夏祭りを実施する時には地域の自治体が中心になって準備から後片付けまで行うことが多いですね。
昔からの行事だったり、新たに企画をしてみたり、子どもたちも楽しみしていることでしょう。
でも、出し物を決めてどんな夏祭りにするかだけではなく、かなり前から入念な準備が必要です。
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出し物によって夏祭りの雰囲気もかなり変わってきますが、そこに辿り着くまでの地域での打ち合わせが成功のカギになります。
今回は夏祭りの下準備から出し物の選定、後片付けまでで必ず行っておくべきことをまとめてみました。
自分が住んでいる地域のお祭りや神社の縁日の時の準備を例にとりましたので参考にしてください。
夏祭りの下準備
まず、夏祭りは次の様な手順で開催されます。
①運営する係を決める
自治体ではいろいろ役員の方もいると思いますが、運営や準備をスムースにするためには
夏祭り実行委員会の様な特化した組織をつくった方がうまくいきます。
その方が今までの自治会の役員の方の中に入りづらかった方や、引っ越してきたばかりの方も運営に参加しやすいこともあります。
②夏祭りの内容を決める。
内容を決める時には2つの段階を経て決めます。
最初は出し物の中で
飲食店の屋台などの食べ物系を入れるか、ゲームや盆踊りなどだけにするか
を決めます。
飲食の屋台を出すには役所への届け出をする必要があります。
例年行っていれば手順はわかっていると思いますが、初めて出店するのなら確認をしておきましょう。
次は他の団体の参加を認めるかどうか
です。
地域には様々な活動をするNPO法人や福祉団体などがあります。
学校のサークルなどもゲームの屋台に出店してもらったりすることでマンネリ化を打開した例もあります。
地域の小学校などにも打診してみるとよいかもしれません。
③実際の準備にかかる
必用な届け出、資材の準備、買うものなどをリストアップして準備します。
凡その準備が整ったら、お知らせも自治体の掲示板や地域の学校に配布する準備も同時に進めましょう。
沢山の人に来てもらうコツとしては配るお知らせやチラシに抽選券や屋台で使えるサービス券などをつけておきます。
自治会のHPをつかったPRもしましょう。
できればポスターにはQRコードやアドレスを表記しておきます。
④保険に入る
慣れている方ならご存知の通り、イベント用の保険があります。
万が一の事故や食中毒な度が起きた時のための心理的な負担を軽減してくれます。
保険代理店で夏祭りの規模や補償される対象を確認して、最適な内容のものに入るようにしましょう。
⑤夏祭り開催
当日はお金の管理、火気、食品などの扱いに注意します。
⑥後片付け
収入、支出、など決算書を作成します。
規模が大きい夏祭りの場合は自治会の年度会計とは別に行った方がわかりやすいと思います。
開催してみての反省や課題も話し合って来年につなげましょう。
このような手順で夏祭りは開催されます。
では具体的な出し物について触れていきましょう。
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夏祭りの出し物について
夏祭りの出し物で子供も大人も人気があるのが屋台です。
食べ物を扱う屋台と、主にゲームで景品をとる屋台があります。
◆食べ物の屋台
先程も食品を調理して販売するには保健所や消防署に届け出が必要で、一定の条件を満たさなくてはいけません。
自治体で恒例の場合は屋台がある場合もありますが、保管場所の都合や初めて食べ物を扱う年には設備がありませんね。
そんな時には屋台や装置のレンタルなどが便利です。
一例として
ダスキンのレントオール 模擬店用
https://event.kasite.net/contents/event_success.html
縁日専門 縁日屋
http://www.ennichiya.jp/
などは多彩なものが揃っています。
食中毒が心配で現場で調理したものが心配ならば
缶ジュース
袋入りの駄菓子
凍らせるチューブタイプのアイス
を配るだけでも十分にのどを潤せたりするので良いと思います。
模擬店の利益率などについてはこのブログの記事
文化祭の模擬店で儲かるものと対策は何か?
を参照してください。
◆ゲームの屋台
ゲームはアトラクション的な要素がありますが、子供も大人も景品を獲得することが最大の楽しみです。
ですから、景品を獲得するための違う道、という感じでとらえるようにします。
逆に言えば景品は必須と言えます。
・景品の準備
もし、商店街などで玩具問屋や駄菓子問屋と取引があるお店があれば、頼んでみましょう。
多少サービスがあるかもしれません。
キーホルダーやぬいぐるみなどは比較的安い原価で入手できると思います。
ガシャポンの中身なども人気のキャラクターが揃っていてよいと思います。
◆人気のあるゲーム
ゲームの種類は景品を得るまでの違う道筋です。
簡単に取れる出し物から、ちょっとコツがいるものまで複数準備します。
・輪投げ
一番手軽で景品を得やすいゲームです。
番号によって獲得できる景品を変えたり工夫します。
・射的
懐かしい縁日のゲームです。
的は大きめに作って確実にあたるように工夫します。
最近は見ないですが、コルクで銃本体とひもで結ばれている弾を使用して、散らばったり跳ね返ってほかの人に当たらないようなものを使用します。
よく見かける空気銃のBB弾などは使用しないようにした方が良いでしょう。
・ヨーヨー釣り
ヨーヨーに水と空気を入れてつくる手間がありますが、釣りあげたものがそのまま景品になります。
キチンと空気入れを使用して膨らませてください。
口で膨らませるのは衛生的に良くありません。
・スーパーボール掬い
金魚すくいのスーパーボールを掬います。
これも掬ったものがそのまま景品になります。
ゴム製の金魚や魚なども混ぜると面白いですね。
・お菓子釣り
ヨーヨー釣りの応用版です。
密封されたスナック菓子の小袋を釣りあげるゲームです。
フックを取り付けておいて釣りあげます。
商品の袋にそのまま付けるのは衛生的にもあまりよくないですから、袋に小さなお菓子を詰め合わせにしたりして外側を覆った方が良いでしょう。
◆スタンプラリーをやってみる
各屋台にスタンプを設置して、コンプリートすると何かもらえるようにしたり、出し物を楽しんで回ってもらう工夫をします。
◆フリーマーケット
都合で食べ物やゲームの屋台を出せないときなどはフリーマーケットは人気です。
事前に参加者を募ったり準備が必要ですが、大人も楽しめる出し物です。
夏祭りは出し物に何をするかに目が行きがちですが、運営していくうえでもかなり前から準備が必要です。
自治会によって何をするかもかなりの差がありますから、役割を決めて準備をして、出し物を決めてください。
夏祭りを成功させるための参考にしてみてください。
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