5月に良く作られるモチーフで意外なものがいちごです。
いちご狩りの季節がちょうどその頃に重なるため、壁面飾りや工作で作られることも多いようですが、
いろいろな楽しみ方ができるのも魅力です。
今回は壁面に飾るものでも平面の工作と立体のものの2種類を紹介します。
壁面工作は年齢に合わせて作業を考えて行います。
では始めましょう。
皆の作品を壁面にかざる方法
いちごのつくり方は主に
・色画用紙を切り抜いてつくる
・クレヨンなどで描く
の二通りです。
今回は保育園など年齢の低い子どもたちを想定してみます。
◆材料
模造紙(背景用)
色画用紙各色
クレヨン
画用紙
この他、年長さんならハサミを自分で使って切ってもらいます。
◆作り方
①いちごの外形を切る
いちごの形を赤の色画用紙から切り出します。
ハサミをつかうのが危ない年齢なら、保育士の方など大人の方が切っておきます。
②ヘタの部分を切る
緑の画用紙からヘタの部分を切り抜きます。
③いちごの種を描きこむ
先ほど切った赤の画用紙にイチゴの種をクレヨンで描きこみます。
楽しく作業してもらいます。
種の数や形は子供たちに任せます。
④ヘタの部分を付ける
出来あがったらヘタの部分を糊付けしていちご本体は完成です。
⑤画用紙に貼る
小さめの画用紙に出来上がったイチゴを貼ります。
端に自分の名前を書きます。
⑥背景に貼る
一人一人が作ったいちごをあらかじめ作っておいた背景に貼ります。
背景は緑色か水色の模造紙をつかってイチゴの葉っぱの形に切り抜いた緑の色画用紙をはって作ります。
全員の作品が貼れるようにあらかじめ大きさを測って決めておきましょう。
年長さんならハサミをつかった作業を取り入れて、年少さんやもっと年齢が低い子どもならクレヨンで種を描く作業と貼り付ける作業を楽しんでもらいましょう。
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いちごの壁掛け
今度はもう少し応用してみます。
紙皿をつかった壁掛けを作ってみます。
いちごは先ほどと同じように作ります。
◆材料
紙皿
折り紙(水色)
色画用紙(赤、緑)
クレヨン
リボン
ノリ
セロテープ
◆作り方
①紙皿に折り紙を貼る
紙皿の表面に折り紙を千切ってノリで貼っていきます。
多くの紙皿は表側が水をはじく加工がしてあるので裏側の方がうまくつきます。
折り紙は外側を最初に貼って徐々に中央を埋めるように貼っていくと貼り残しが出来ずにきれいに出来あがります。
②穴をあける
折り紙を貼り終えたら、パンチでひもを通す穴を上側に2か所開けます。
最後にここにリボンを通してちょうちょ結びにします。
③いちごを作る
先程と同じようにしてイチゴを作ります。
④いちごの葉っぱを作る
いちごの葉の形を緑の色画用紙から切り抜きます。
あまり隙間が開かないように大きさを決めます。
⑤葉っぱを貼る
紙皿に最初、葉っぱを貼ります。
⑥いちごを貼る
次にいちごを貼ります。
葉っぱとのバランスをとりながらうまく貼ります。
⑦リボンを通す
ノリが乾いたら、用意しておいたリボンを裏側から通して、表で蝶結びにします。
これで壁に掛けられるようになります。
リボンは蝶結びになっているものをテープで貼ってもよいでしょう。
その際には壁にかけるためのものもテープで裏に貼るようにします。
最後に名前を書いて完成です。
立体的ないちごの壁面工作
今度はいちごを立体的にしてみます。
基本的なつくり方は画像のようにします。
①白い紙を丸める
芯になるものなのでどんな物でもよいですが、重くならないように気を付けます。
紙などが適当です。
②折り紙にいちごの模様を描く
クレヨンなどをつかって折り紙にいちごの種を描きます。
③包む
芯になる紙を模様を描いた折り紙で包んで裏側をテープで留めます。
④ヘタを付ける
ヘタの部分を色画用紙から切って付けます。
紙を丸めたりする作業は子供にとっても面白いので楽しんでくれると思います。
では、この立体的ないちごで壁面製作をしてみます。
◆一人一人が作品を作る
はじめは子どもたち一人一人が作品を作ります。
①背景を作る
背景になる色画用紙を選んで、いちごの葉と花を貼ります。
いちごの葉と花は色画用紙から切ります。
②いちごを貼る
2つか3つ、先ほどの方法で作ったいちごを上から貼ります。
葉と花といちごの実のバランスに注意しながら貼ります。
③名前を書く
最後に名前を書いて出来上がりです。
切り紙と違っていちごが立体的になるとだいぶ雰囲気が変わってきますね。
ここでは種の色は白で塗っていますが、黒でも構いません。
いちごの模様に見えればよいのです。
◆みんなでいちご狩り?
いちご狩り遊びができるようにアレンジする方法です。
用意するものはマグネットがつく大きめのホワイトボードとフック付きのマグネットです。
①ホワイトボードを作る
用意したホワイトボードに水色の模造紙を貼ります。
四隅をテープで留めて固定します。
つぎにフック付きのマグネットを所々に配置します。
この時点で模造紙の上からだとマグネットが弱いと感じたら、模造紙なしで直接ホワイトボードに付けるようにしてください。
次にいちごの蔓を作ります。
緑色の和紙などを細く丸めて、先ほどつけたマグネットの部分を通過するようにテープで貼ります。
最後に葉っぱを色画用紙から切り抜いて蔓に沿って適当に散りばめます。
②いちごに輪ゴムを付ける
先程と同じようにいちごを作って、後ろに輪ゴムをセロテープで固定します。
③フックにいちごを掛ける。
それぞれのいちごについている輪ゴムをフックにかけたら準備完了です。
園児皆で作ったいちごでいちご狩りあそびができます。
遊ぶ時には次の点に注意してください。
・ボードを高い位置にせず、園児が上から輪ゴムを外せる高さにしてください。
下から引っ張ると輪ゴムが伸びて、外れた時に危険です。
また、マグネットがボードから外れて飛んでくる可能性があります。
この工作はブドウ狩りのシーズンにも応用できますからあそびの参考にしてください。
単純そうで作るのも簡単に見えるいちごの壁面飾りですが、工夫次第で違った楽しみ方もできます。
5月はぜひ試してみてください。
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