保育園では母の日に保護者の方にプレゼントを製作して渡すことが良く行われます。
年齢は様々ですが、今回は2歳児くらいでも作れるプレゼントを紹介したいと思います。
スポンサードリンク
プレゼント製作では園児の発達に合わせてある程度材料を加工したり、サポートしてあげることで当日の製作がスムースに行われます。
また、もう一点、母の日のイベントやプレゼント製作をする前に事前に行っておく必要のあることが
調査、保護者のかたとの打ち合わせ
です。
母親がいない、両親揃っていない、離れて暮らしているなど家庭環境は様々なので、各園児の事情を把握することがたいせつです。
特に5月、6月は母の日、父の日などが絡んできますから、事前に知っておかなくては子どもを傷つけてしまいます。
このあたりの対処の一例から始めてみたいと思います。
母の日のイベントについて
園児によって家庭の事情は様々です。
まず、子どもの家庭を知ることから母の日のイベントはスタートします。
◆保護者との打ち合わせ
保育園に通ってきているということは、必ず保護者の方がいるわけです。
いつもの送り迎えが母親か父親か、祖父母かによっても園児の家庭環境は推測できる訳ですが、改めて各園児の保護者の方と直接話し合って打ち合わせをしておく必要があります。
そこで家庭の事情を正確に把握しておきます。
母親がいない(離婚した、他界した)
父親がいない(離婚した、他界した)
祖父母と暮らしている(両親とも他界)
上のような例の場合には、母の日としなくても日ごろお世話になっている保護者の方へのプレゼント製作にするか、母の日を特別に園の行事にしないなどの配慮が必要です。
両親と一緒に暮らしていない(単身赴任)
祖父母と暮らしている(両親が遠くで仕事をしている)
離婚していても父親または母親に会うことはできる状態
このような場合には保護者の方と相談のうえ、プレゼント製作を行ってもよいと思います。
また、「母の日」を「ありがとうを伝えたい人にプレゼントを作る日」としている保育園、幼稚園もあります。
母の日については保護者のかたとの打ち合わせと子どもへの配慮がいつも以上に必要になります。
◆プレゼントをもらう役割
子どもたちは一生懸命プレゼントを作ると思いますが、受け取る人が喜んで受け取ることでプレゼントは成立します。
今回紹介するプレゼント製作は似顔絵などですが、家で飾ってあげること、実際にある程度の期間使ってあげることがたいせつな気遣いとなります。
プレゼントをもらう役割として保護者の方も参加する、という意識が必要になります。
では、プレゼント製作に移りましょう。
似顔絵付きのメッセージカード
お母さんへの感謝の言葉と似顔絵を組み合わせた二つ折りのメッセージカードです。
◆準備するもの
・折り紙で作ったカーネーション
・メッセージカード
・似顔絵用の画用紙
メッセージカードには先生が一番上に「おかあさん だいすき ありがとう」の文字を一番上に、
その下に「すきなところ」、「すきなりょうり」
を書くスペースをつくります。
これは手書きでもパソコンで打っても構いません。
画像のように上側にメッセージ、下側にカーネーションと似顔絵を貼れるように色画用紙を切って折り目を付けておきます。
ここまでは準備して園児たちに取り掛かってもらいましょう。
◆作り方
①カーネーションを作る
花の部分を作ります。
この動画を参考に折り紙をつかってつくります。
②似顔絵を描く
小さな画用紙を配ってお母さんの似顔絵を描いてもらいます。
または贈る自分の似顔絵でも構いません。
2歳児くらいになればクレヨンを使って描くのが一番慣れているでしょう。
③メッセージカードを完成させる。
先生が作ったメッセージカードに園児が書き込みます。
字が書けないときには、園児たちに「すきなところ」と「すきなりょうり」言ってもらって、文字に書いてもらいます。
それを園児が真似てかきます。
たどたどしい文字ですが、先生が書くよりはずっと気持ちが伝わります。
④貼り付ける
メッセージカードとカーネーション、似顔絵を画像のように貼り付けます。
最後に下に名前を書いてもらって完成です。
スポンサードリンク
似顔絵壁掛けを作る
今度は似顔絵をつかったもう一つの製作です。
◆準備するもの
・ハート形の色画用紙
・デコシール各色
・丸い画用紙
ハート形の色画用紙は裏に厚紙などを貼っておいた方が丈夫に出来ます。
デコシールは丸やほかの形を100均などで探します。
似顔絵を描いてもらう画用紙は初めから丸く切っておきます。
◆作り方
①カーネーションを作る
先程の折り紙の折り方を参考にしてカーネーションを作ります。
茎の部分と葉の部分は緑の折り紙を切って貼るだけにしておきます。
②似顔絵を描く
丸い画用紙に似顔絵を描きます。
③デコシールを貼る
ハート形の回りに沿ってデコシールを貼ります。
好きな色を貼ってください。
④似顔絵と花を貼る
出来上がったハート型に似顔絵をカーネーションを貼ります。
⑤名前を書く
「おかあさん ありがとう」の文字と自分の名前を書きます。
先生が描いてあげてもよいですが、ホワイトボードにお手本を書いてあげて、園児が真似してもらってもよいでしょう。
壁掛けの写真フレームを作る
紙皿をつかった写真フレームです。
フレームの部分の大半は先生が仕上げておきます。
◆準備するもの
・紙皿
・写真
・花
・マスキングテープ
紙皿は同じ大きさのものを2枚用意して1枚の真ん中をくりぬいてもう一枚に貼り付けます。
貼り付ける前に色を塗ったり、折り紙を貼り付けてフレームに色を付けておくとよいです。
紐で吊るときの穴もあけておきましょう。
写真は受け取るお母さんとの思い出の写真を選んでおきます。
このあたりは保護者のかたとの打ち合わせで用意してもらうようにします。
◆作り方
①カーネーションを作る
花の部分をさきほどの動画を参考にして作ります。
6つくらい作ります。
②写真を縁取りする
マスキングテープを写真の枠に貼って縁取りします。
③メッセージ部分を作る
先生が作ってあげても、園児の手書きでもよいですが、2歳児くらいなら先生のお手本を真似ることもできますから、できれば直筆でやってもらいましょう。
④写真と花とメッセージを貼る
紙皿のフレームに写真とメッセージとカーネーションを画像のように貼り付けます。
穴に紐を通して完成です。
お手伝い券つき似顔絵壁掛け
今度はお手伝い券がついた壁掛けを作ります。
◆用意するもの
・厚紙
・色画用紙
・画用紙
厚紙を適当な大きさに切って色画用紙を貼っておきます。
カーネーションの花を赤い色画用紙を丸く切ってハサミで回りに切れ込みを入れます。
似顔絵を描く画用紙はこの花に収まる大きさにしておきます。
◆作り方
①似顔絵を描く
丸い画用紙に似顔絵を描きます。
出来あがったらカーネーションの花に貼ります。
②カーネーションと茎を貼る
色画用紙を貼った厚紙の真ん中にカーネーションと茎と葉を貼り付けます。
③ポケットを作る
画像のように下3分の1くらいに模様の入った画用紙を巻き付けて貼ります。
底が抜けないように底の部分はしっかりと糊付けします。
メッセージを別の紙に書いてポケットの部分に貼ります。
乾いたら、壁につるす紐を付ける穴を上にあけておきます。
④お手伝い券を作る
色画用紙をポケットに入る大きさに切ります。
手書きで「おてつだいけん」と書き込みます。
ポケット側のノリが完全に乾いたら、券を入れて出来上がりです。
これをプレゼントしてお母さんがお手つだいしてほしいときに使ってもらうようにします。
2歳児くらいだと字を書くことは少し難しいと思いますが、できる限りお手本を真似して書いてもらうようにします。
母の日のプレゼント製作の参考にしてみてください。
スポンサードリンク
合せて読みたい記事
母の日の壁面飾り 保育園で飾るカーネーション
母の日に保育園で作るプレゼント 簡単おすすめの2点
母の日に保育園で1歳児が製作するもの 配慮とアイデア
5月の壁面製作 こいのぼり以外の作品
コメント 0