クリスマスが近づくとデイサービスでもサンタクロースや松ぼっくりでミニツリーをつくったり、いろいろと工作しますよね。
時間が限られていることもあって大抵は一日でできるものを考えがちですが、
大きな壁画を時間をかけて作るととても気分が盛り上がります。
利用者の方皆で共同作業で作りますが、1週間かそれ以上かけて少しずつ作業を進めていきます。
今回紹介するのは人の背丈ほどある壁画で、作業する面積が大きいのでじっくりと製作するのに向いています。
では作り方を紹介しましょう。
巨大ツリーの壁画の作り方
作業のほとんどを利用者の方にやってもらいますが、
模造紙の背景に色を付けるまでは職員の方々が行います。
◆職員の方々の準備
まず、床から天井までの模造紙を用意します。
それほどのものを作る余裕がない時には、もう少し小さくするなど、調整してください。
長さが足りないときには継ぎ足します。
ここにクリスマスツリーのシルエットを描きこみます。
ツリー本体
上側の星
鉢
をしっかりと描きこみます。
近くで作業していると全体のバランスが分らなくなるので、時々離れて確認するか、後ろから見てもらいながら行います。
出来あがったら、夜空の部分を塗っておきます。
刷毛にポスターカラーを付けて行いますが、面積が広いので結構な重労働になります。
ここまでが準備です。
◆高齢者の方々の作業
①木の葉っぱを作る
一番時間のかかる作業です。
モミの木の葉っぱをたくさん作ります。
用意するものはお花紙です。
まず、お花紙を5㎝位の正方形に切ります。
それをいったん丸めてくしゃくしゃにします。
くしゃくしゃにしたものを拡げます。
こうしておくと貼った時に木の雰囲気が増します。
モミの木に隙間なく貼れるようにたくさん作ってください。
単純な作業なので、途中で他の作業を挟んだり退屈しないように工夫してみてください。
作る壁画が小さい時にはお花紙の大きさも小さくします。
②星に貼るお花紙を作る
モミの木と同じようにお花紙をまるめてつくります。
こちらは3センチくらいの大きさのものを丸めて拡げます。
③雪だるまを作る
雪だるまは画用紙と折り紙を使ってつくります。
まず、画用紙で雪だるまのシルエットを切り抜きます。
折り紙で目、鼻、口、ボタンを切り抜いて作ります。
あらかじめ切り抜いておいたものを貼ってもらう作業にするのもよいでしょう。
次にバケツの帽子と手袋を切り抜きます。
普通の色の折り紙でもよいですが、光沢のあるメタリックのものを使用するとよりクリスマスらしくなります。
ずべてを貼り付けたら出来上がりです。
④プレゼントを作る
ダンボールの小箱やマッチ箱を用意してそれを折り紙で包みます。
最後にリボンをかけて出来上がりです。
小さい適当な箱が見つからないときには100均などで軽量のプラケースやコスメ用のものを使います。
フタができるようなものではなくても構いません。
後ろに紐か輪ゴムを付けて吊るせるようにしておきます。
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⑤丸飾り、雪の結晶を用意する
丸飾は100均などで売られているものをそのまま使います。
新聞紙などを丸めてその上から折り紙を貼る方法もありますが、ちょっと重くなるので模造紙にテープで貼る時にはお勧めできません。
市販品の方が軽いです。
雪の結晶は折り紙を使って切り出すことができます。
このブログの記事
雪の結晶のイラスト 切り紙の最も簡単な方法
では様々な形の結晶の作り方を紹介しています。
使う折り紙は金や銀のものがお勧めです。
モミの木の葉っぱに使うお花紙がふわっとして光沢がないので、メタリック系の方が良く目立ちます。
製作するものはこれですべてですが、たくさん作るので気長に楽しみながら作業してください。
壁画を完成させる
では全ての材料が揃ったところで壁画を完成させていきましょう。
木全体を作るのにどのくらいの緑のお花紙を使うかわからないときには貼る作業と丸める作業を同時に行うようにしてください。
①鉢と幹を完成させる
始めに作るのは鉢の部分と幹です。
まず、茶色系の色画用紙を数色貼り付けて幹の部分を完成させます。
同系色の物を細く切って、縦に並べながら貼り付けていきます。
次は同じく茶系の色画用紙を長方形に切って鉢の部分に貼っていきます。
丁度レンガのようにします。
幹の部分に使ったものよりは明るめの色を使用します。
②木の葉の部分を完成させます。
いったん丸めた緑のお花紙を貼り付けていきます。
大きさがそれほどでもないときには端の方から、
大きい時には真ん中の方から貼っていきます。
とても時間のかかる作業ですから、雑談しながら楽しくやってください。
③星を貼る
星も同じように黄色のお花紙を貼っていきます。
④オーナメントを貼る
雪だるま、プレゼント、丸飾り、雪の結晶を貼ります。
貼る順番は平面のものを先に、立体のものを後にするとやりやすいです。
雪の結晶を両面テープなどで貼り付けます。
つぎに雪だるま、最後にプレゼントと丸飾を付けます。
裏にボードのようなものがあればピンのようなもので留めてもよいですが、ない時にはテープを使用して留めます。
大きな壁画は大作なので、しばらくは飾っておきたいですね。
クリスマスが過ぎるとすぐに新年の準備なので、12月の上旬か遅くても中旬くらいまでに仕上げて
毎日壁画を眺めながらデイサービスで過ごせるよう計画してください。
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