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保育園のクリスマス会 劇の台本 二つのタイプ

保育園のクリスマス会で一番の見せ場、

それは劇ではないでしょうか。

劇は保育士の先生たちが園児たちに見せるものと、園児も一緒に参加するものがあります。

台本も練習の仕方も違ってきますが、今回は二つのタイプの劇の台本の例を紹介したいと思います。

大規模な幼稚園や保育園を除いては舞台やセットも手作りでかぎられたスペースになると思いますから、

大掛かりなセットの交換や場面転換がないお話を選ぶのが良いと思います。

また、クリスマスですからサンタクロースやトナカイが出てくるお話にすれば子供たちの興味をより引いて楽しいものになるでしょう。

あと、動物たちがたくさん出てくるものもおすすめです。

今回は

あわてんぼうのサンタクロース



赤鼻のトナカイ

から台本を作ってみました。

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あわてんぼうのサンタクロースの台本



この劇は保育士の先生たちが演じやすい台本にしてあります。

基本的に大人の方がすべての役を演じます。

◆セットと背景

舞台背景は雪の積もった煙突のある屋根を段ボールなどで作ります。

もちろん正面から見てそのように見えれば大丈夫です。

その背景には星の出ている夜空をつくります。

暗幕やカーテンでも構わないと思います。

◆登場人物

サンタクロース(一人)
フクロウ(一人)
赤鼻のトナカイ(一人)
ネコ(3人)

ナレーター

◆小道具

それぞれの役の衣装
そり
プレゼントとふくろ
BGM用の音源(必要に応じて)

小道具や衣装は今は100均でほとんど揃ってしまうほど品数が豊富です。

早めに行って選んでおきましょう。

◆あわてんぼうのサンタクロースの台本例

場面1

シャンシャン(効果音)

ナレーター:トナカイのそりにのったサンタクロースのおじいさんが今年もやってきました。

(サンタさん登場)

サンタ:「やれやれやっと着いたぞ、もう子供たちはもう寝たかな?」

(屋根の煙突にとまっているフクロウがサンタさんに尋ねる)

フクロウ:「ホーホー、サンタさんどうしたんですか?」

フクロウがサンタさんに声を掛けました。

フクロウ:「サンタさん今日はまだクリスマスやりませんよ。 あしたですよ。」

サンタ:「ありゃ間違えたか? これは困った。しかたない、明日また来ることにしよう」

(頭に手をやりながら)

フクロウ:「ホーホー、サンタさん今から帰るのはたいへんでしょう。今夜はうちに泊まりませんか?」

サンタ:「ありがとう助かるよ。フクロウくん、君の家はどこにあるのかな?」

フクロウ:「そこの森の中ですよ。ちかくですから、どうぞどうぞ。」

(サンタさんはフクロウに案内されながら退場)

場面2

ナレーター:次の日になりました。 今夜がクリスマスイブです。サンタさんは夜遅く子供たちの家にプレゼントを届けに行きます。

(サンタさん登場。大きな袋を背負ってプレゼントを沢山配るしぐさをしてぐるっと舞台を回って中央へ)

ナレーター:沢山の家を周り ようやく最後の家に来ました。

(煙突のそばに来て)

サンタ:「あれ、おかしいな。プレゼントが一つなりないぞ。数え間違えたかな? 途中で落としたかな?」

ナレーター:その時でした。トナカイの鈴の音が近づいてきました。

(シャンシャンシャンとすずの音が鳴ってトナカイが登場)

トナカイ:「サンタさん、サンタさん、忘れものですよ。」

(サンタさんにプレゼントの入った白い袋を渡す)

ナレーター:赤鼻のトナカイがプレゼントを届けに来ました。

サンタ:「おお、赤鼻よ。ありがとうよ 助かった助かった。」

ナレーター:サンタさんは大喜びです。

(サンタは煙突をよじ登るしぐさする)

サンタ:「よっこらしょ。よっこらしょ」

ナレーター:サンタさんが煙突から入ろうとしたときでした。

サンタ:「ありゃ!ありゃ! あーっ!」

(片足を掛けながら、煙突から滑り落ちるように外側へ落ちる)

ナレーター:サンタさんは足を滑らせ煙突から落ちてしましました。そしてお尻を強くぶつけて、屋根の上で動けなくなりました。

さあ大変です。

(猫が1匹登場)

ネコA:「ニャオニャオニャオ おうい、みんな大変だ。 サンタさんが煙突から落ちて動けないみたいだよ」

(屋根にいるサンタさんを指さして言う)

ネコB:「皆で助けに行こう」

(ネコBが出てくる。猫たちが集ってくる)

ナレーター:ノラ猫たちが集まってきました。

ネコC:「サンタさん大丈夫ですかいまみんなで助けに行きますからね」

サンタ:「ほーネコくんか。お尻を打ってどうも動けないんだよ。」

(サンタさんは腰のあたりをさすりながら)

(ネコたちはサンタさんに歩み寄って助け起こして座らせる)

サンタ:「ネコくんありがとう。しかし困ったな。 この家の子にまだプレゼントを届けていないんだよ。」

(ネコAが歩み出て)

ネコA:「ニャオニャオニャオ それじゃ、僕が代わりに置いてきますから。 その赤い帽子を貸してくれませんか?」

(袋を受け取り、帽子をかぶり、煙突の中に入る)

ナレーター:こうしてネコがサンタさんの代わりに煙突の中に入っていきました。

(猫がからの袋をもって煙突から出てくる)

サンタ:「ネコくん、君たちのおかげでプレゼントをとどけられたよ。ありがとう。」

(猫たちを前にして)

サンタ:「ではわしはこれで帰ることにしよう。来年はネコくんたちにも素敵なプレゼントを持ってくるからね。さようなら。」

ネコA、B、C::「ニャーニャー サンタさん早く怪我を直してくださいね。」

(トナカイとそりが登場、それに乗ってサンタさんは手を振りながら退場)

(シャンシャンシャンシャンシャンとすずの音がだんだん小さくなっていく)

ナレーター:サンタさんはトナカイのそりに乗ってサンタの国に帰っていきました。

(猫たちは空を見上げて、後ろを向いて、見送る様子をする)

ナレーター:サンタさんは日にちを間違えたのかな? 慌てないでねサンタさん。 おしまい。

あわてんぼうのサンタクロースの歌をみんなで歌う

(サンタさん、トナカイ、フクロウ、ネコたち 登場人物全員が出てきて踊りながら歌います。)


では次は園児も参加しできるようにアレンジした赤鼻のトナカイです。

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赤鼻のトナカイの台本



赤鼻のトナカイは小さなな子供も先生達と一緒に演じやすいお話です。

基本的に台本のセリフは大人が演じるものと変わりありませんが、いろいろなお手伝いをしてもらいます。

◆セットと背景

雪の積もった夜の森の風景らしく作ります。

◆登場人物

トナカイ(大人1人)
ウサギ(大人と子供3組)
狸(大人と子供1組)
オオカミ(大人と子供1組)
クマ(大人と子供1組)
雪の子(大人と子供3組)
サンタクロース(大人1人)

ナレーター

大人と子供がペアになっている役は台詞を一緒に言ったり、動作を分担したりします。

例えば冒頭に出てくる「雪の子」は台詞を大人が、雪を撒く動作を子どもが、という感じで。

◆小道具

役柄の衣装(大人用と子供用)

そり
雪(紙吹雪など)

などを用意します。

◆赤鼻のトナカイの台本例

ナレーター:ここは寒い寒い北の国です。雪の子たちが雪を降らせています。

(雪の子たちが登場)

(紙吹雪などを使って雪を降らせる)

雪の子A:「ここにもたくさん雪が積もったね」

雪の子B:「今度は向こうの山へ行こうよ。」

雪の子C:「そうだね。そうしよう。」

ナレーター:雪の子たちは雪を降らせながら行ってしまいました。

(雪の子たち雪を降らせながら退場)

ナレーター:雪がやんだらウサギさんたちが食べ物を探しにやってきました。

(ウサギA、B、Cが登場)

(雪に覆われた地面を見つめながら食べ物を探すしぐさをする。)

ウサギA:「だめだね、食べ物が見つからないね。」

ウサギB:「雪がいっぱいで見つからないね、お腹がすいたね、困ったね。」

ナレーター:ウサギたちは食べ物が見つからずに困ってしまいました。

(座って困り果てる)

ナレーター:するとそこへ親切もののトナカイさんがやってきました。

(トナカイ登場)

ウサギC:「トナカイさん、私たちお腹が空いて困っているんです。エサを見つけてくださいな。」

ウサギA、B、C:「エサを見つけてくださいな。」

(トナカイさんに手を合わせて頭を下げる)

トナカイ:「ハイハイ見つけてあげましょう。僕の鼻はとても素晴らしい鼻なんですからね。」

(自分の鼻を指さしながら自慢げに)

ナレーター:親切なトナカイさんは冷たい雪の中に鼻を突っ込んで餌を見つけてあげました。

(鼻を雪の中に突っ込んで草をとる)

(両手に草をもって)

トナカイ:「ほうら、草がたくさんあったよ。  こっちにもあったよ。」

ウサギA:「ありがとう、うわー、おいしいなー。」

(草を受け取って食べる仕草をする)

トナカイさんは雪の中に鼻を突っ込んで、次から次への餌を見つけてあげました。

(もっとウサギさんのために草を探して渡す)

ウサギA、B、C:「トナカイさんどうもありがとう。とってもおいしかったよ、ありがとう。」

(ウサギたちは草をもって嬉しそうにスキップしながら退場)

(トナカイは鼻のあたりを気にし始める)

ナレーター:でもトナカイさんは鼻の頭がむずむずしてきたのです。鼻の頭が真っ赤です。

(赤のシールなどを用意しておいて鼻の頭に貼る)

冷たい雪の中に鼻を突っ込んでいたのでトナカイさんの鼻の頭はしもやけになってしまったのです。

(鼻を気にして困っている様子)

ナレーター:そこへおしゃべりのキツネがやってきました。

(狐がいたずらっぽそうに登場)

キツネ:「あーはは、赤鼻だ。みんなおいで赤鼻のトナカイだよ。」

(トナカイを指さして笑いながら、みんなを呼ぶ)

クマ、オオカミ、狸:「あー本当だ」

(クマ、オオカミ、狸が一緒に登場)

ナレーター:クマ、狸、オオカミなど動物たちが出てきました。トナカイさんの鼻を見てみんな笑いました。

(トナカイを囲んで指さして笑う仕草をする)

クマ、キツネ、オオカミ:「あーはははっ、赤鼻のトナカイだ。赤鼻のトナカイなんておかしいや、もうあそんでやらないよー。」

(狐、オオカミ、狸、クマはトナカイの方を指さしながら遠ざかり、退場)

ナレーター:皆に笑われたトナカイさんは可哀相に一人ぼっちになってしまいました。

(舞台の真ん中に座り込む)

トナカイ:「あーあ、一人ぼっちでつまんないなー。」

(指で地面をいじりながら寂しそうにつぶやく)

ナレーター:そこに赤い服を着たおじいさんがやってきました。

(サンタクロースがプレゼントがたくさん乗っているそりを引いて登場)

(それを見て、トナカイは声を掛ける)

トナカイ:「おじいさん、重そうですね。ぼくが引っ張ってあげましょう。」

(歩み寄って腰の曲がったサンタクロースに話しかける)

サンタクロース:「ありがとう私はサンタクロースです。これから世界中の子どもたちのもとへプレゼントを届けに行くのです。では行きましょう。」

(トナカイに語り掛けるように)

サンタクロース:「これから空を飛んでいくのです。」

(空を端から端まで指さして)

トナカイ:「えー空を飛べるのですか?うわーっ、うれしいなー。」

(トナカイは飛び跳ねてはしゃぎながら)

(サンタと一緒にそりを引いて舞台を一周したら、乗っているプレゼントをみんなに配る)

(舞台の上をプレゼントで埋め尽くすようにそりからプレゼントをおろして置いていく)

(動物たちも雪の子たちも全員が出てきてサンタとトナカイたちの後ろでおどる)

ナレーター:一人ぼっちで寂しがっていたトナカイさんはサンタクロースのトナカイさんになったのでとても幸せでした。

舞台にいる全員で「赤鼻のトナカイ」の歌を唄う。

おしまい


「あわてんぼうのサンタクロース」と「赤鼻のトナカイ」を台本にしてみました。

保育園では園児が参加するときには先生がリード役になることも多いですから、

登場人物の人数を増やしたり、台詞を工夫してみたりいろいろとアレンジしてみてください。

そうすればクリスマス会の劇がより楽しい思い出になります。

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