花粉症は2月や春先だけではなく、秋にも起こりえます。
私も花粉症なので、その症状は身をもって体験していますが、
頭痛が起きるようだとかなり花粉症が進行していてしまっているといえるでしょう。
頭痛といっても花粉が直接頭に影響するのではなく、花粉によって引き起こされる鼻づまりなどの花の症状が引き金となって頭痛が起きます。
今回は花粉症と頭痛の関係、秋に花粉症を引き起こす植物と対処法について紹介します。
秋の花粉症の原因
花粉症の代表的なものはスギ、ヒノキですが、夏や秋にも花粉症を引き起こす植物があります。
◆夏に花粉症の原因となる植物
5月から8月はイネ科の植物の花粉が飛ぶ時期です。
私「はるがや」というイネ科の植物の花粉アレルギーを持っているので、5月の下旬ごろから6月の第二週くらいにかけては処方された薬を服用しています。
これらの植物が引き起こす症状はスギやヒノキと同じで、
鼻の症状、目の症状、皮膚のかゆみ
などを引き起こします。
代表的な植物はカモガヤ、オオアワガエリなどで道路や道端、河川敷などにも生えています。
◆秋に花粉症の原因となる植物
8月から10月にかけて花粉症を引き起こす植物が
キク科の植物でその代表が
ヨモギと
ブタクサです。
これらも道路や畑、河川敷に生えていて繁殖力がとても強い植物です。
全国に広く分布しているので、悩まされている方も多いと思います。
通常はスギやヒノキ、これらの草類の花粉で引き起こされる症状は鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどですが、
時として頭痛が起きることがあります。
その原因はいったいどうしてでしょうか。
花粉症で頭痛が引き起こされる原因は
花粉症による頭痛の原因は鼻の症状と関係しています。
良くいく耳鼻咽喉科の先生によると鼻の症状が悪化した結果頭痛につながっていることが原因です。
・鼻づまり
花粉症で鼻水が出て、鼻をかみすぎると副鼻腔と呼ばれる部分が炎症を起こします。
炎症が起きると痛みを感じることがあり、鼻と脳との距離が近いため、頭痛と感じることもあるようです。
また、炎症がひどくなって粘膜が腫れてしまうと、鼻が詰って呼吸が苦しくなります。
この結果、酸素を取り込む量が減って脳が軽い酸欠状態になり、痛みを感じたり、頭が重く感じることもあるようです。
・睡眠不足
鼻が詰ると夜は口で呼吸することになりますから、当然ながらよく眠れません。
その結果、睡眠不足となって頭痛を引き起こすこともあります。
・肩こり
鼻をかんだりして下を向いたり、くしゃみをしたりすることが度重なると首や肩に普段よりも負担がかかります。
それが肩こりを引き起こし、僧帽筋から後ろの首筋まで緊張させて頭痛を引き起こすこともあります。
これは私も経験しています。
肩から首筋の極端な緊張が原因だと思います。
・ストレス
花粉症の症状が長い間続くとストレスになることや、アレルギー反応が継続することで自律神経が乱れて頭痛になることもあるそうです。
・ヒスタミン
花粉症の原因ともされ、鼻や目の炎症とともに血管を拡張させる作用もあって、これが原因で頭痛が起きるとされています。
このように花粉症による
鼻の症状から様々な原因で頭痛が引き起こされる事が分ります。
これらが原因で引き起こされる頭痛はやはり根本を治療するしかないようです。
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花粉症が原因で起きる頭痛の治療は
花粉症で頭痛がするということは症状が相当進んでいる状態だと思います。
ですから、はじめに行うことは
病院または耳鼻咽喉科を受診して花粉症の症状を緩和する薬を処方してもらうこと
です。
人それぞれ症状も仕事も違いますから、自分の情況にあった薬を処方して花粉症の症状を和らげることで鼻の症状も軽くなり、頭痛もおさまるものです。
私の場合だと、
車を運転することを考慮して、朝飲む薬は眠くなりにくい弱めのもの、夜はぐっすり眠れるように強めのもの
を処方してもらっています。
自己判断で頭痛薬を飲んでも原因が花粉症であるなら治らないと思います。
鎮痛剤などは医師と相談して辛いなら出してもらうようにするのがよいのではないでしょうか。
私は鎮痛剤は使用していませんが、鼻がどうしても通らないときは点鼻薬を付けるという風にして飲み薬と組み合わせています。
また、万が一、頭痛の原因が花粉症ではなかった場合のことも考えて医師の受診をすることを強く勧めます。
例えば、
痛みが例年になく強い
発熱をともなう
手足がしびれる
意識がはっきりしない
痙攣がある
などの場合は大きな病院を紹介してもらうことも考えましょう。
この他に鼻詰まりの症状緩和の方法として、
・蒸すタオルで鼻を覆う
・番茶に塩を入れて鼻うがいをする
・小鼻の横の迎香というツボを押して刺激する
というものも良く知られていますが、根本の原因を解決するわけではないので、一時的なものと考えましょう。
最後に秋の花粉症の予防と対策です。
秋の花粉症の予防策
毎年の症状がひどい方でも花粉症を軽くすることは可能です。
一度、耳鼻咽喉科にかかると自分がアレルギーを持つ植物の花粉の飛散時期の前にハガキが来ます。
これは私がかかっているところではですが、このタイミングで相談に行って薬を処方してもらいます。
症状が出始めてまだ軽いうちに薬を飲むことで多少なりとも苦しい思いは減っている気がします。
実際には「
初期療法」と呼ばれているやり方だそうで、特に症状が重く出る人には良いとされているようです。
また、
イネ科、キク科の花粉症の原因の植物は草なので、背が低く、花粉は飛散しても数十メートルまでです。
ですから、
その植物が生えている場所を避けることで花粉を浴びることをかなり避けることができます。
ほんのちょっと植物の知識を持って、花粉の飛ばない時期に周辺を散策して生えている場所を確認するだけでも違いが出ると思います。
花粉症は春でも秋でも辛いものです。
かかりつけの医師と相談しながら症状を軽くする工夫をして乗り切りましょう。
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