クリスマスリースは11月くらいから玄関に飾られているのをよく見かけます。
ご家庭によって様々ですが、よく利用されているのが
リース専用のフックです。
このリース専用のフックは値段も様々ですが、取り外し式でクリスマスが終われば外せますし、
シンプルなデザインのものならほかの時期でも手作りしたリースをかけて飾りにできます。
クリスマスリースの飾り方については以前にこのブログ
クリスマスリース 玄関への取り付け方
で紹介したのですが、今回はリース用のフックを選ぶときのポイントと
適当なものが見つからなかった場合にリースを飾る方法を紹介します。
では、フックを選ぶときの注意点からです。
リース用のフックを買う前に調べること
クリスマスリース用のフックはホームセンターや楽天やAmazonなどたくさんの業者が扱っていて、
値段もかなりリーズナブルで好みのものが選べるようになりました。
でも、失敗がないわけではありません。
実物を見て買うときにもネットで注文するときにも次の事を調べて下さい。
①サイズは適当か
まず、好みのリース用フックが自宅の玄関ドアに適合するかどうかを調べます。
これは実際に玄関のドアの厚みを測ればよいのですぐに出来ますね。
また、ドアの上側の隙間がどのくらいかも一応測っておいた方が良いと思います。
通販でも、販売者に質問出来たり、実際に買った人のコメントや口コミを見る際の参考になります。
参考までにあるリフォーム業者の知り合いの方に玄関のドアのサイズについて聞いてみました。
一般に出回っているサイズは
高さが2312㎜と2000㎜が多く、
厚みに関しては、33㎜くらいが標準だということです。
リース用のフックもほとんどこの基準に合わせて作られているようで、
多く目にするのは
4センチまで対応のものと
5センチまで対応のものです。
シンプルな商品例ではこちらが5センチまで対応できるフックです。
リース用ドアフック ホワイト
また、玄関用のドアでも特殊仕様のもの、
例えば
中に断熱材を入れて断熱効果と気密性能を向上させたもの、遮音性能の高いもの
などは一般的な玄関ドアよりも厚みがあり、40㎜から60㎜くらいになることもあります。
ご自宅のドアがもし、このタイプなら、リース用のフックの適合サイズをきちんと調べて、念のためサイズについて問い合わせほうが無難です。
②ドアを傷つかないか
リース用のフックは金属製のものがほとんどですから、玄関のドアが傷つかないものを選んでください。
デザイン的にはエッジが尖っていないものが良いですが、
適当なものが見つからないときには内側にマスキングテープを目立たないように張るなどの工夫が必要になります。
クリスマスリースは一度固定してしまえばそれほど激しく動くものではないですが、
リースを掛けるフック後ろ側、
上側のフックとドアの接点
などはドアを傷つけやすいのもです。
ここもあらかじめ薄い緩衝材を貼っておくなどした方が後悔せずに済みます。
また、玄関ドアのすき間にはエアタイトゴムと言われるパッキンの様な役割のゴムが埋め込まれています。
これも業者の方に聞いたのですが、すき間風や虫などが入り込むのを防ぐ役割をしているそうです。
この部分の状態も確認して、極端に変形したりしないようなものを選びます。
市販のリース用フックを選ぶ時には上記の事を調べてください。
リース用のフックはそれ自体がデザインされているものや先ほど例に出したシンプルなものとありますが、
どちらも結構目立ちます。
フックも含めての飾りと思ってしまえば特に問題ありませんが、
リースだけを何とか飾りたい場合は粘着性のフックを利用します。
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目立たないフックでリースを飾りたい場合
玄関のドアにクリスマスのリースだけを目立たせて飾るには粘着性のフックを使用します。
この粘着性のフックは100均や手軽に手に入りますし、一番簡単ですが、
問題は使用した後の事ですね。
この点も含めて粘着性のフックを使うときの注意点を見てみます。
うちも実際にこの方法でクリスマスリースを飾ったことがあるので体験に基づいたものですよ。
①選び方
粘着性のフックの粘着テープはどれも似たり寄ったりで大差はありません。
フック自体の色と形を基準に選ぶとよいと思います。
ただ、一つだけ気にしてほしいのは
耐荷重
です。
つまり、粘着テープでフックを取り付けた場合にどの程度の重さに耐えられるのかということです。
耐荷重は軽いものから重いものを掛けるものまで市販されていると思います。
リースの重さは市販のものなら重いもので1キロを超えるものは多くないはずです。
自作のものでも特別に重いものをつくらなければこの範囲に入ります。
それなら耐荷重が一キロくらいのフックを選べば十分と考えてしまいますが、
クリスマスリースを飾る玄関は外に面していて、雨や風、湿度の影響を受けることを考えると、
多少余裕があった方が良いと思います。
そうすればクリスマスまでの約2か月間、しっかりとリースを固定してくれるでしょう。
②外すときの注意
粘着タイプのフックを使用するときに注意するのはもう一つ、クリスマスが終わってはがすときのことを考えておくこと。
玄関のドアの材質によってはあとが残ったり、傷つけてしまうかもしれません。
フックは大抵2つ一組かそれ以上がパックされていると思うので、ドアと同じような材質に取り付けてはがして試してみることをお勧めします。
次にあげる方法でうまくはがれなかったり、色が落ちてしまったり、異変があったらこの方法はやめた方が良いでしょう。
◆粘着テープのはがし方
①温めてからはがす
まず、ドライヤーを使用して温めてからゆっくりとはがすようにします。
平面ならお湯を用いてもよいですが、垂直の面なので火傷の可能性があります。
一度にきれいにはがれなくても、残ったものを再び温めてはがします。
さらにガムテープなどで残りかすをきれいに取り去ります。
②台所用洗剤ではがす
台所用の洗剤を隙間に流して、なじませます。
ラップを上からかけてセロテープなどでフック全体を塞いで10分間置きます。
後ははがすだけです。
はがし終わったら、洗剤をきれいに拭きとります。
洗剤が残っていると材質によっては変色や変質してしまうので注意です。
この他に除光液なども使えますが、有機溶剤が含まれていてに匂いがきつく、塗装に影響することもあるのであまり勧められません。
粘着フックを使う場合はリースの重さを測り、耐荷重を確かめて購入、きれいにはがせるかどうか確かめて、実際に使用、
という風にすると失敗がありません。
内側からリースを固定する方法
外側にはどうしても粘着フックをつけたくない、
また、市販のリースフックが合わないという場合は内側からリースを吊るす方法があります。
この方法は
クリスマスリース 玄関への取り付け方
で紹介していますが、
どんな糸を使用したらよいのかも含めて説明します。
◆取り付け方
この画像のように取り付けます。
ドアの内側に粘着フックを逆さに取り付けて、そこから釣り糸をドアの上を通して外側に出します。
外側に出した糸に針金を貼り状に曲げたりして結び、リースの輪の内側の上側に掛けます。
ドアの外に粘着がつかないので万が一うまく取れなくても目立ちません。
ここで問題になるのはどのくらいの釣り糸を用意するかです。
◆釣り糸の強度
普通に売られている釣り糸は日本の釣りに合わせたものは号数表示、
海外の釣りに合わせて売られているものはlb(ポンド)表示でわかりにくいですね。
凡その目安がこのようになりますので、買うときに参考にしてください。
2ポンド:0.906㎏:0.6号
見方は2ポンドとして売られている釣り糸は㎏に換算すると0.906㎏相当で、号数にすると0.6号となります。
数字の上では500グラムのリースを吊るのならば、2ポンドまたは0.6号と表示されている糸を選べばよいということです。
この強度、実は糸そのものを引っ張った時のものらしいので、結んだ時には多少落ちるようです。
ですから、多少太めのものを選んだ方が無難です。
ドアの上やフックの部分で側擦れたり、いろいろありますからね。
ナイロン糸は透明なので太くてもそれほど目立ちません。
その他号数は
4ポンド:1.814㎏:1号
6ポンド:2.722㎏:1.5号
8ポンド:3.629㎏:2号
10ポンド:4.536㎏:2.5号
となります。
紐自体が目立ってもよいというのなら、高級感のあるサテンのリボンなどを使用するとおしゃれです。
クリスマスリースを玄関に飾るにはいくつかの方法がありますが、専用のフックがあった方が強度の面でも安心できます。
フックが使えない場合もここで紹介したようにきれいに飾る方法がありますから、参考にしてみてください。
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