7月は梅雨も明けて夏本番です。
壁面飾りも夏を象徴するモチーフで作りますね。
高齢者施設で飾られているものは日本の風情を表しているものがたくさんあります。
今回は夏のモチーフをつかってつくる壁面飾りを紹介します。
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どれも指先をつかって楽しめるものばかりなので、利用者の皆さんで楽しみながら作ってください。
輪飾りをつかって花火を再現する
折り紙や紙テープを利用して簡単につくれる輪飾りを利用して花火大会の空を作ってみます。
大きめの模造紙を用意してつくれば壁一面の壮観な花火になります。
完成イメージはこんな感じです。
◆材料
模造紙
和紙または折り紙(夜空の色を作る)
折り紙、紙テープ各種(花火用)
◆作り方
①背景を作る
背景は暗めの青を使用して和紙か折紙をつかってちぎり絵で表現します。
多少、色を変えてグラデーションを付けると夜空の雰囲気が出ます。
空が出来あがったら、今度は建物を下の部分に作ります。
建物は黒のシルエットを色画用紙から切り抜いて、黄色で窓をつくります。
また、都会ではなく、山の稜線や川向こうの景色にしてもよいでしょう。
懐かしい風景を再現するのも楽しいものです。
②輪飾りを作る
折り紙で輪飾りを作って花火にします。
コツはこの画像のように一つの花火には同じ色、同じ柄になるようにして、中心から外側までの色の配置などが同じになるように作ります。
こうすると打ちあがった花火が開いた雰囲気が増します。
花火の写真や画像の色を参考に折り紙を切って作ります。
③背景に輪飾りを貼る
背景に出来上がった輪飾りを貼ります。
共に紙でできているので、ノリで大丈夫です。
輪飾りの長さを変えて花火の大小を表現します。
仕上がりが単調に感じたら、折り紙で丸を切ったりして花火の外周に貼ります。
こうすると躍動感が出ます。
個人的には金や銀の折り紙や紙テープよりは普通の原色のほうが良い感じになると思っています。
単純な輪飾りも夏の風景に生まれ変わります。
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輪飾りで天の川を作ってみる
7月の初めには七夕があります。
先程の輪飾りを今度は天の川に見立てた壁面飾りにしてみます。
花火の場合とは少し配色を変えます。
◆材料
折り紙
和紙
色画用紙
折り紙は青や薄緑、水色系を中心使います。
銀色のものも一回り細めに切って輪飾りにします。
◆作り方
①背景を作る
先程と同じように和紙のちぎり絵の要領で暗い青で夜空をつくります。
②星を作る
星は星形のものと丸の2種類をつくります。
星型のものも大きさを2,3種類変えて変化を持たせます。
丸のものはポンチで折り紙を抜けば簡単に出来ます。
出来あがったら、画像のように散りばめます。
輪飾りをつけるところは星形のもの、その周りに丸い星が輝いている感じにしました。
満遍なく貼るよりも天の川の雰囲気が出ます。
③輪飾りを作る
輪飾りは水色系の標準のものと細めの銀色のものを複数本用意します。
貼る時には最初に銀色のものを貼ります。
星型の集まったところを起点にして斜めに貼っていくようにします。
次は水色系のものを同じように貼ります。
銀色のものとはちょっと角度を変えるとよいです。
④織姫と彦星を切る
イラストなどを利用して織姫と彦星のシルエットを色画用紙から切り出します。
無料のイラストサイトからダウンロードして印刷したものを切り抜いてもよいですし、
絵が得意なら自分で描いて切り取ります。
黒ではなくて、空に映える色を使用します。
濃い青のバックに黒だと遠くから見にくいのでコントラストのはっきりした色を選びます。
⑤織姫と彦星を貼る
背景に織姫と彦星を貼ります。
輪飾りをうまくよけながら、天の川のところで再会しているように貼り付けます。
シルエットの二人は想像力を掻き立ててくれます。
朝顔の折り紙をつかってつくる
今度は7月から庭先でよくみられる緑のカーテンを壁面で再現します。
モチーフは朝顔の花です。
◆朝顔の花の折り方
朝顔の花は折り紙で作ります。
ちょっと複雑ですけど、折り上がりはきれいに仕上がります。
幾つかの方法を動画で紹介しましょう。
・一般的な花の作り方
花の部分だけですが、字幕の解説付きでわかりやすく、折るときのコツも紹介されています。
・立体的な折り方
ちょっと難しくなりますが、立体感のあるものです。
風情のある仕上がりにしたいときにはこちらがお勧めです。
・ガクの部分の折り方
花の下につける部分です。
・つぼみの折り方
開いている花ではなく、つぼみの部分です。
まずは朝顔をたくさん折っておいて壁面製作に取り掛かりましょう。
色は薄いピンク系、水色、紫系が涼しげで、夏の雰囲気が出せます。
◆緑のカーテンを再現する
壁面飾りで緑のカーテンを再現します。
まず、実際に使われる緑色のネットを用意します。
背景の模造紙も黒の大きめのものを用意してください。
黒がない時には、時間がかかりますが、ちぎり絵などで色を付けたりして準備します。
①背景を作る
黒の背景にネットを取れないようにしっかりと貼り付けます。
このときには多目的ボンドなどがよいでしょう。
朝顔をネットに取り付ける訳ではなく、背景につけるので、
ネットが用意できないときには、スズランテープを酔って細くしたものなどで代用しても大丈夫です。
②朝顔を付ける
折り紙で作っておいた朝顔をランダムに貼っていって緑のカーテンを完成させます。
花だけではなくて、つぼみも適度に混ざると雰囲気満点です。
次はもっと涼しげにします。
◆簾をつかって夏の雰囲気を出す
貼り付ける背景を簾にすると一層涼しげになります。
飾る場所によって簾の大きさを選べば夏のインテリアにもなりますよ。
折り紙で作った朝顔を直接ボンドで貼り付けてもよいですが、
二つ目の動画の立体感のあるものを作って、針金を併用すると面白い仕上がりになります。
小さなビンに挿すことでテーブルや部屋の飾りにしても良いですね。
7月は夏本番になる季節です、高齢者の方々には涼しげな壁面飾りを作って季節を味わっていただきましょう。
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