10月は食欲の秋本番です。
高齢者施設やデイサービスでも季節感のある工作をレクとして行いますが、
今回は秋の味覚を作ってオブジェにする方法を紹介します。
使用するのは新聞紙。
いつでもどこでも手に入るものを使います。
基本的な作業は新聞紙をまるめて形を作るので、手先の訓練にもなりますし、
力もそれなりに使います。
手にまひのある方などには難しいと思いますが、
お元気な方なら車いすの方も一緒に作って楽しめますから、
ぜひ季節の工作に取り入れて入れてみてください。
スポンサードリンク
秋刀魚を作ってみる
秋の味覚代表の秋刀魚を作ってみます。
ここでは魚独特の光りを再現した作り方をしてみようと思います。
◆材料
新聞紙
アルミホイル
両面テープ
折り紙
ザル
マジックインキまたはラッカースプレー
◆作り方
①新聞紙をまるめる
新聞紙を細長く丸めて秋刀魚の胴体をつくります。
一枚の新聞紙を半分に折ってくしゃくしゃにしながら丸めると約25㎝から30センチの細長い胴体ができます。
大きなもの立体的に葉巻型に丸めるようにします。
②アルミホイルをかぶせる
十分な大きさのアルミホイルを表にする方からかぶせて裏の方で丸めて閉じます。
アルミホイルは形が戻らないので特にテープを使用しなくても大丈夫です。
③色を塗る
背中側だけ青のマジックインキやスプレー式のラッカーを使って色を付けます。
この際は換気に十分注意してください。
必要なら、この作業は手伝ってあげてください。
④ひれを貼る
折り紙から魚のヒレの色に近いものを選んで切り抜きます。
屋や黄色みがかった薄茶のような感じのものを選んで
尾びれ、背びれ、胸びれを切り出します。
切り出したら両面テープを使用して貼り付けます。
背びれは普通のセロハンテープでも反対側から貼りつければ目立ちません。
⑤目を貼る
目玉を白の折り紙と黒の折り紙から切り抜いて貼り付けます。
大きさの違うポンチで抜いて作ると簡単です。
これも両面テープを使って貼ります。
これで秋刀魚の本体が完成しました。
⑥飾り付ける
ザルを用意して折り紙で木の葉を切り抜き、下に敷いてその上に秋刀魚を置きます。
秋刀魚は3匹くらいあるとよいでしょう。
新聞紙を固く丸めて形を作るのはコツをつかむのに時間がかかると思いますが、
2匹、3匹とやっていくうちにうまく作れるようになるでしょう。
ザルにしっかりと固定するには両面テープを使用してください。
スポンサードリンク
松茸を作ってみる
今度は同じ方法で松茸を作ってみます。
秋刀魚はアルミホイルを使用しましたが、松茸は和紙を表面に貼り付けて色を塗ります。
◆材料
新聞紙
和紙または障子紙
絵の具
ノリ
ザル
折り紙
◆作り方
①新聞紙で形を作る
新聞紙をまるめて形をつくります。
傘の部分と本体の部分を別に作ります。
松茸の雰囲気を出すには傘の部分を丸っぽく小さめに作るのがコツです。
あまり広い三角形にするとシイタケになってしまいます。
②和紙を貼る
傘と本体を糊付けせずに行います。
本体の下側から和紙を適当な大きさに切って水に溶いたのりを刷毛に塗ってむらなく貼っていきます。
傘と糊付けする部分を除いて和紙を貼り終わったら、傘に本体を糊付けします。
乾いたら、境目の部分を隠すように和紙を貼っていきます。
傘の部分も含めてすべて覆いつくします。
この時点で下の新聞紙の文字などが透けて見えてしまうようなら、もう一重に和紙を貼ります。
③色を付ける
絵の具を薄めに溶いてぼかすように筆で置いていきます。
傘は茶系の濃淡をつけながら、本体はグレーを基調にポイントや下の方を茶系にして塗ります。
多少大きさを変えて数本作ります。
④葉っぱ類を作る
葉は折り紙を切り抜いて作ります。
普通の緑の葉と紅葉を織り交ぜると雰囲気満点です。
⑤飾り付ける
ザルを用意して、葉っぱを並べ、その上に松茸を並べます。
立てかけたりするときには両面テープで落ちたりズレたりしないようにします。
秋刀魚よりも立体感があって、色彩豊かなので、飾っておくにも風情がある工作です。
新聞紙を使ったこの作り方は他にも柿やナシなどにも応用できます。
和紙の風合いと滲んだ色が季節感を出してくれます。
高齢者の方には手先の器用な方も多いですし、新聞を固く丸めたりする力のない方は他の方力自慢の方が手伝ってあげたりするとコミュニケーションのきっかけにもなります。
10月の工作の参考にしてみてください。
スポンサードリンク
合せて読みたい記事
ハロウィン 高齢者向けの工作
ハロウィンに行う高齢者向けのゲーム集
ハロウィン 高齢者に向けたレクのバリエーション
柿の壁面飾り 平面と立体のバリエーション
秋の壁面飾り 高齢者施設で作れる風物
11月の壁面飾り キノコを使った作例集
コメント 0