七夕飾りを保育園で作ったら、大抵は園内の笹に飾るか、家に持って帰って飾りますよね。
願い事を書いてもらった短冊や輪飾りなどいろいろと楽しい製作を行います。
七夕飾り製作にはいろいろなアイデアがありますが、子供たちが楽しく作業できることがたいせつです。
極端に簡単すぎたり、難しすぎたりすると飽きてしまったりするので、どんな作業が自分一人でできるかをよく見てあげることも大切です。
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今回は七夕製作のアイデアを4つ紹介しますが、出来る作業によってどの程度の準備が必用かも合わせて説明していきます。
スズランテープの吹き流し
はじめにこの画像を見てください。
星型にスズランテープで尻尾を付けてそれを子どもたちに割いてもらう作業で作る七夕飾りです。
◆用意するもの
色画用紙
紐
スズランテープ各色
シールまたは折り紙
◆作り方
年齢の低い子供なら、保育士の先生がほとんど完成させておいて、
スズランテープを細く割く作業をしてもらうようにします。
4歳以上になればすべての作業を自分でできるようになっている思いますので、任せてしまいましょう。
①星形を作る
星型はあらかじめ先生が作っておきます。
スズランテープを下に結んで割く時に力がかかりますから、厚手の紙に色画用紙か、折り紙を貼ったものがよいでしょう。
②シールを貼る
デコシールか、折り紙を小さく切った形を先ほどの星形に貼り付けます。
③穴をあける
星型の上側に笹につるす穴、下側にスズランテープを結ぶ穴を開けます。
下側の穴は裏側からセロテープなどで補強しておくと丈夫です。
④スズランテープを結ぶ
数色のスズランテープを用意して穴に通して一回堅結びします。
テープは幅は広いので先を細く丸めるなどして穴に通します。
⑤テープを割く
園児たちが一番楽しくやってくれる作業です。
手で割くこともできますが粘土ベラなど先がある程度尖ったものを使用した方が上手くいきます。
⑥飾るひもを付ける
笹に飾るひもを上の穴につけて出来上がりです。
流れ星が出来上がりました。
風が吹くと細くなったテープが揺れます。
テープを結ぶ作業は園児たちには難しいかもしれませんので、やってあげてもよいでしょう。
すべての作業を任せるのは3歳半から4歳くらいを目安に考えてください。
ユラユラ織姫、彦星
以前このブログの記事
七夕飾り 製作 4歳児に最適な4品の作り方
の最後で紹介したものと同じ作り方です。
紙皿をつかった七夕飾りでしたが、今回はその曲面を利用してゆらゆら揺れるオモチャ風に作ります。
といっても作り方はほとんど同じです。
ハサミで直線を切れるようになった園児には面白い作業になるでしょう。
◆材料
紙皿
絵の具
折り紙
色画用紙
デコシール
◆作り方
織姫様、彦星様顔の輪郭は先生たちが切っておいてあげます。
顔はクレヨンなどで描いてもらっても折り紙で切り抜いたものを貼ってもよいですが、
年齢が低ければすべてのパーツを作っておいて貼るだけにしておいてあげましょう。
①紙皿を切る
紙皿を半分に折って切り込みを入れます。
詳しい作り方は
七夕飾り 製作 4歳児に最適な4品の作り方
を参考にしてください。
このときに注意するのはお皿の裏側が表になるように折ってください。
表面は内側になるようにします。
折った時に一番底になる部分い小さな粘土などをセロテープで貼り付けて重心にしておきます。
端っこの方にはスズランテープを細く切ったものを数本内側から貼り付けておきます。
彦星様側には青系統、織姫様側にはピンク系統にします。
紙皿は自立するように貼り合わせないで下側が開いているように折るだけにします。
②色を塗る
お皿全体に色を塗ります。
色を塗らずに折り紙を切ったものを貼り付けて模様を作ってもよいでしょう。
乾いたらシールや切った折り紙で模様を貼っていきます。
③着物を貼る
柄のついた千代紙や折り紙を使用して織姫、彦星の着物を貼ります。
④顔を作る
織姫様と彦星様の顔をつくります。
⑤顔と紙皿を貼りつける
顔と紙皿を貼り合わせます。
これで完成です。
笹飾りとはちょっと違ったマスコットになります 。
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あみ飾りと吹き流し
今度はあみ飾りと吹き流しを組み合わせて作ってみます。
吹き流しは七夕祭りなどで大きなものが良く見られますね。
◆材料
折り紙
紐
◆作り方
主に貼り付ける作業です。
年齢問わずできますが、ハサミが使えるなら、折り紙を切るところから自分でやってもらいましょう。
もし、出来ない年齢なら切ったものを張り合わせる作業をやってもらいましょう。
①折り紙を切る
はじめに吹き流しの上の部分をつくります。
派手に銀や金の折り紙をつかって細く切ります。
次は吹き流しの部分です。
気に入った色の折り紙を細く切ります。
先ほど切った銀色の幅いっぱい分作ります。
②紙を貼る
貼り付けて吹き流しを完成させます。
最後は丸くしてノリで留めます。
③金魚を作る
金魚か魚の形を切り抜きます。
単純な形ならこのブログの記事
七夕飾り 保育園で2歳児が楽しめる作り方
に切り方を紹介していますので参考にしてみてください。
④編み飾りを作る
折り紙を折ってハサミで切る作業です。
七夕飾り製作 3歳児がハサミで作る笹飾り
で切り方を紹介しています。
3歳児くらいならば身近に直線を切ることができるようになっているでしょう。
切った後に拡げる作業が特に楽しいです。
⑤星型を切ります
星型も折り紙をつかって切り出します。
つくり方はちょっと難しいかもしれませんが、
七夕飾り 製作 4歳児に最適な4品の作り方
に折り方と切り方を紹介していますから、一緒に折ってあげましょう。
表側と裏側の2枚を切ります。
⑥組み合わせる
紐を一本用意して、吹き流しに貼ります。
その紐を挟むように星を貼ります。
星のすぐ下にあみかざりを付けます。
あみかざりには魚を貼ります。
これで完成です。
軽いので七夕の笹飾りにもよいと思います。
年齢の低い園児には
吹き流しを貼る作業
あみかざりを拡げる作業
魚を拡げる作業
をやってもらうようにします。
4歳くらいになると全部の作業がひとりでできるようになっていると思います。
写真付きの変わり短冊
今度は子供の写真のついた短冊です。
どちらかというと年齢の低い子供に向いています。
ある程度作業は保育士の先生がやっておく必要があります。
◆材料
色画用紙(または小さな紙皿)
デコシール(または折り紙)
スズランテープ
園児一人一人の画像
◆作り方
先生達の作業は
園児一人一人の画像を撮影しておく
色画用紙、又は紙皿を使って輪を作っておく
折り紙を使って星形や三角形を切り抜いておく
願い事用の星形を切り抜いておく
などです。
デコシールを使用するときには折り紙で形を切る作業は必要ありません。
①写真にスズランテープを貼る
自分の顔写真の裏にスズランテープを細くしたものを貼ります。
好きな色を好きなだけ貼ってもらいます。
セロテープをつかって貼ります。
②輪を完成させる
輪にデコシールや折り紙を貼って色とりどりに仕上げます。
③願い事を書く
願い事は基本、先生が書いてあげましょう。
七夕の短冊 保育園で願い事を書く時の年齢別の方法
でも触れていますが、自分で書くのは難しいでしょう。
年齢に合わせた方法で書いてあげてください。
④全て貼り合わせる
すべてを輪に貼り合わせて出来上がりです。
顔写真があると願い事が叶う雰囲気がずっと大きくなりますね。
七夕飾りを保育園で製作するときには同じものでも、園児の年齢によってできる作業が違ってきます。
先生達のサポートがあればどんなものでも楽しんで作ってくれると思います。
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