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時候の挨拶 12月下旬の結びの言葉


手紙などでの最後で相手を気づかう結びの言葉。

12月はお礼状などで使うことが多いですね。

冒頭の時候の挨拶と重ならないようにうまう使うのがコツですが、

12月は他の月と違った特徴があります。

冒頭の時候の挨拶については

12月に使う時候の挨拶 お礼状に使える表現集
12月 1月 2月の時候の挨拶 ビジネスやお礼状に
年末の時候の挨拶 お礼や新年に向けての気遣い

で触れていますのでそちらを参考にしてみてください。

今回は結びの表現に的を絞ります。

12月の結びの表現 改まったもの



改まった結の挨拶は仕事や社内間のビジネス文書、

あまり交流のない目上の方などへの手紙やお礼状に使うことが多いですね。

あまり思い入れや感情が伝わらないものになりがちなのは形式的な文言がほとんどだからです。

このタイプの結びの挨拶は

今後のお付き合いに関するもの



折り返しの返事をうながすもの

の2種類ですが、全社が圧倒的に多いです。

ではそれぞれの例を見てみます。

下旬なのでビジネスの場合は新年も意識した表現になります。

◆12月の改まった結びの言葉

来年もご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

来年も変わらぬご厚情を賜りますう、宜しくお願い申し上げます。

来年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


また、時節を問わずに使われる表現もあります。


引き続きご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

今度とも変わらぬご支援ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。

貴社の更なる発展を心よりお祈り申し上げます。

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。


返信を促す例では


ご多用の折り、恐れ入りますがお返事賜りたくお待ちいたしております。

年の瀬を迎え諸事ご多用の事と存じますが、ご都合をお聞かせ願えれば幸いです。


改まった文書では冒頭の時候のあいさつで

季語+候/みぎり の表現を使うことが多いと思いますが、結びでこの表現を使うこともあります。

その際には冒頭の同じにならないように注意します。

◆個人間での手紙の改まった結び

ご多忙の折ですが、お身体にお気をつけて新年をお迎えください。

年の暮れ、何かとご多用とは存じますが、お風邪など召されぬようご自愛ください。

どうかお健やかに新年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。

寒い日が続きますが、お体ご自愛ください。


相手との距離は人それぞれですから、事情を詳しく知っている相手とそうではない相手で内容や表現も変化します。

あまり親しくない間柄ときには個人の事情にはあまり踏み込まない表現にすることが無難です。


では会社間でも堅苦しくない場合と親しい間がらの個人の手紙の結びです。

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12月の結びの表現 親しい間柄の場合



会社同士のお付き合いでも、堅苦しい表現を嫌う場合やお付き合いの深い個人同士のやり取りでは

先程のような表現よりもくだけた感じの言い回しが使われます。

◆会社間のくだけた結びの表現

何かとご多用の折、体調を崩さぬようご自愛ください。

ご多用の折、お体に気を付けて年末をお過ごしください。

寒さが身に沁みますが、皆様お健やかにお過ごしください。

年の瀬を迎え、心せわしい季節ですが、お体ご自愛ください。

時節柄、お風邪など召されぬようご留意ください。

ご多用とは存じますが、お体に気を付けて新しい年をお迎えください。


個人に宛てた表現とあまり変わりません。

特定部署の方に宛てたものではほぼ同じような言葉になります。

年末の時期の特徴として

忙しさ、せわしなさ

に触れることが多くなります。

このあたりが他の季節とは違う点です。

◆個人間の手紙の結びの例

寒い日が続きますが、お体ご自愛ください。

ご家族そろって良き新年をお迎えください。

慌ただしい年の暮れですが、お体に気を付けてお過ごしください。

来年が素晴らしい年になりますようお祈りいたしております。

今年も押し迫ってまいりました。皆様、健やかに新年をお迎えください。

寒さも増し、空気も乾く季節です。風邪などひかないようお体大切に。

早いもので今年もあとわずか、ご家族そろって穏やかな新年をお迎えください。

皆様にとって来年が素晴らしい年となりますように。

今年一年の締めくくりの時期となりました。お互いに気を抜かずかんばりましょう。

例年にも増して、インフルエンザが流行しております。健康にはくれぐれもご留意ください。

忘年会シーズンですから、無理せずお体ご自愛ください。


ビジネスと違って来年のお付き合いなどよりも、健康面に重点を置いた挨拶が目立ちます。

基本的なことですが、最後にお礼状の形式をおさらいしておきましょう。

お礼状の基本的な形式



改まった形式の例なので、間柄によっては語頭と結語の部分はしょうりゃくします。

◆基本的な構成

①語頭

決まり文句で結語とセットになったものを使います。

「拝啓」と「敬具」の組み合わせが良く使われます。

②時候の挨拶

季節に合わせた形式的な表現を書きます。

語頭の「拝啓」に続けて書く時には、人文字分空けます。

③主文

お礼状の本文です。

初めに簡潔にお礼を述べます。

その次に詳しい内容を書きます。

例えば何にたいしてのお礼か、また、自分が特に心動かされたことなど。

④末文

再びお礼の言葉で締めくくります。

相手への気遣いとして結びの時候の挨拶を入れます。

今回沢山の例を挙げましたので、自分と相手の間柄にふさわしい表現を考えます。

⑤結語

先程の例のように「敬具」で締めくくります。

⑥自分の名前

親しい間柄なら名前だけでよいでしょう。

正式なお礼状の場合は

少し行を空けて、下の方に日付、自分の所属、フルネームを

さらに改行して、一番上から相手の名まえや会社名、部署名を本文よりも少し大きめの字で書きます。

特に実習先や病院などへ送るお礼状では無ければここまでするとかえって変ですから、

相手との間柄で判断してください。


時候の挨拶は改まったものでは冒頭の表現も結びの言葉もほぼ決まった形を使うことが多いです。

親しい間柄になるほど、どちらも個性が出て、色々な気遣いが見える温かい表現になりますね。

12月の下旬は特に忙しさと体調を気遣ってくれると受け取った側もうれしいです。

適切な表現でお礼状を書いてみてください。

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