
色画用紙
千代紙
ノリ
厚紙
道具としてはハサミを用意します。
切れないハサミはかえって危険で怪我をするのできちんとしたものをそろえてあげてください。
◆お雛様の作り方
①胴体の部分を作る
紙コップを逆さにして、模様の入った千代紙などを貼り付けて胴体をつくります。
紙コップは円筒形ではないので、そのまま巻いたら隙間が空きます。
その隙間に合うように、同じ千代紙を切って貼り付けます。
②帯を貼る
帯は同系色の単色の折り紙を細く切って貼り付けます。
1週ぐるっと貼り付けたら完成です。
これを男雛、女雛共にやってください。
③顔を作る
まず、肌色の色画用紙を顔の形に丸く切り抜きます。
次に黒の折り紙を切って、髪の毛をつくります。
髪型は任せましょう。
丸く切る子、細長く長方形に切る子、細かくたくさん切って貼り付けようとする子
色々です。
髪の毛が終わったら、目を切り抜きます。
笑っている目、まん丸な目、三日月の様な目、これも個性でいろいろな形に切るでしょう。
さらにピンクの折り紙を小さく切ってほっぺたの色を左右作ります。
赤の折り紙を細く切って口の形をつくります。
男雛、女雛の分、ともに作っておきましょう。
お雛様を作るときに見本になる物を最初に見せると、それを真似しようとしますから、
材料だけ与えて作るほうが仕上がりがそれぞれ違って、飾った時に楽しくなります。
特に顔の表情は、笑った顔、すました顔、など子どもたち自身が想像したものをそのまま作ってもらいます。
切り終わったら、肌色の色画用紙に貼り付けて顔を完成させてましょう。
髪型
目を貼る位置
口やほっぺを貼る位置
これらを貼るときに自然と人の顔になるようにバランスや空間認識などの能力が活かされます。
こうして楽しみながら伸びてきた能力を活かしていくようにします。
④冠を作る
お雛様には金色の折り紙で、お内裏様には黒で細長く、切って作りましょう。
出来上がったら、ノリで貼り付けます。
⑤杓と扇を作る
金色の折り紙で扇と杓を切り抜いて作ります。
帯の少し上のあたり貼り付けましょう。
⑥顔と体を付ける
すべて出来上がったら、最後に顔と体を糊付けします。
お雛様は完成です。
⑦敷物を作る
お雛様が2体乗るくらいの長方形に厚紙を切り抜いて、そこに金色の折り紙を貼ります。
はみ出た部分は裏側に折り込むようにして、横から見た時に厚紙が見えないようにします。
上にお雛様を乗せたら出来上がりです。
5歳くらいの年齢は家庭や保育園、幼稚園でも自分で出来ることがたくさん増えてくる時期です。
ひな祭り製作でもそれを活かすように導いてあげるのが、子供の能力を伸ばす方法であると思います。
ここでは
5歳児くらいにやってもらいたい作業
お雛様製作を通して学べること
を紹介しましたが、ほかの季節ごとの行事でも応用できますから、
ぜひ取り入れてみてください。
合せて読みたい記事
ひな祭り製作 2歳児が楽しめる作業で作る2点
ひな祭りに最適 折り紙で作る箸置き特集
ひな祭りの飾り 手作りでモビールを作る
お雛様の手作り 紙粘土を使った基本と応用
ひな祭りの歌の歌詞 ひらがな版と歌の教え方
保育園 ひな祭りに作る壁面飾り 園児と作る3例
ひな祭り 由来をクイズ形式で覚えよう 問題はこう作る!
スポンサードリンク
コメント 0