保育園で冬の一番のイベントはクリスマス会です。
保護者代表になると挨拶は避けて通れませんね。
今回は保護者の方に向けた立場別の挨拶の例文を紹介します。
司会進行の方、保護者会の会長の方、保護者を代表してあいさつを頼まれる方の場合に的を絞りました。
特に難しいことはなく、いくつかの点に注意すればプレッシャーに感じることもありません。
内容は
・園児に向けた言葉
・保護者の方に向けた言葉
・先生方に向けた言葉
・来賓の方に向けた言葉
を忘れずにすべての方への感謝の気持ちが伝わるようにするとうまくいきます。
では早速見ていきましょう。
保護者代表、保護者会の会長がするクリスマス会の挨拶
保護者代表の方は開会の時と閉会の時の挨拶をすることが多いですね。
まずは例文から見ていきましょう。
◆クリスマス会の開会の挨拶
(全体を見渡して)
保護者を代表いたしましてごあいさつ申し上げます。
(少し前かがみになって園児に語り掛けるように)
さくら保育園の皆さん おはようございます。(少し間をおいて)
楽しみにしてたクリスマス会がいよいよ始まりますね。
みんなのお顔がキラキラしているのがわかりますよ。
一生懸命練習した劇やお歌を見せてくださいね。
どんな劇やお歌を見せてくれるか、今からワクワクしています。
みんな頑張ってね。
(園児たちから父兄、来賓、先生方に向き直って)
御来賓の皆様、保護者の皆様、本日はお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。
本日は子供たちが日ごろから一生懸命練習してきた劇や歌を披露いたします。
頑張ってきた子どもたちをどうか温かく見守っていただきますようお願いいたします。
そして保護者を代表いたしまして、今日までご指導頂きました園長先生はじめ保育士の先生方に心より感謝いたします。
簡単ではございますが、これをもちまして私の開会の挨拶とさせていただきます。
クリスマス会の挨拶でポイントになるのは他の挨拶と同じで、
「目線」です。
始めは園児たちに向けて言葉を発するので、壇上や舞台からの挨拶であっても、多少はかがんで園児の目線に合わせて語り掛けるとよいでしょう。
もし原稿を目にしながらだと、このしぐさはかなり不自然になるのである程度は暗記してしまいましょう。
声のトーンもゆっくりと高めで話します。
保護者、来賓、先生方に向けて話す部分は背筋を伸ばして落ち着いた言葉で話します。
それぞれの方々に話しかける言葉の時にはそちらに体ごと向くようにして話します。
◆クリスマス会の閉会の挨拶
みなさん、今日はとっても素敵なクリスマス会になりましたね
みんなたのしく過ごせましたね。
みかん組のダンスはとても元気で楽しくできましたね。
バラ組の組のお歌も取っても上手でお父さんやお母さんもびっくりしましたよ。
中略(具体的に言及するときには不公平にならないように気を付ける)
劇も上手に出来て、みんなが一生懸命練習してきたのがよくわかりましたよ。
とっても感動しました。
みんな楽しかったよ。本当にありがとう。
保育士の先生方、私たちは子供たちの歌やダンス、演技に心から感動しました。
このクリスマス会で子供たちの大きな成長を目の当たりにし、驚きとともに心を大きく動かされました。
これも子供たちを導き、練習を見守っていただいた園長先生をはじめとする先生方のご指導の賜物と思います。
保護者を代表いたしました厚く感謝申し上げます。
来賓の皆様、保護者の皆様、子供たちに心からの拍手を贈っていただき誠にありがとうございました。
本日は最後までご覧いただきましてありがとうございました。
話すときの注意点は開会の時の挨拶と同じです。
言葉をかける相手の方を向いて語り掛けるようにします。
目線や姿勢も相手によって変えます。
閉会の挨拶で注意する点は、
個々の演目の感想を述べる時には不公平にならないように気を配ること、
です。
特定の組、や生徒だけに触れないように、公平な内容を心がけます。
クラスが少なければ、全部の演目に言及してもよいですし、多くて時間がない時には全体の感想を述べるなどします。
形式的な言葉よりも具体的に言及した方が伝わりやすいのは言うまでもありません。
保護者会の会長の方の挨拶もほぼこの形式と同じです。
違うところは開会の挨拶の時に
保護者会会長の○○○○でございます。
保護者を代表いたしまして一言ご挨拶申し上げます。
という始まりになることですね。
スポンサードリンク
クリスマス会の司会者の挨拶
クリスマス会の司会者は進行役ですから挨拶も手短に済ませます。
でも、含める内容は先程と変わりません。
本来、司会は保育園の先生がやることが多いと思いますが、保護者が主催するクリスマス会の場合は保護者の中から選出されることもあるようです。
私の経験上はありませんでしたが、保護者の方が行う場合は
先程の内容に
簡単な自己紹介を付け加えます。
先生方の誰かがやる場合はみんな知っていますから必要ないかもしれませんが、
保護者の方の場合はいきなり前に立っても誰かわかりませんから。
◆司会者の挨拶の例文
(園児たちに向かって)
みなさん、おはようございます!(時間帯によっては「こんにちは」)
(保護者、来賓、先生方に向かって)
本日はお忙しい中、クリスマス会にお集まりいただきありがとうございます。
今日一日、司会進行をさせていただきます藤崎達也の母、優香と申します。
宜しくお願いします。
(園児たちに向かって目線を合わせるように)
今日は待ちに待ったクリスマス会だね。
練習した劇や歌、ダンスを頑張りましょうね。
ゲームもたくさんして楽しみましょうね。
(保護者、来賓、先生方に向かって姿勢を正して)
来賓の皆様、保護者の皆さま、演目をご指導いただきました先生方、本日までクリスマス会の準備にご協力くださりありがとうございました。
子供たちと一緒にどうぞ、クリスマスを楽しんでください。
では、~
この後は来賓の方や園長先生の挨拶などプログラムの通りに進行します。
また、
挨拶の時には
・早口にならないように気を付ける
・抑揚をつけてしっかりとしゃべる
・一緒に歩いて楽しみましょうという気持ちを伝える
緊張しているとついつい早口になりがちです。
また、原稿を用意している場合は棒読みになりやすいので、ぶっつけ本番ではなく、事前に練習して家の人などに伝わりやすさをチェックしてもらった方が良いと思います。
自分だけではなかなか客観的な判断ができませんからね。
クリスマス会の挨拶というと緊張する方もかなりいるようですが、ここで触れたことに気を付けて考えればオリジナルの文章でもそれほど難しくないはずです。
もし、挨拶を頼まれた時には参考にしてください。
合せて読みたい記事
保育園のクリスマス会 劇の台本 二つのタイプ
クリスマス会 保育園でのねらい 年長の目標設定は
クリスマスに幼稚園でやる飾り付け 教室とお部屋の場合
デイサービス クリスマス会の挨拶はこうする
保育園のクリスマス会のプログラム 当日が楽しみになる作り方
幼稚園 クリスマスの出し物 園児 保護者 保育士の場合
スポンサードリンク
コメント 0